ヌメ革製品の汚れを防ぐ方法2選|(黒ずみ&指紋)

ヌメ革製品の汚れを防ぐ方法2選|(黒ずみ&指紋)革製品のお手入れ

紹介するのは、黒ずみや指紋などの汚れをつきにくくする方法です。

水シミを目立たなくする方法は以下リンクで紹介しています。

ヌメ革の水シミを目立たなくする方法は水拭きです
ヌメ革シザーケースにシミができてしまいました。目立たなくする方法はありますか?カラーはナチュラルでまだ2回程しか使用してお...
この記事のテーマ
  • ヌメ革の汚れを防ぐテクニック
  • テクニックの根拠

早速、やり方2パターンに分けて紹介します。

この記事を書いた人
dete

・レザーブランド"dete"の人
・職人歴10年/元・美容師

【デテログはこんな方向け】
・レザクラの腕を上げたい
・革のケアの腕を上げたい
・「革」に詳しくなりたい

【日曜】【水曜】【たまに金曜】
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ヌメ革製品の汚れを防ぐ方法2選

やり方

  1. 防水スプレーorジェル

  2. ロウ入りのクリームを使う

なぜ2種類?

2種類のやり方を紹介する理由ですが、どちらの方法も一長一短あり、どこを優先するかをご本人に選んでいただきたいから。

それぞれの特徴
  • 防水スプレー・・・効果大だけどエイジングしにくくなる

  • クリーム・・・保湿もできてラクだけど効果はうすい

防水スプレーorジェルで汚れを防ぐ方法

効果が大きく、風合いも変化しにくい方法です。

やり方

やり方
  • ブラッシング
  • 防水スプレー
  • 乾いたらブラッシング

以上

使うスプレーorジェル

防水スプレー&ジェルはこの辺り。ジェルの方がお得ですし量の調節もできますが、効果はスプレーより劣ります。

他には、防水防汚+保湿もできる優秀なスプレーもあります☟

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注意点とデメリット

デメリット
  • スプレー跡が残る
  • エイジングが止まる
スプレー跡が残る

最初は多少スプレー跡が残ることがあります。しかし、その程度の跡はヌメ革を使っていくとすぐに目立たなくなります。それくらい変化しやすい革です。

コツは、全体にムラなくスプレーすること。ジェルタイプの方がムラにはなりにくいです。

エイジングが止まる

防水スプレーは汚れや水シミを防いでくれますが、同時に紫外線もカットします。

つまり、日焼けによるエイジングにもブレーキをかけてしまうということ。

エイジング好きの方には物足りないかもしれません。

逆に、日焼けさせたくないならむしろ好都合ともいえます。

ロウ入りのクリームで汚れを防ぐ方法

防水スプレーやジェルほど長持ちせず効果もうすいですが、クリームなら革に栄養を補いながら汚れ防止ができます。

やり方

やり方
  • ブラッシング
  • クリームを塗る
  • 乾いたらブラッシング

以上

使うクリーム

おすすめはコロンブスのモイスチャークリーム。

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商品サイズ (幅×奥行×高さ) :2.2×3.9×2.4

栄養補給しながら高いはっ水効果も発揮し、汚れを防ぎます。

ラナパーを持っているという方はそれでもいいです。

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これらのクリームに対して、ロウ分があまり入っていないクリーム(デリケートクリームや動物性オイルなど)は表面にとどまらず浸透してしまう為、よごれを防ぐ効果はあまり期待できません。

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「ラナパーは革に悪い」は本当か?|デメリットとメリットを解説

注意点とデメリット

デメリット
  • 効果が小さく持続しない
  • 色が濃くなる
  • 革の透湿性も下げてしまう
効果がうすく持続しない

防水スプレーやジェルに比べると汚れ防止効果はちいさく、持続性も低いです。

色が濃くなる

革の色が濃くなります。

これは他の多くのクリームも同様なので、お手入れをする上では避けられないともいえます。

ロウは透湿性を下げる

厳密に言えばの話ではありますが、ロウを塗ることで革の透湿性は下がります。

透湿性が下がると何が問題かというと、湿気が内部にこもりやすくなり、カビや雑菌の繁殖リスクが上がるということ。

対して、防水スプレーをかけた状態というのは、生地でいうところのゴアテックスのような状態。水ははじきますが水蒸気は通します

とはいえ、よほど分厚く塗らない限りは、ロウ入りのクリームを使ってもハッキリとした問題になることはないです。
極端な塗りすぎにだけ気を付けましょう。色ムラの予防にもなります。

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黒ずみや指紋などの汚れの多くは、水を吸う時に一緒にしみ込んでしまっています。

特に黒ずみは革のタンニンと鉄の結合で起こるのですが、水に濡れた時に反応して色が変わるようです。

だから、水を吸いやすいヌメ革の性質を吸いにくい性質に変えてあげれば、汚れが付きにくい革にすることができると考えています。

今回紹介した2種類の方法はどちらも、革の吸水性を抑えることでよごれの定着を防いでいます。

ちがいは、防水スプレーの成分で水をはじく革に変えるか、ロウで革表面をカバーするかです。

それぞれのメリットデメリットを確認の上、やり方を選んでください。

この記事は以上です。他にも革のお手入れ関連の記事をいろいろと書いています。

例えば、

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など。

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使った道具

 

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