ヌメ革シザーケースにシミができてしまいました。
目立たなくする方法はありますか?
カラーはナチュラルでまだ2回程しか使用しておりません。
お問い合わせありがとうございます。
それはショックですね。
ナチュラルのヌメ革は革らしい経年変化が期待できる色ですが、水シミや汚れも付きやすいです。
シザーケースでもお財布でもバッグでも使える水シミ対策のお手入れ方法をご紹介します。
黒ずみや指紋を防ぐケアについては☟こちらで書いています。
ヌメ革の水シミを目立たなくするお手入れ|水拭き
シミの原因が”水だけ”の場合、革全体を水拭きしてあげることで、シミを目立ちにくくすることができます。
具体的な方法は以下の通りです。
水拭き方法
- 全体をブラッシングする
- 濡らして硬く絞った清潔な布で優しくなでるように拭く
- 完全に乾くまで影干し
- 革用のクリームを全体に薄く塗り、再び陰干し
- ブラッシング
クリームは、シュプリームクリームデラックスか、エム・モゥブレィ デリケートクリームがおすすめ。
ブラシは馬毛か化繊毛のものがおすすめ。
水シミができにくい革にする方法
これ以上水シミができにくいようにするためには、防水スプレーを定期的に使うのが有効。
繰り返し使うことで、水シミできにくい状態に変えることができます。
おすすめのスプレーの使用頻度の目安は、2週間に一度くらいですが、状況を見ながら調整してください。
防水スプレーの手順
- ブラッシング
- 防水スプレー塗布
- 完全に乾いてからブラッシング
- 革用クリーム塗布(同時にクリームを塗る場合はこのタイミングで)
スプレーは、フッ素系やフッ化化合物使用と書かれたものを使用してください。
おすすめはコロニルのこちら。
防水スプレーについてもっと詳しく知りたいという方はこちら。
最後に
使い始めてすぐにシミが出来てしまってさぞショックだったことと思います。
でも、気を落とす必要はありません。水拭き&クリームのお手入れで目立たなくすることは可能です。
水拭き方法
- 全体をブラッシングする
- 濡らして硬く絞った清潔な布で優しくなでるように拭く
- 完全に乾くまで影干し
- 革用のクリームを全体に薄く塗り、再び陰干し
- ブラッシング
ヌメ革は、たとえシミができても、使っていくうちに目立ちにくくなり、とてもいい雰囲気を作り出してくれます。
そのころには革に馴染み、とても愛着の持てるヌメ革製品に育っていることと思いますよ。
適切なお手入れをしながら、長くご愛用いただけましたら幸いです。
濡れた財布の手入れ方法はこちら☟をどうぞ
防水スプレーの吸引を原因とする健康被害が報告されています。必ず屋外で使用する、顔の近くで使用しない、マスクを使用するなど、商品の注意書きを守り、正しく使いましょう。
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