
お気に入りのスニーカーにカラー剤が・・・落とす方法ありませんか?

目立たなくする方法はあります!あきらめずにトライしましょう。

写真は実際についてしまったキャンバスのスニーカー。
もう買えないレアな靴なんだとか。
このカラー剤の落とし方について解説します。
服についたカラー剤にも使える方法です。
靴についたカラー剤を落とす方法
- カラー剤をふき取る
- 酸素系漂白剤で洗う
- クエン酸水をかける
- お湯でしっかり流す
- 陰干し
カラー剤をふき取る
なるべく早くふき取ります。
こすると繊維の中にカラー剤が入り込んでしまうので気を付けましょう。
酸素系漂白剤で洗う


この状態からクリーニングをはじめます。

使うのはワイドハイターです。

磨きます。
※今回スポンジを使いましたが、歯ブラシや靴用ブラシの方が生地を傷めないのでいいと思います。


くるくると円を描くように磨きます。流さずに次の工程に移ります。
ドライヤーで乾かす

生地からある程度離してドライヤーをかけます。



少し薄くなりました。
クエン酸水をかける

次に使うのはクエン酸。
お風呂の石鹸汚れなどにも効くので置いておくと便利です。

水に溶かします。
水:100cc
クエン酸:小さじ1/2


汚れに直接かけます。

ブラシで軽くこすります。
お湯でしっかりすすぐ


お湯ですすぎます。
クエン酸は強い酸です。
残ると生地を傷めてしまうことがあるのでしっかりと行いましょう。
陰干し

風通しのいい日かげで干します。
結果



完全には落ちませんでしたが、かなり薄くすることはできました。
これ以上自分で落とすのはむずかしいと思います。
完ぺきを求めるならプロに頼みましょう。


色落ちはする?

少し色落ちが見られます。
今回初めて洗ったので、当然といえば当然です。
洗わなかった側の左も洗剤で洗ってあげればわかりにくくなるはずです。
生地は傷まない?

多少生地にゆがみが出ています。これは洗剤やクエン酸というよりも水を通したことによるものかもしれません。
なので、洗わなかった方も水に通してあげると差はわかりにくくなるかもしれないです。

近づいてみると、スポンジでこすったところが若干毛羽立っています。
近づいて目をこらせばわかる程度です。
スポンジではなく歯ブラシや靴用ブラシの方が安全かもしれません。
除光液はおすすめしない
サロンで手に入りやすい薬品として、除光液をおすすめしている方も多くいます。
ですが、私はカラー剤除去に除光液はおすすめはしません。
理由はリスクが高いから。
除光液の成分は有機溶剤です。
これは何かというと、接着剤や塗料にも使われる溶剤。溶剤は有名なところではシンナーがあります。
いわゆる劇薬です。
カラー剤も落とす効果は見込めますが、元々の靴の色も落としてしまうかもしれません。
素人は手を出さず、プロのクリーニング屋さんに任せた方がいい分野だと思います。
クリーニングできる素材とできない素材
くつの素材を確認しましょう。
クリーニングできる素材
今回紹介した方法は、綿、麻、ナイロン、ポリエステル、レーヨンなどに使える方法です。
ナイロン、ポリエステル、レーヨンなどの化学繊維は熱に弱いので、ドライヤーによる乾燥は行わないでください。
クリーニングできない素材
つるつるした革やスエード、その他デリケートな素材には使えません。
理由は、靴に漂白剤やクエン酸をしみこませてしまうのはリスキーだから。

革の靴にカラー剤を付けたらどうすればいいですか?
革やスエードの靴の場合のクリーニング方法
布でカラー剤を取り除き、プロに相談しましょう。
しみ抜きの専門店、革の専門店がおすすめです。お近くにお店があればいいですが、ない場合はネットで。
私は利用したことはありませんが、たとえばこちら。

クリーニングから保管までやってくれるそうです。
またはコチラ☟


水、コーヒー、ワインなどの飲食品、また油性インクやボールペン・口紅などのシミや汚れなどのお困り事も、お品物の風合いを損なわないようにクリーニング・メンテナンスの対応が可能です。
幅広いシミや汚れに対応しているようなので、カラー剤についても期待できるかもしれません。
☟のせんたく便というサービスでも靴専用のプランがあり、プロフェッショナルが仕上げてくれるようです。


一度相談してみるといいかもしれません。
大切な靴ですから、無理に自分で落とそうとせず、専門の業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
くつについたカラー剤の落とし方について書きました。
自分で完全に落とすことはむずかしいですが、目立たなくすることはできると思います。
もう一度手順をまとめます。
- カラー剤をふき取る
- 酸素系漂白剤で洗う
- クエン酸水をかける
- お湯でしっかり流す
- 陰干し
上記方法で落ちない場合は専門家に相談しましょう。
お近くにお店がない場合は、これらのネット店舗が役に立つかもしれません。


あなたの大切なくつがまたきれいになって活躍してくれることをお祈りします。
他にも革製品のお手入れや靴のケアなどについて書いています。
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