「ラナパーは革に悪い」は本当か?|デメリットとメリットを解説

ラナパーって悪いの?革製品のお手入れ
ラナパーとは・・・蜜蝋を主成分とした革製品・家具用のワックス。

日本で最も有名なレザーケア用品と言っても過言ではないでしょう。

おすすめする意見がたくさんある一方、有名であるがゆえなか、ネット上の悪評もちらほらみかけます。

私自身、他のメーカーのケア用品の方が良いイメージがあって、以下のようなツイートをしていました。

本当に使えないのか?使うデメリットとメリットは何なのか?

革のケア用品を20種以上試した革職人がラナパーを買い直して確かめました。
解説します。

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「ラナパーは革に悪い」は本当か?

ラナパーって悪いの?

結論は、使い方次第!用途によっては優秀なケア用品です。

そんなの当たり前じゃん!

と思ってしまいそうですが、革のケアにおいて適材適所の考え方はとても大切なことなので、きちんと理解していただきたいです。

ラナパーの良い所と悪い所をまとめると以下の通り。

  1. 良い所:ヌメ革の汚れと水シミ防止が優秀
  2. 良い所:塗りやすくて使いやすい
  3. 良い所:お肌に優しい
  4. 悪い所:乾いてしまった革の修復に向かない
  5. 悪い所:塗り過ぎ注意

それぞれ解説します。

ラナパーの良い所|ヌメ革の汚れと水シミ防止にはかなり優秀

ラナパーの主成分は蜜蝋です。

蜜蝋は表面を覆ってくれるので、水を弾き、小傷もつきにくくしてくれます。

シミや汚れが付きやすいヌメ革との相性は非常に良いです。

ラナパーの良い所|塗りやすくて使いやすい点は◎

ラナパーは気温に関わらず安定して硬いワックス状です。

ラナパーって悪いの?
付属のスポンジが使いやすい。
スポンジで塗るとムラになりにくく使いやすいのが特徴。

革の手入れをしていない方をみつけたら・・・

「コレ使っとけ。スッ」とラナパーを渡すとスマートでかっこいい。お財布などとセットでプレゼントするのもいいですね。

初心者の方にも失敗なく使っていただけると思います。

ラナパーの良い所|お肌に優しい

お肌がデリケートな方だと、革のケア用品で手荒れしてしまう可能性があります。

ラナパーはどうかというと、化粧品基準の天然原料のみを使用しているので安心感があります。

Renapur最大のこだわりとは?
使用する原料の品質です。

化粧品としての基準をクリアした原料以外は使用しません。
高品質の天然原料ありきというスタンダードが他社製品との違いと言えます。
また、原料それぞれの効果を最大限発揮するために、特殊なプロセスで配合しています。

参考 ラナパーとは

ラナパーは有機溶剤を使っていないので、デリケートな革にもお肌にも優しいです。

ラナパーの悪い所|乾いてしまった革の修復には向かない

ラナパーはクリームではなくワックスです。デリケートクリームはラノリンや植物油などの保湿成分がメインなのに対し、ラナパーの主成分は表面を覆う蜜蝋。

つまり、ラナパーの主な効果は、表面を覆って水分や油分が抜けるのを防いだり、水をはじいたりすることだということです。

保湿や柔化効果もありますが、デリケートクリームに比べると効果は控えめで、油分が抜けたダメージレザーに使ってもあまり効果はありません。

デリケートクリームの選び方はこちらを参考にしてください。

ラナパーの悪い所|塗りすぎ注意

ラナパーは塗り過ぎると良くないかも。

良くない理由は、塗り過ぎると革の通気性を下げてしまい、カビや雑菌を増やしてしまう可能性があるからです。
ミコガイ
ミコガイ

蜜蝋がベタついて革を汚れやすくしてしまうデメリットもあります。

厚く塗り過ぎるといいことはないので気を付けましょう。

ラナパーは革のプロもおすすめしている?

以前、ある革職人の方と革製品に最適なケア用品は何か?について話し合ったことがあります。
その方がミネルバボックスで有名なバダラッシカルロ社の方に聞いた話では、

「革に一番良いケア用品はラナパー。」

だそうです。

何が良いかというのは革によるし使い方にもよるし、気候にもよります。

とはいえ、タンナーの方がおすすめしているという情報は、ラナパーを検討する際に参考になる話といえるでしょう。

ラナパーが革に悪いと言われる理由

ラナパーを否定する人の意見によると、ラナパーに含まれる蜜蝋が革の通気性を悪くするから革に良くないという意見が多いです。

私個人の考えですが、塗り過ぎなければ問題は無いかなと思います。

ただ、注意点もあります。

ラナパーを塗ってすぐの状態では、防水スプレーの効果はほとんどなくなりますし、他のクリームも浸透しにくくなります。

そういった性質に注意すれば大きな問題は無いのではないかと思います。

メリットとデメリットまとめ

水シミや小傷防止の効果があるので、ヌメ革をキレイに使いたい方にはおすすめです。

厚く塗り過ぎると良くないですが、スポンジで塗ればそうそう塗り過ぎることもないでしょう。
なので、革の手入れに慣れていない方へのプレゼントにもいいかもしれませんね。

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ラナパーの使い方

ブラッシングは革のお手入れの基本

革職人の私がおすすめする使い方を紹介します。

ラナパーの使い方
  1. ブラッシング(汚れ落とし)
  2. ラナパーを付属のスポンジで塗る(薄く全体に)
  3. 風通しの良い所に放置(乾くまで)
  4. ブラッシング(完全に乾いてから優しく)

 

ブラッシングのやり方参考。こする音が大きいですが、これはカメラが近いからです。
強くこすってはいけません。

こちらはラナパーの塗り方。むずかしいことは考えず、スポンジを使って優しく延ばすだけです。

以上。

革製品用のブラシは[エム・モゥブレィ] 仕上げ用化繊ブラシか、[コロニル] 馬毛ブラシのどちらかを買っておけば間違いないです。

こちら☟で革製品用ブラシの比較と解説をしています。

ラナパーの買い方

ラナパーの販売店は?

ハンズやジョイフル本田、カインズなどのホームセンターで手に入ります。
革製品のお店では扱っていない場合もあるので、その場合はネットで買うのが確実かもしれません。

Amazonや楽天でももちろん買えます。

最適なサイズ

ラナパーには3つのサイズがあります。

ラナパーのサイズは3種類!
  • 5ml お試し用
  • 100ml ☆おすすめ
  • 250ml ヘビーユーザーならお得
ラナパーのおすすめは100ml。容器がほどよく大きいので使いやすいです。

5mlはお試し用にうれしいサイズですが、本当にちょびっとです。また、容器が小さいのでスポンジを使って広く塗るのが難しいのが難点。

バッグのように大きい物に使うなら、100mlや250mlの方が効率的でムラもできにくくなります。

ちなみに、ラナパーはデリケートクリームに比べると減りが遅いので、よほどのヘビーユーザーでない限り250mlは必要ないかなと思います。

まとめ

ラナパーは革をキレイに長く使いたい方にはおすすめできるケア用品です。

長い間ケアをしていない革製品に使うには保湿成分が足りない可能性があるので、その場合はコロニルのシュプリームクリームデラックスがおすすめです。
おすすめする理由や詳細は以下の記事でご覧ください。

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