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激安防水スプレーLOCTITEと人気のCollonilウォーターストップ比較

激安防水スプレーLOCTITEと人気のCollonilウォーターストップ比較革製品のお手入れ方法

激安防水スプレーのLOCTITE(ロックタイト)と定番ブランドのCollonil(コロニル)ウォーターストップの性能比較をしました。

動画と写真で解説しているので、防水スプレーを検討している方にとってわかりやすい内容になっていると思います。

先に結論を書きます。

結論

ロックタイトとコロニルはどちらも防水スプレーとしてちゃんと使えるが、コロニルの方が効果は大きい

です。詳しく説明します。

なお、コロニルブランドで販売されている革製品用防水スプレー4種の違いについては、コロニルの革用防水スプレー4種類の違い|迷ったらウォーターストップで間違いなしをご覧ください。

この記事を書いた人
dete

・月6万人が読む革ブログ『デテログ』の著者
・レザーブランド"dete"の代表
・独立して11年目

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防水スプレーを比較しようと思った経緯

今回検証する二種類の防水スプレーはこちら

ロックタイトはamazonで激安で売っていた防水スプレー。

フッ素系とのことなので、もしかしたら革製品に使えるかも?と思い購入しました。安くて質がよかったらきっとお客様に喜んでいただける。

フッ素だと何がいいの?

デテログ
デテログ

シリコンのように膜を作らないから革の透湿性をそこなわないと言われているよ。

つまりフッ素系の防水スプレーを使うと防水透湿素材に近い性質にしてくれるんだ。

洋服に使うゴアテックスみたいになるんだね。

《安い防水スプレーを求める理由》

革製品を長く愛していただくためには、より適切なケアを継続することが大切ですが、なるべくお金はかけたくないですよね。
防水スプレーのコストってなかなか馬鹿にならなくて、説明書き通りに2週間に1回くらい使っていたら、2000円近くする防水スプレーもあっという間になくなってしまいます。

高級な防水スプレーを時々使うより、ほどほどの性能でマメにケアしてもらう方が効果的なのではないか?そう考え、コストを気にせず使える良質な製品が無いものかと、いろいろと試しながら探し続けています。

今回ご紹介するロックタイトとコロニルの価格には大きな開きがあります。

どこがどう違うのか?値段なりの差があるのか?じっくり検証していきます。

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ロックタイトとコロニルの防水スプレーのスペック比較

まずは、説明書きを見ながら、スペックを比較してみます。

分量

〈ロックタイト〉: 420ml

〈コロニル〉: 400ml

製造国

〈ロックタイト〉:日本製
ロックタイトはHenkelというドイツのブランドの製品ですが、この製品の製造はヘンケルジャパンが行っています。

〈コロニル〉:ドイツ製

製品特徴の比較

〈ロックタイト〉

【特徴】

●水、油を強力に撥水、撥油
●通気性、風合をそこなわない
●皮革にも使用できる

フッ素パワーで水はもちろん、油もはじき、優れた防水・防汚性を発揮。

〈コロニル〉

素材に浸透したフッ化炭素樹脂が防水効果を与えます。水や汚れの浸透を防ぎ皮革本来の美しい風合いを維持し柔軟性や通気性を損ないません。

ゴアテックスにもお薦めの防水スプレー

UVプロテクション

共通しているのは、通気性や風合いを維持しつつ防水効果があるということ。

ロックタイトは防汚と撥油をうたい、コロニルは紫外線に強い点をアピールしています。

成分比較

〈ロックタイト〉

主成分:フッ素樹脂、石油系炭化水素、LPG

第四類第一石油類294ml

〈コロニル〉

成分:防水剤(フッ化炭素樹脂)、炭化水素系溶剤、ナフサ、ブタン、プロパン、ジメトキシメタン、酢酸ブチル、メタノン

第四類第一石油類190ml

くわしくは、長いので記事の一番下に移動しました。読まなくても防水スプレーの効果比較はできるので、ぶっちゃけ読まなくていいですw。

ロックタイトとコロニルどちらがおすすめ?検証します

それぞれのスプレーの性能を比較します。

より実践的な実験の為、性質の違ういくつかの革を使いました。使用した革は以下の通り。

  1. 栃木レザー ヌメ革
  2. TOIANO パープル(イタリア製 タンニンなめし革 顔料不使用 素上げに近い 植物油使用)
  3. エルバマット イエロー(イタリア製 タンニンなめし革 顔料不使用 牛脂をたっぷり使ったしっとりオイルレザー)

