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革靴の内側の手入れ方法|クエン酸水でにおい対策

革靴の内側の手入れ方法|クエン酸水でにおい対策 革製品のお手入れ方法

当記事はプロモーションをふくみます。

靴内部のお手入れは怠ってしまいがちですが、常に汗にさらされることにより油分が抜けやすく、実は劣化しやすい部分です。

しっかりケアすれば長持ちするだけでなく、におい対策としても期待できます。身だしなみの一つとしてもおすすめのお手入れです。

デテログ
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革靴外側のお手入れについては、革靴の基本のお手入れ方法|靴が長持ちしますをご覧ください。

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革職人の経験を活かし、趣味のレザークラフターや革製品のトラブルに悩む方に役立つ情報をわかりやすくお伝えします。

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革靴の内側の手入れ方法

手順

  1. クエン酸水で掃除
  2. 乾いたらクリームを塗る
  3. 一晩置けば完了

クエン酸水で掃除

クエン酸水のつくり方は?

水にクエン酸を混ぜて溶かせば完成。

使う量ですが、100mlの水にクエン酸を小さじ半分くらい。

うちではこのクエン酸を使っています。

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そうじの仕方は?

クエン酸水をつけた柔らかい綿の布で靴内部をやさしく拭き取りましょう。

つま先の中も工夫して(割りばしに布を巻き付けるなど)しっかりと。

スプレーしてふき取るという方法でもかまいません。

おすすめのクリームは?

そうじが済んだらクリームを塗りましょう。

革でできたインソールや内装も表革同様に油分を補ってあげる必要がありますが、靴内部に使うのにおすすめのクリームはかなり限られます。

おすすめは、デリケートクリームと言われる種類の製品です。

例をあげると、定番のエム・モゥブレィのデリケートクリーム。

デリケートクリームは表面のコーティングをあまり作らず、油分や保湿成分を革に浸透させる効果があります。

逆に、蜜蝋を含んだ製品などコーティング力が強いクリームは不適格

その理由は、コーティングすると吸湿性や透湿性がさがってしまい、ムレやすくなってしまうから

デリケートクリームは革表面に残らずスッと馴染んでくれるので、革に栄養を与えながらもムレにくい状態を保ち、革を長持ちさせてくれます

なお、デリケートクリームであっても、革の種類によりすべり(靴の中で靴下がすべる)やすくなってしまう可能性はゼロではありません。
その場合は、ベビーパウダーかパウダー系の消臭剤(グランズレメディなど)をすこしだけかけて広げてあげましょう。

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パウダーをつけすぎると油分を吸ってしまうので注意!

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革靴の内側のお手入れのQ&A

よくあるご質問です。

革に弱酸性の水をつけて大丈夫?

革に酸性って大丈夫?

デテログ
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弱酸性~中性に保ってあげるのがベターです。

逆に革に良くないのは強い酸性とアルカリ性。

タンパク質はたくさんのアミノ酸が結合してできているのですが、アルカリはその結合を切って分解したり、結合を緩めて構造を変化させたりすることができます。そうなるとタンパク質はもろくなり、繊維にしがみつく力も弱ってきます。

引用元 これだけは知っておきたいアルカリ剤の特性 – 石鹸百科

革はコラーゲンの集合体。コラーゲンはタンパク質の一種です。

タンパク質はアルカリで分解されるため、革表面がアルカリ性の状態になっているとダメージを受ける可能性があると考えられます。

また、アルカリが革を変色させるケースがあるため注意が必要です。染料や塗料、革のコーティングに影響を与えたり、タンニンと作用することによって黒く変色したりします。

出典 革はアルカリ性に弱い?そもそも革のpHは?重曹水に浸した結果

くわしくは、アルカリ性溶液で革をパックした実験をまとめた別記事「革はアルカリ性に弱い?そもそも革のpHは?重曹水に浸した結果」をご覧ください。

クエン酸水が靴の匂い対策になる理由は?

通常、汗のPHは5.7~6.5程度に保たれており、人間の肌に優しいとされる弱酸性です。
ところが、真夏にたくさん汗をかくと、汗のPHが上昇し、アルカリ性になってしまいます。皮膚表面に吹き出た汗は、蒸発して水分が失われるため、より一層PHの高いものとなり、肌にとっては強い刺激となってしまいます。

引用元 

かいてすぐの汗は酸性ですが、時間が経つとアンモニアの影響でアルカリ性に変わります。

このアルカリを酸で中和してあげることで消臭ができるとのことです。

汚れ落としの基本は「中和させること」。

 酸性の汚れにはアルカリ性のものを使用する。逆にアルカリ性の汚れには酸性のものを使用すると効果が高いのです。

引用元 1.重曹って何だろう? クエン酸って何だろう? | 重曹・クエン酸で地球に優しいお掃除はじめませんか? | 木曽路物産株式会社
デテログ
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消臭剤によく使われるミョウバンも弱酸性です。家庭で使うなら手に入りやすいクエン酸がおすすめ!

くつ内側にも防水スプレーをかけた方がいい?

汗で革がダメにならないように内側にも防水スプレーした方がいいですか?

デテログ
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内側にはスプレーしてはダメです!汗を吸わなくなってムレムレになってしまいます。

靴内部はあえて水分を吸いやすい素材が使われています。
靴内部に防水スプレーをかけてはいけません

外側にスプレーするときも、内側にかからないように注意して使いましょう。

外側のお手入れ方法は?

以下のような工程です。

  1. クリーニング
  2. (防水処理)
  3. 保湿
  4. (ワックス)

靴の内側より少し工程が増えますね。具体的なやり方についてはこちら↓で詳しく解説しています。

革靴の内側の手入れのまとめ

革靴の内側の手入れ方法についてお話しました。

クエン酸水でがアルカリ性の成分による匂い対策になります。

お手入れ方法は以下の通り。

  1. クエン酸水で掃除
  2. 乾いたらクリームを塗る
  3. 一晩置けば完了

クリームはデリケートクリームを使いましょう。靴の外側に使う靴墨やシュークリーム、ワックスなどは使わないでください。

この記事は以上です。

他にも、靴や革製品のお手入れに関する記事を書いています。

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