3年か4年か使ったバケッタのブックカバーです。
貫録さえも感じる艶と色。素晴らしいですね。どうやってここまで育てたのでしょうか?
こちらのブックカバーの販売店についてはこちら☟
栃木レザーのブックカバーをここまで育て上げた秘訣は・・・何もなし笑
結論から言うと、実は手入れほとんど何もしていません。
一度もクリームを塗っていないし、防水スプレーもしていない。
ブラッシングしつつ使っただけでここまで艶が出ます。
革の凄みを感じますね。
おすすめのブラシはこちら。
なお、栃木レザーと一言に言っても、おすすめのお手入れ方法が違います。
分類ごとのお手入れ方法を別に紹介していますので、詳しくはこちらをご覧ください。
まだまだ現役の途中経過。これからも楽しみです。
革の経年変化を台無しにするお手入れ方法
革のお手入れでしてはいけないこと。それは、過保護なメンテナンス。
時々、革を愛するがあまり、そして物を大切にするがゆえに、購入してすぐにクリームやワックスを塗ってしまう方がいます。
かさっとしたヌメ革ならともかく、新品のオイルレザーにクリームを塗っては油分過多でいい影響はありません。お手入れはほどほどにしてあげましょう。
じゃあどういうメンテナンスがおすすめなの?
経年変化を良くする革のお手入れとは?
お気に入りの財布だから、手帳だから、ブックカバーだから、きれいにエイジングさせて、汚れさせずに長く使いたい!わかります。革への愛が止まらないのですね。
革の正しいお手入れには、正解不正解があります。不正解は先述の過保護メンテや、間違ったケア剤選びなどがありますが、ここでは、正解のメンテ術をさらっとご紹介します。
これが正解!きれいなエイジングを目指す為のレザーメンテナンス
- 何よりもブラッシング
- 状況に応じて防水スプレー
- 状況に応じてクリームやゲル系ケア剤
1、何よりもブラッシングが大切
ブラッシングの目的は、日々の革の汚れを落とすこと。汚れは美しいエイジングの大敵です。そして、ありがたい副作用として、適度な摩擦が加わることにより、革の表面が整って小傷が隠れ、美しい光沢が現れます。
おススメのブラシはこちら。
適度な弾力で使いや水ブラシです。
毛が抜けることもほとんどなく、太さも均一。品質が安定しているのも特徴。
こちらはブラシの選び方について書いた記事です。
2、状況に応じて防水スプレーを
水に濡れる機会が多い場合はためらわずに防水スプレー。時々防水スプレーを嫌うプロの意見をネット上で目にしますが、これは間違いです。水に濡れて革がダメになるリスクは、防水スプレーが革に与えるダメージよりもずっと大きいです。
なお、これはあくまでも水濡れが多い製品の場合です。例えば靴とか、理美容師用のシザーケースとか。お財布や手帳みたいに、濡れるケースが少ない場合は防水スプレーをする必要はなく、むしろしない方がベター。
何でもかんでもすればいいというわけではありません。
それともう一つ大事なことは、フッ素系の防水スプレーを使ってください。シリコンタイプはおすすめしていません。
くわしくは、別記事の[実験]シリコン入り防水スプレー&クリームを革用におすすめしない理由/使うメリットをご覧ください。
おススメの防水スプレーはこちら↓
防水スプレーについて詳しく説明しています。よろしければご覧ください。
状況に応じてクリームやゲル系デリケートクリームを塗布
必要になるケースというのは、やはり水に濡れる機会が多い場合や、紫外線を浴び続けるような使い方をした場合、長く使って革が劣化した場合など。
こういった使い方の場合、革表面の油分が無くなり、革が乾いたようになってしまいます。こうならないように、油分や保湿成分を補ってあげましょう。お肌のケアと同じです。
品質、香り、使いやすさ、コスパを考えて、私がおすすめできるクリームはコロニルの1909シュプリームクリームデラックス。
レビュー記事 1909シュプリームクリームデラックスの万能感をレビュー&使い方
☝香りがいい。
このシュプリームクリームデラックスなら、万が一つけすぎてしまったとしても、状態が著しく悪くなったりすることはないと思います。
☟の記事は、きれいなエイジングの為のお手入れとはどんなものか?にフォーカスして書きました。
革のお手入れに興味がある方は是非ご一読を。
栃木レザーのお手入れについて詳しくはこちら☟をご覧ください。
栃木レザーの経年変化についてのまとめ
良い革は、何もしなくても素晴らしいエイジングを見せてくれるものです。
ただし、革の種類によってはお手入れが必要だし、ハードな使い方をするならその場合も必要。
塗りすぎに気を付けながら、革に合ったクリームを使いましょう。
おすすめはシュプリームクリームデラックスです。
適切なお手入れをしながら革を楽しみましょう!
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