各革に水と油を垂らした時に、どんな影響があるかを検証する為、一枚の革を4ブロックに分けました。内訳は、以下の通り。

  • 右上:ロックタイト塗布
  • 右下:コロニル塗布
  • 左上:防水処理なし
  • 左下:防水処理なし 水/油を垂らさない

こんな感じで厚紙で区切ってスプレーしました。

実験の準備。スプレー塗布

それぞれのスプレーを実際に使ってみます。

ロックタイトにスプレーを塗布します。

ロックタイトの使い方表記

20cm離して、全体がしっとりするまでスプレー。

ヘアスプレーのような勢いを予想していたところが、壊れているのかと思ったくらいに噴射が弱い。ミストのような感じです。

しかし、ところがこれが使いやすい。細かいミストで成分が出てくるので、ムラなく塗れる。

噴射の範囲が狭いので、小物には使いやすいです。大きな製品に使う場合は、十分に離して使う方がベター。

TOIANO パープル。塗布したそばからすぐに浸透します。

こちらはエルバマット。

 びっくりするくらい吸ってくれない。

非常に油分の多い革なので、元来持っている防水性がそもそも高くて、防水スプレーがなかなかしみ込んでくれません。ゆっくりと時間をかけて浸透していきます。

スプレーの説明書には、塗布してから20分くらい乾かすと書いてありましたが、ことこの革にいたっては、1時間ほど放置する必要がありました。

コロニル塗布

コロニルの使い方表記。

20~30センチ離して、表面が軽く湿る程度に2回スプレー。

コロニルだけが2回スプレーというのは誤算。
正しい使い方は尊重したいところですが、これでは効果に差が出てしまう可能性があるので、スプレー回数は1回で統一することに。

コロニルのスプレーは、ロックタイトとは逆に、しぶきが大きく、ムラになりやすそうな粗いスプレー。値段が高いコロニルの方が、スプレーボトルの品質が低いです。

また、不用意に広範囲に噴射が広がってしまう為、今回のように狭い範囲にスプレーしたい場合は少し困ります。

両スプレー塗布後。

いずれも、まだ乾いていない状態で色が濃くなっています。

真ん中のエルバマットイエローをご覧ください。

右上のブロックがロックタイト塗布部分、右下がコロニル塗布部分です。コロニル塗布のブロックは、写真でもわかるくらいに水玉のような、まだらのムラになっています。このムラが後々どのように影響してくるでしょうか。

1時間放置後

1時間放置後。

濃くなった色は元通りになり、スプレーしたてで気になったムラは無くなりました。

実験準備は完了。ここからが本番です。

動画で見るロックタイトとコロニルの防水性能差

防水スプレーをかけた革に水をかけて検証してみます。

動画は、11分間の変化を19秒にまとめたタイムラプスです。

動画を載せておいてなんですが、あまり変化がわかりません。

それもそのはずです。吸水性の高い革で、尚且つ防水処理をしていないブロックは、水を垂らした瞬間にほとんど吸い込んでしまい、それ以上の変化はありません。

そして防水処理をしたブロックは、いずれの防水スプレーとも、どの革においてもかなり高い防水性能を発揮していて、最後までほとんど吸水が見られません

写真もどうぞ。

 実験開始

 実験開始から15秒後

 実験開始から80秒後

 実験開始から3分30秒後

 実験開始から7分後

 実験開始から10分ごろにティッシュで水気を拭き取りました。

 実験開始から11分後。

唯一、ヌメは少々水を吸って色が変わっています。元々吸水性の高い革なので、こういった革は余計に多くスプレー塗布してあげる必要があったのだと思います。

とはいえ、濡れてもすぐに拭き取ってあげればこうはなりません。

水濡れ防止に、フッ素系の防水スプレーははっきりとした効果があることがわかりました

ところで、肝心のロックタイトVSコロニルの結果はどうでしょうか?

