この記事では、財布をケツポケに入れるとモテませんよという話と、ケツポケに入れざるを得ない男ができる最低限のエチケット(財布のケア方法)をお話していきます。
スーツの時は鞄の中とかジャケットの内ポケットとかにしている方もいると思いますが、私服の時はどうですか?
多くの方が、パンツの尻ポケット(ケツポケ)に入れているのではないでしょうか?
かくいう私も、デニムの時は入れてしまいます。
これを続けるとどうなるでしょうか?
これは嫌ですね。大切にしていた財布や、大枚はたいて買った財布が尻ポケットでダメになるなんて。
さらにもっと辛い情報を教えます。
尻ポケットに革財布を入れると女性にモテない
女性受けが悪いという事実
サイフをポケットに入れること自体あまり評判がよく無いらしくて、さらに汚れた財布を使うのはもっと評判が悪い。
最悪です。こうなりたくないですよね。
どうすれば財布(男としてのメンツ)を救えるのか?
まずは、敵を知るところから始めましょう。
そもそも、どうして尻ポケットが財布に良くないの?
理由
- 汗で湿って変形するから
- 雑菌が繁殖するから
- 革が吸った汗に含まれる塩分やアンモニアなどが革に悪影響を与えるから
要は、尻ポケットの中は汗が逃げ場を失ってしまい、それを革が吸い続けてるということですね。さらに、その状態で座ったりすると、財布は変形してクセがついてしまいます。
革の風合いはつぶれ、光沢はくすみ、味というよりも汚れ?みたいな状況になります。
さらにさらに、革には雑菌が繁殖し、においの原因にも!
ひとごとだと思ってはいけません。長い時間座り続ける状況は誰にでも。
運転や電車の座席、食事中、デスクワークなど。キケンな状況はそこかしこに。
でも、財布はポケットに入れておきたいんだけど!→対策を教えます
革のプロである私にできるのは、湿気をたっぷり吸わせてしまった財布のケアを教えて差し上げること。
それも、日常的にできて手軽な方法は?
説明します。
尻ポケットで持ち歩いた革財布の日々のお手入れ方法
- 家に帰ったらすぐに財布を出して風通しの良いところに置く
- 翌朝出かける前に片面10秒ずつブラッシング
これだけです。順番に説明していきます。
家に帰ったらすぐに財布を出して風通しの良いところに置く
革が汗を吸った状態で長く保管するのは、雑菌の繁殖を手助けするようなものです。
型崩れの原因にもなるので、風通しの良いところで陰干ししましょう。直に置いてしまうと、置いた底の面は乾きが遅くなります。底にも風が通るように工夫して干しましょう。
翌朝出かける前に片面10秒ずつブラッシング
まず、ポケットから出した状態ですぐにブラッシングするのは避けてください。
だから、翌朝がベストなのです。
たったの20秒でいいんです。全体を優しくブラッシングしてあげてください。これを毎日の習慣にしましょう。
おすすめのブラシについてはこちらのページで詳しく書いています。
月イチの+αケアで財布を長持ち&きれいなエイジングを目指す
月に一度、より丁寧なケアを行いましょう。手順は以下の通り。
尻ポケ派に最もおすすめな革用クリーム
尻ポケ派に最もおすすめな革製品用クリームは、ドイツのメーカーコロニルのシュプリームクリームデラックスです。
尻ポケ派にシュプリームクリームデラックスがおすすめな4つの理由
- 革に栄養を浸透させやすい乳化性
- 嫌味の無いシダーウッドの素敵な香り
- 有機溶剤不使用
- フッ化炭素樹脂配合
ケア剤の香りって意外と大事。私事ですが、フランスの某社製クリームの香りは耐えられません。。。
有機溶剤が含まれていない為、デリケートな製品にも安心です。
フッ化炭素樹脂とは、つまりフッ素。防水スプレーに含まれる成分です。
尻ポケットという過酷な環境で使われるなら、ある程度の防水性能が欲しいところ。
このクリームなら、塗るだけで多少の撥水効果があり、他社の製品より頭一つ抜きん出ています(尻ポケ用として)。
くわしくは、コロニル1909シュプリームクリームデラックスの万能感をレビュー&使い方をご覧ください。
レザーソープで丸洗いってどうなの?
《レザーソープの効果》
水を使って泡立てて洗うため、革の表面の汚れを落とせるだけでなく、内部にしみ込んだ汚れにも効果があります。
しかし、これは最後の手段と思った方がいいです。理由は二つあります。
レザーソープはなるべく使わない方が良い二つの理由
理由を一つずつ説明します。
レザーソープをおすすめしない理由その1:扱いが難しい。
→革製品を水でジャブジャブ洗うわけですから、考えるまでもなく難しいです。
また、市販されている財布は、水溶性のボンドを使っている場合も多いです。しかも、そういうところに限って縫わずに接着のみで仕上げていたりする。
内側まで濡らすとこのボンドはカンタンに剥がれます。
レザーソープをおすすめしない理由その2:後々のケアが難しい。
泡で革表面を洗うわけですから、当然油分は落ちます。その分のメンテナンスをしなくてはいけないのですが、どのくらい油分を補ってあげればいいかが難しいです。
油分が足りていないとひび割れの原因になりますし、多すぎても革が柔らかくなってしまい型崩れしたり使いにくくなってしまいます。
まとめ
本当は尻ポケットに財布を入れ続けないのが一番いいですが、現実的にそれは難しい。
それなら、どうすれば財布をきれいに使えるか?そういう方目線でこの記事を書いてみました。
世の男性諸君にお役立ていただけたら幸いです。
ご不明な点等ございましたらお気軽にコメント欄でご連絡ください。
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