銀面(表面)が割れやすい革は悪い革?割れを防ぐお手入れ方法も紹介

革製品のお手入れ
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先日、このような質問をいただきました。

以下、回答全文です。

銀面が割れにくいのはいい革です。
では、割れやすい革が全部粗悪かと言われると難しいところです。

例えば、コードバンやブライドルレザー比較的割れやすい印革ですが、コードバンは特に高級品です。

素材はケースバイケースで状況によって選ぶものなので、良いか悪いかと一言で言うのは難しいですね😅

革製品の銀面が割れてしまったらショックですよね。

ところで、革がひび割れてしまう原因は何だか知っていますか?

革が割れる原因は、油分と水分が抜けておこる革の硬化。
特に、サイフの曲がる部分や、手帳の背の部分などに起こります。

そうならない為に適切なケア大事なのですが、そもそも革の種類によっても、割れやすかったりそうでなかったりします。

われやすい革は悪い革なのか?どんな革がわれやすいのか?

詳しく掘り下げていきます。

銀面(表面)が割れやすい革は悪い革?

革には、銀面が割れやすい革とそうでない革があります。

割れやすい革の特徴

  • 乾いた質感の革
  • 硬い革
  • 繊維が粗い革
  • 抜けやすい油が使われている革

割れやすい革とそうでない革 具体例
(割れやすい革割れにくい革)

  • ヌメ革オイルヌメ革
  • スムース革シボ革
  • 成牛革(ステア、カウ、ブル)子牛革(カーフ)
  • 主に鉱物油を使った革主に牛脂を使った革

つまり、スムースのヌメ革やサドルレザーなどは割れやすく、シボの入ったカーフなどはわれにくいということになります。

銀面が割れにくい革は扱いやすいです。

割れやすい革は、デザイン時や製作、そしてお手入れに注意が必要なのですが、イコール悪い革か?と聞かれると、そうとも言えません。

例えば、当店で定番の栃木レザーは、スムースの成牛革なので、上の条件に当てはめると割れやすい革に分類されます。

では悪い革か?というと、全くそんなことはありません。

硬いながらもよく馴染み、いいエイジングを見せてくれる素敵な革です

もう一つ例をあげましょう。

以下のツイートをみてください。

革のダイヤモンドともいわれる高級レザーのコードバンですが、油が抜けるとこんなに簡単に裂けてしまいます。

この状態だと、普通に財布などに使ったら銀面はすぐに割れてしまうでしょうね。

同じく高級素材のブライドルレザーも比較的割れやすい。元々のロウや油分が抜けてきたら補ってあげないといけません。

割れやすい革は悪い革?のまとめ

割れやすい革をいくつか挙げてみました。どれも、世の中の革好きから高い評価を得ている素材です。

あなたはどう思いましたか?割れやすい革は悪い革ですか?

こればかりは好みでしょうね。

はっきりと言えることは、高級品でも、ケアを怠ればダメになってしまう素材もあるということ。
逆に言えば、よほど使い方が悪くなければ、すぐに割れてしまうようなことはありません。

割れやすさというのは、革の良し悪しを判断する一つの材料にはなります。

しかし、これだけの情報で革の価値を否定してしまうのは、あまりにも了見が狭い

つまらない

革の世界はもっと深いですよ🤩

ようこそこちらへ。

※2019年現在、deteではコードバンは使っていません。

 

次の項目では、革を割れにくくするお手入れ方法についてお話していきます。

革のひび割れを防いで長く使う為のお手入れ方法

ひび割れを防ぐ為のお手入れ方法

  1. 保湿&革表面の保護
  2. 日々のブラッシング
乾燥は革の大敵。保湿と保護をして割れを防ぎましょう。

保湿と保護?これって何かと似てる・・・

そう、人のお肌のお手入れと同じです。

人の肌との違いは、革の場合は、お肌ほどはデリケートに基礎化粧品を使い分ける必要がないこと。保湿と保護を兼ねたクリームが売られているのでそれを使えばOKです。

例えばこれ。

[コロニル]シュプリームクリームデラックス

か、ブライドルレザーにはこれ。

[コロンブス] ブライドルレザークリーム

どちらにも保湿成分のラノリン天然のオイルが含まれています。

コロニルには防水成分が、コロンブスにはロウが含まれていて、外的要因から革を守ってくれます。

革のひび割れを防ぐ為のお手入れの頻度は?

基本的に、革表面が乾いてきたなと感じたらやってあげるくらいで十分。

買ってすぐにやってあげなくて大丈夫です。

deteで取り扱っている革の場合 ~クリームを塗り始める目安~

  • エルバマット/E.gemini・・・2から4年後くらい~
  • TOIANO/マイネ他その他のイタリアンレザー・・・1から3年後くらい~
  • 栃木レザー・・・半年から2年後くらい~
  • ブライドルレザー・・・1から2年後くらい~

deteでは現在ヌメ革の取り扱いはありませんが、他社のヌメ革製品の場合は買ってすぐにやってあげた方がいいです。

なお、シザーケースの場合は、他社製品も含め、もっと早い段階でのケアが必要です。

革のひび割れ防止にブラッシングが有効です。

⦅ブラッシングが大切な理由⦆

革のデコボコに入り込んだホコリやチリを取らないと革に悪影響

☞ ホコリが革の水分や油分を吸ってしまいます

☞ ホコリがカビの繁殖の原因になります

財布やバッグなどを含めた革製品全般におすすめなブラシの選び方について書いています。

よろしければこちらも一緒にご覧ください。

まとめ

革は、種類によっては、ひび割れしやすいものもあります。

必ずしもひび割れしやすい革が悪い革ではありません。また、どんな革でも、ひび割れするリスクはあります。

それぞれの革のメリットとデメリットを学べば、あなたのレザーライフはもっと楽しく有意義な物になるでしょう。

ひび割れ防止になるお手入れも欠かさず行ってくださいね。

必要なクリームはこれ。[コロニル]シュプリームクリームデラックスか、

ブライドルレザーにはこれ。[コロンブス] ブライドルレザークリーム

ブラシ選びは前項で紹介した記事(革職人が選んだベストな革用ブラシに検証写真を添えて。)が参考になりますが、面倒ならこちらを買えば間違いありません。

[M.モゥブレィ] 仕上げ用化繊ブラシ プロブラシ(化繊)

 

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革製品ブランドdete代表 美容師用シザーケース、ブックカバー、サスペンダーなど製作しています。 革製品のお手入れ方法、レザークラフト情報、ECサイト運営などについてつぶやきます。

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