Cがコロニル、Lがロックタイトです。

どちらもほぼ完ぺき
結果に大きな差は見られない

ヌメ以外の革については、ロックタイト、コロニルともにほぼ完璧に水を防いだと言えるでしょう。

ヌメは若干ですが効果に差が出ています。コロニルの方が水シミが小さいです。

誤差の範囲とも取れますが、コロニルは価格差のメンツを何とか保った形でしょうか。

続いては防油性能の比較です。

先に結論を書くと、防油性能には差が出て、コロニルの方が優秀という結果になりました

ロックタイトとコロニル防油性能差

垂らしたのはミシンオイル。さらりとした液状のオイルなので、革への親和性は抜群です。

水がほとんど浸みこむことがなかったエルバマットも、今回はほかの革と同じようにシミができています。

防水スプレーをしたブロックとしなかったブロックの差は歴然で、スプレーをしなかったブロックは、みるみるうちに革の内部までオイルが浸み込んでいく過程が見て取れます。

さらに、今回はロックタイトとコロニルで結果に差が出ました。コロニルの方が油の浸透が遅く、拭き取ったあとのシミも小さいですね。

油汚れをより防いでくれるのは、コロニルの防水スプレーだと考えてよさそうです。

15秒後

3分後

8分後、拭き取り

拭き取ってから1分半後

コロニルはオイルからもしっかりと革を守っています。

油を吸いやすいヌメ革でもコロニル防水スプレーをかけた部分はある程度油じみを防いでくれます

水を垂らした時には両者に大きな差が出なかったのに、油の場合はコロニルとロックタイトではっきりとした差が出たことに驚きました。

高いだけのことはあるようです。

半日後の様子。

油は徐々に浸みこみ、揮発して目立たなくなりますが、防水スプレーを使ったブロックは革への影響も最低限で済みます。

防水スプレーの日焼け予防効果を実験

結論から言うと、コロニルのウォーターストップを使った方がしっかりと日焼けを防いだ結果になりました

実験内容

区分を分けてスプレーをまんべんなく塗布し、日の当たる室内に1年間(2017年11月~2018年12月)放置。

途中(2018年夏ごろ)、もう一度同じようにスプレー塗布しました。

あらためて結果発表。

左半分の2区分:防水スプレー無し
右上:ロックタイト 超強力防水スプレー)
右下:コロニル 防水スプレー

でした。

結果
  • 防水スプレーを使っていない左側半分は日焼けして赤く濃くなった
  • ロックタイト防水スプレーを使った右上は日焼けが穏やか
  • コロニル防水スプレーを使った右下は日焼けがかなり抑えられている

王道コロニルのメンツが保たれた結果となりました。

防水スプレーは革の日焼け対策にもおすすめ。特にコロニルのウォーターストップは効果大。

革の日焼けについては、ヌメ革日焼け実験|オイルやクリームで日焼けは早まる?も合わせてごらんください。

ヌメ革日焼け実験|オイルやクリームで日焼けは早まる?
結論をいうとそれほど早まらない。でも別な発見があったのでシェアします。

まとめ

ロックタイト、コロニルともに、必要十分な防水効果が確認できました。

結論

ロックタイトもコロニルもどちらも革製品の防水加工に使えます!

ただ、値段なりに効果の差があることも確認できました。

特に大切な製品に使うには、より防水/防油効果の高いコロニルのウォーターストップをおすすめします
逆にコスパで選ぶならロックタイトです。とりあえず防水スプレーを試してみたいという方にもおすすめ。

革に油や水がしみ込むとき、革の内部には汚れも入り込んでしまいます。

汚れを防ぐためには、革に悪い影響を与えない方法で防水防油対策をしてあげることがベター。

特に、水に濡れる機会の多い製品、ヘビーに使われる道具の場合は、適切なケアをしてあげることが革製品を長持ちさせるコツになります。

最後に、deteが考える、防水スプレーの使い方を書いて〆といたします。

防水スプレーの使い方。塗布量、放置時間の目安

防水スプレーは、クリーム、ゲルなどの他のケア剤を使う前に行います。

防水スプレーを使う手順

  1. ブラッシングで革の汚れを払う
  2. まんべんなく防水スプレー
  3. 乾くまで放置
  4. ブラッシングして余分なスプレー残留物を取り除く
  5. 必要に応じて、クリーム、ゲル等のケア剤で保湿
  6. 仕上げのブラッシングで完了

塗布量の目安は、全体がムラなく色が濃くなるまで。液が垂れるのはかけ過ぎです。吸水の具合を見ながら加減してください。

乾燥時間の目安は、塗布前の色に戻るまで。革質や気候、塗布量にもよりますが、20分~1時間程度。

使い方についてくわしくは、職人が解説|革用防水スプレーの使い方/乾かす時間をご覧ください。

職人が解説|革用防水スプレーの使い方/乾かす時間
財布やバッグに防水スプレーを使うときの使い方について解説します。この記事のテーマ防水スプレーってどう使えばいいの?...

ブラシのおすすめは馬毛ブラシかエムモゥブレィのプロブラシ。

クリームはコロニルのシュプリームクリームデラックスが万能でいいですね。

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●有機溶剤不使用 、●色:カラーレス 、●種類:乳化性 、●危険等級III 、●第4種第3石油類1ml

記事内で使った防水スプレーは以下のアイテムです。

防水スプレーの吸引を原因とする健康被害が報告されています。必ず屋外で使用する、顔の近くで使用しない、マスクを使用するなど、商品の注意書きを守り、正しく使いましょう。

ここまでで比較記事は終了です。

この先のページで防水スプレーの成分について掘り下げていますが、ぶっちゃけ読まなくていいですw

防水スプレーの成分についての専門的な知識に興味がある方だけ読んでください。

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