同業の方やレザークラフトをしている方に教えたい、地味に買って良かった道具を紹介します。
なお、花形の職人道具などはあまり出てきません。
派手さはないですが便利。そんな縁の下の力持ちのニッチな道具に私はワクワクするのです。
革職人(私)が使う道具全部紹介はこちら☟
初心者向けに、最低限必要な道具を紹介した記事はこちら☟
革職人が買ってよかった地味に使える道具
革職人として独立してから仕事用に買った物の中で、「どうして今まで買わずにいたんだろう!」と感激した道具や、実際にリピート買いした道具・家電他を紹介します。
立クリップ
立クリップ (2インチ用・7.5センチ)使ってる道具紹介。型紙を革に写したり、薄い革なら型紙当てたままカットしたりがめちゃめちゃはかどる超絶便利なやつ。https://t.co/VNplYmDS7D pic.twitter.com/zsjyDFe5sS
— dete (@mkgx81) September 2, 2019
使いやすいデスクライト|Zライト
とても使いやすく信頼できるワークライト。
品質で言えばこれが最高です。
これに近い性能で1500円を切るIKEAのハイコスパ商品を紹介したのがこちらの記事☟
コスパ面でIKEAをおすすめしていますが、価格考えなければ使いやすいのはZライトです。
良いヘリ落とし|パロサント、フロンティア
職人道具はそうそう買い替えるものではないですが、へり落としは良い物を選びたい。
いいヘリ落としは初心者の方にも違いがわかってもらえる道具だと思います。
断っておきますが、クラフト社等のお手頃なメーカーのものでもちゃんと砥げば仕事でも使えます。
でも比べるとやはり差はあって、少し大げさな言い方をすると、良いヘリ落としを使うことは、初心者の方が簡単にクオリティを上げる方法の一つとも。
最近は上質な道具を作るメーカーが増えました。私はパロサントとFrontier Toolsを使っています。
私感では切れ味はパロサントの方がいいですが、多用するのはフロンティアです。
理由は自然なRに仕上げてくれるから。
パロサントは直線で面取りするのに対し、フロンティアはR状に角を落としてくれます。
ヘリ落としの使い方のコツについてはこちら☟で紹介しています。
革裁断を手助け|定規滑り止めシール
定規がツルツルと革の上で滑ってしまう問題を解決してくれる画期的なアイテム。
シールはカットして使えるので、大きさで滑りにくさを加減できるのがポイント。
型紙に貼って使うのもおすすめです。
くわしい使い方は、【神アイテム】定規滑り止めシールの貼り方をご覧ください。
正確で効率的に作業できる|ハンドプレス
ハンドプレスと一口に言っても、使い方はいろいろあって、それぞれに専用のハンドプレスがあります。
- 金具の取り付け専用のクラシックなタイプ
- 楽に抜型が使えるハイエンドモデル
足が楽なルームシューズ|ビルケンシュトック
ルームシューズ(スリッパ)次第で毎日の疲れ具合が本当に違う。
外用のビルケンサンダルを履いていますが、普通のスリッパにはもう戻れないくらい良いです。
裁断を効率化|抜型
クッキーの型のように革をくり抜くのが革の抜型。効率化できるだけでなく、誰がやっても正確に等しくカットできるのもメリット。
先に紹介したハンドプレスのRV-2000などを使ってプレスして抜き取ります。
抜型は基本的にオーダーメイド。うちは浅草の高津製作所さんにお願いしています。
写真管理がラク|Lightroom
ご存知、AdobeのRAW現像&写真管理ソフト。
現像しやすさはもちろん、検索が優秀で探している写真がすぐに見つかります。
スマホの無料アプリを使っている方も多いのではないでしょうか。
以前はパッケージで購入したPhotoshopを使っていましたが、LightroomでRAW現像と管理をするようになって世界が変わりました。
パーツ収納|アイリスオーヤマ
昔の薬箪笥のようにたくさんの引き出しを備えた小さなキャビネット。
バックルなどの金具の収納にぴったりです。
道具のサビ予防に|油引き
この商品でなくてもいいのですが、油引きは便利。何に使うかというと、さびやすい鉄の道具に油を塗るためのものです。
手に取りやすいところに置いておけば、マメに油を塗る習慣がついてGoodです。
掃除したくなる掃除機|マキタ CL100DW
片手で軽々使えて紙パック不要。それでいて1万円台前半という安さ。
理想を形にしたような掃除機です。
重くて高性能な掃除機 < 軽い掃除機
です。
ロボット掃除機
プライベート用とアトリエで2台所有。
高性能ではないですが必要十分な性能のロボット掃除機。
ロボット掃除機とマキタがあれば一般家庭やアトリエでは問題ナシです。
以上で終了です。他にも気になった道具があれば紹介します。
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