この記事にたどり着いたということは、あなたも大切な革製品にカビを生やせてしまった人の一人でしょうか?
大丈夫。きっと元通りになります。
この記事では、革靴やバッグなどのカビを取り除いて安心して使えるようにする方法をお話します。
革のカビを除去するのは当たり前。でもそれだけじゃ無意味です。
最初に結論となる部分を書いておくと、カビが生えた革製品を元通りにする為には、カビをきちんと取り除き、カビが生えにくい革に変えるところまでがセットです。
必要な道具は、アルコール濃度80%前後の消毒液とティッシュ、“カビ革命”というカビ防止剤を使います。
アルコール以外のカビ取り消毒液をお使いになることをおすすめいたします。
モールドクリーナーは、有機ヨードを使った消毒、カビ予防液です。
シューケアの一流ブランドエム・モゥブレィの製品なので、革に対する影響面では安心してお使いいただけるのではないでしょうか。
カビの拭き取り方
- 作業は屋外で行います。取り掛かる前に汚れてもいい服装に着替え、マスクをしましょう。
- 除去に必要な道具は、ウェットティッシュ(無ければティッシュか、不要なTシャツのような柔らかい布)
- ウェットティッシュにアルコールをたっぷり吹き付けて、カビを拭き取ります。
※後で紹介するカビ革命やモールドクリーナーを使う場合も同様に布などに吹き付けてカビをふき取ります。
カビが生えにくくする
最近のカビ対策は、カビを殺すのではなく生えにくくするという発想の商品が多くなってきました。
この種類のカビ対策が優れている理由は2つ。
- そもそも内部のカビまで退治するのはほぼ不可能と割り切ったところ
- 塩素を使っていないので木や革や布にも使えるところ
簡単に使い方を説明すると、カビを拭き取った革にカビが生えにくくするケア剤を浸透させて、カビの繁殖を止めるという作業を行います。以下手順です。
- 防カビ剤をスプレーする
- 乾くまで風通しの良いところで陰干し
- ブラッシングor乾拭き
1週間くらい様子をみて、まだカビが出てくる場合は、カビの拭き取りからもう一度工程を繰り返します。今度は前回より多めに防カビ剤をスプレーしましょう。
これで完了です。
ここからは、作業を行う注意点や、商品のおすすめをご紹介していきます。
カビ対策におすすめの道具
ここからは必要な道具を紹介します。
カビの拭き取りにおすすめ。アルコール消毒液
スプレーになっていてアルコール濃度70~80%程度のものが消毒効果が高く手に入りやすいのでおすすめです。ここで紹介するものは、食器や食品に直接かけても大丈夫なくらい安心なアルコールです。
ドーバー パストリーゼ77
うちはこの消毒用アルコールを5リッター買いwしましたが、もっと小さくて使いやすいボトルでも売っているのでご紹介します。
消毒液と聞くと病院のようなツンと来る匂いを想像してしまう方もいるかもしれませんが、このアルコールは優しい匂いなので使いやすいと思います。
ハイアルコールスプレー アルコール除菌剤 1L
こちらはLIONのアルコールスプレー。
1Lと量が多いですが、金額は先ほどのドーバーとあまり変わりません。先ほどのドーバーはアルコール度数が77%こちらのLIONは67.9%。消毒に適したアルコール濃度は、70~80%が一番効果が高いと言われています。濃度が高すぎても効果が落ちてしまうのです。
カビの繁殖を抑制する!新しい防カビ剤
革製品にも安心して使える防カビ剤です。
カビ革命
「殺す」から「生やさない」への新発想
キャッチコピーの通り、生やさないことを目的とした防カビ剤です。何だか怪しい・・・と思って買ってみたのですが、本当に生えてこなかったのでおすすめします。
使い方は、カビを取り去ったカバンなどにまんべんなくスプレーするだけ。とてもカンタンです。何日かおいてから乾拭きして様子を見て見ましょう。
注意点として、必ず目立たない部分で試してから使いましょう。全ての革製品に使えるというわけではありません。安全な商品ですが、使う対象物の素材によっては、シミになったり変色したりする可能性もあります。
もっとも、カビが生えてしまった状況では、多少のリスクを取って除去に挑む覚悟は必要かもしれません・・・健闘を祈ります!!
その他、有機ヨードを使ったカビ除菌剤などもあります。
こちらは革製品のケアグッズを作っている老舗の商品なので、革に使う上での安心感はあるかもしれないですね。
どうしても落とせなかった場合、自分でお手入れするのに不安がある方は、プロに依頼するのが確実です。


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お待ちしております。
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