靴を長持ちさせるための基本のお手入れ方法を紹介します。
むずかしいテクは必要ありません。
革靴を長持ちさせる|基本のお手入れ方法

- クリーニング
- (防水処理)
- 保湿
- (ワックス)
下準備と靴の除菌


靴内部とソールの掃除をします。
今回使ったモールドクリーナーシートは、カビや雑菌の繁殖を防ぎ、ニオイを予防してくれるアイテム。

除菌効果があり、カビの拭き取りや予防に使えるシートです。




雑菌やウィルスの付着も考えられるので、靴底もきちんとクリーニングしましょう。
今回使ったモールドクリーナーはスプレータイプもあるので使いやすそうな方を選びましょう。
クエン酸水を使った靴に優しい靴内部のクリーニング方法を革靴の内側の手入れ方法|クエン酸水でにおい対策で紹介しています。
クリーニング
ここからアッパー(表革)のクリーニングに入ります。

靴の型くずれ防止のため、シューキーパーを使うことをおすすめします。
ニスなど塗っていない無垢材は湿気を吸ってくれるのでおすすめです。

おすすめのブラシです☟

汚れ落としに使うステインリムーバーは消耗品でよく使うのでたっぷりあると安心です。

ハンカチのような柔らかいコットンの布がおすすめです。
布にクリーナーを染み込ませて、くるくると円を描くように靴をみがきます。
力を入れる必要はありません。



ざっとクリーニングしましたが、過去の鏡面磨き部分のワックスが少し残っています。
本当はもっとがっつり落としたいところではありますが、今回は割愛します。
防水処理
今回は行いませんでしたが、防水効果を高めたい場合は、この段階で防水スプレーをかけてもいいです。
全体の色が変わるまでまんべんなくかけ、乾くまで待ちます。
乾いたら軽くブラッシングしてください。
防水スプレーのおすすめはこちら☟
保湿

今回はBBリッチモイスチャーというローション状の製品を使いました。
名前の通りリッチなオイル感があり、ロウで軽くコーティングされた仕上がりになるので、雨に濡れない使い方ならこれだけでも十分です。

ふつうの食器洗い用スポンジです。
研磨剤入りのスポンジや、ザラザラした面やネット入りのものは使わないでください。


やわらかいコットンの布か、専用のみがき布を使うといいです。
強くこすってはいけません。

仕上げになじませるのと艶出しが目的です。

シュークリームを塗る
ナチュラルな仕上げにしたかったので今回は省きましたが、色つきのシュークリームを塗り重ねてもいいです。
キズや剥げの補修が出来て、多少はっ水効果も出ます。
使いかたはこちらの記事をご覧ください。

ワックスで鏡面仕上げ

この工程は好みですのでやらなくても問題ないです。
私の場合、鏡のようにガッツリはしません(できない)。
使ったのはこちらのワックス☟
ほどよくツヤが出る感じに仕上げています。
ワックスは靴全体に塗ってはいけません。塗っていいところは、動きが無いところ。
つま先とかかと付近が基本です。
お手入れの効果

硬そうなしわの左側にくらべ、お手入れした右はやわらかそうなしわの入り具合。
わかりにくのでアップします。

どうでしょうか?右側の方が履きしわが細かくなっていますね。
対して左側は、履きしわとは別に縦の細かいしわが入っています。
これが乾燥しわです。
もっとわかりやすくしましょう。

このしわがひび割れの原因になります。
お手入れした右側はみずみずしささえ感じますね。
- 汚れを落とす
- 革の柔らかさを保ちひび割れをふせぐ
つまり、革を長持ちさせてくれる!
革製品のお手入れは、慣れないうちはめんどうに感じてしまうかもしれませんが、はっきりと目に見える効果が出ます。
お手入れ道具にも所有欲を満たすものがあり、一度ハマると、革製品のお手入れは【沼】です。
楽しみすぎ注意。
大切な革製品をいつもきれいに長く使いましょう。
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