![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2019/09/youngman_31.png)
スエード用にこれ考えてるけどどうですか?
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2019/08/icon_business_woman04.png)
スエードカラーフレッシュの使い方が知りたいです。
そんな方に向けた記事です。
- スエードカラーフレッシュの使い方
- 使い方のポイント
- 効果と個人的に感じた点
- どんな人におすすめ?
スエードカラーフレッシュは栄養を与える防水スプレー
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2020/11/DSF_7902-1.jpg)
外観
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2020/11/DSF_7904-16.jpg)
ラベルにあるとおり、スエードに栄養をあたえ、防水加工してくれるスプレーです。
防水だけでなく油もはじきます。さらに、ほこりなどの汚れもつきにくくなるのでお手入れが簡単になります。
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2020/11/DSC02196-10.jpg)
スプレーの膜を作り、保護効果で汚れやホコリから靴を守ります。
フッ素の作用で防水、防汚する製品です。
フッ素の防水スプレーの原理は、フライパンの焦げつき防止加工と同じです。
フッ素の効果ですべりが良くなり水や汚れもすべらせてはじいてくれます。
財布、ウェア等に栄養と柔軟性を与えます。
「ラノリン」の効果で柔軟性がアップし、革のひびわれを防ぎます。
ラノリンは化粧品にも使われる保湿成分です。羊の毛から抽出する天然の成分で、デリケートな革製品用のクリームにも配合されています。
スエードカラーフレッシュの使い方
- ブラッシング
- スエードカラーフレッシュをスプレー
- ブラッシング
以上。
今回は、ビルケンシュトックのロンドン(スエード)で試してみましょう。
ブラッシング
まずブラッシングからがお手入れの基本です。
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2023/07/DSF_2156-7.jpg)
ここで使うのはゴム製のクレープブラシかステンレス製スエードブラシ。
特におすすめなのはステンレス製ブラシの方。
0.08mmの極細毛が毛足と毛足の間のほこりをかき出し、清潔を保つと同時に毛並みを整えます。
いろんな方向に動かして汚れを落としましょう。
くわしくはコロンブスのスエードブラシ(ステンレス製)が良い|ゴムブラシよりもこっち派をご覧ください。
スエードカラーフレッシュを全体にスプレー
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2020/11/DSC02182-2.jpg)
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2020/11/DSC02185-3.jpg)
50cm以上離してスプレーします。近くでかけるとムラになりやすいです。
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2020/11/DSC02196-11.jpg)
容器は振らずに使いましょう。
振ると最後まで使えなくなってしまうようです。
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2020/11/DSC02186-4.jpg)
写真は乾き始めている段階です。揮発性が高いからすぐに乾き始めます。
全体の色が変わるまでスプレー。それを2,3回繰り返します。
完全に乾いたら(数分~十数分)仕上げのブラッシングに移ります。
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2020/11/DSC02189-6.jpg)
写真はゴム製のクレープブラシですがステンレスのスエードブラシでもどちらでもOK。
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2020/11/DSF_7891-12.jpg)
クレープブラシを使った場合は、さらに毛のブラシで毛並みを整えると美しく仕上がります。
使ったブラシはこちら。
スエードシューズのブラシのかけ方
- つま先からかかとに向かって
- 上から下に向かって
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2020/11/DSF_7894-13.jpg)
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2020/11/DSF_7895-14.jpg)
正面から一番キレイに見えるように仕上げたいので、ブラシはつま先からかかとに向かって一定の向きでかけます。
かかとは上から下に向かってかけるようにしましょう。
使い方のポイントと注意点
- 必ず外で使う
- 振らずに使う
- 50cm以上離してスプレーする
- まんべんなく、2,3回スプレーする
- 靴の中にはかけない
外で使う
スエードカラーフレッシュを室内で使うと、換気が不十分で体に害があってキケンです。
床もすべりやすくなってしまうのでこれもまたキケン。
関連記事 防水スプレーの危険性を話します!安全に使う方法は?
2,3回に分けてまんべんなく
全体の色が変わるまでまんべんなくスプレーし、乾いたらもう一度か二度くり返します。
一回では防水性が足りません。
そしてムラなく仕上げるコツでもあります。
靴内部にスプレーをかけてはダメです
足が触れる部分(靴内部)にはスプレーがかからないようにしましょう。
靴の中は、よほど粗悪な靴でなければ、革や綿などの吸湿性がある素材が使われています。
この素材が汗を吸ってくれるのですが、防水スプレーがかかるとこの吸湿機能が無になってしまいます。
靴の場合は、シューキーパーを入れるだけで大丈夫です。
シューキーパーが無い場合は、新聞紙などを中に詰めます。
サンダルタイプの場合はカバーしなければいけない部分が広くなるので注意しましょう。
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2020/11/DSF_7906-2.jpg)
スエードカラーフレッシュの効果
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2020/11/DSC02192-8.jpg)
はじきます。
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2020/11/DSC02194-9.jpg)
起毛の一本一本がはっ水してくれるから水を吸い込みません。
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2020/11/DSC02181-1.jpg)
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2020/11/DSC02190-7.jpg)
スプレー前は、部分的に色が抜けて白っぽくなっていましたが、スプレー後は全体的に色が濃くなり、目立たなくなりました。
栄養をあたえて防水加工するのが目的のメインですが、色をあざやかに戻してくれる効果もあるのがこのスエードカラーフレッシュのエライところ。
ちなみに、色を鮮やかにすることに特化したアイテムも販売されています。
こちらは、色落ちがはげしい場合など、必要であれば使ってください。
関連記事 色あせたスエードを救う!?スエードヌバックトリートメント|使い方と効果
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2020/11/DSF_7901-15.jpg)
色あせていた部分が濃くなって新品のように戻りました。
次はボストン。
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2020/11/DSF_7905-1.jpg)
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2020/11/DSF_7908-4.jpg)
やはり色が濃くなって、シックで落ち着いた印象になります。
写真ではうまく伝えられていないのですが、どことなく高級感が出たように思います。
ビルケン以外のスエードにもOK!スニーカーにも
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2020/11/DSC02187-5.jpg)
スエードのナイキのスニーカーや、
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2020/11/DSF_7907-3.jpg)
KEENのスニーカーなどにも。
他には、バッグやスエードのウェアにももちろんお使いいただけます。
スエードカラーフレッシュはどんな人におすすめ?
スエードシューズのお手入れをこれ一本で済ませたい方におすすめです。
もうこれだけでいいと思いました。
![ミコガイ](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2019/12/dete_logo_1020.jpg)
コロニルやコロンブスにも同等の商品があるので、すでにお持ちの場合はそちらでもOK!
たとえばコロニルならこれ。
もし他の革靴やウェアなども一本の防水スプレーで兼用したいなら、☟こちらの防水スプレー「ウォーターストップ」がおすすめ。
革の財布も、レインウェアも、スエードのブーツも一本でイケてしまいます。
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2019/08/pose_nigawarai_man.png)
じゃあもうこのウォーターストップでいいのでは?
![ミコガイ](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2019/12/dete_logo_1020.jpg)
と思う方もいるかもしれませんね。悪くないけどベストではありません!
理由ですが、こちらのコロニルの防水スプレーは栄養効果がないから。
普通のツルツルした革製品ならこの防水スプレーとクリームを併用すればいいのですが、スエードにはクリームが使えない。
だから、スエードはスプレーで栄養をあたえて保湿や柔化してあげたいわけです。
革製品は製品ごとに使えるお手入れ方法がちがいます。
正しい知識を身につけてください。
そうすれば、革の味が出るまで使えて、革の良さをもっともっと楽しんでもらえるはず。
このデテログは、そんな気持ちでツラツラ書いていたりするブログです。
他にもお手入れや革の扱い方、レザークラフトテクニックや革の知識などについて書いています。
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2022/08/707a64fde2dc3988dafe43eb81e1951a-320x180.jpg)
![](https://dete-diary.com/wp-content/uploads/2020/08/a1e3b919e688d3442b61e5b82c56f2f6-320x180.jpg)
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