レザークラフトで使う革の保管ってどうしてますか?
部屋の隅に立てかけて置いてる。
立てて保管するのはNGです!
『いざ使おうと思ったら、革がシワだらけでやる気が無くなった』
何てことありませんか?
そうならない為にはどうすればいいのでしょうか?
保管方法の8つのポイントを押さえましょう。
- 寝かせて保管
- 積み重ねない
- 段差ができない巻き方を
- 紙管と包装紙は再利用
- 時々巻き直す
- ほこり対策は大切
- 紫外線は革の天敵
- 湿度に気を配る
レザークラフト用の革の保管方法
ここがポイント
- 寝かせて保管
- 積み重ねない
- 段差ができない巻き方を
- 紙管と包装紙は再利用
- 時々巻き直す
- ほこり対策は大切
- 紫外線は革の天敵
- 湿度に気を配る
筒状に巻いて寝かせて保管する
革を立てて保管すると、シワが入って使えなくなってしまいます。
これは硬い革でも柔らかい革でも同様です。
できるだけ積み重ねない
きちんと巻いて保管していても、積み重ねると革が凹んだり変形してしまいます。
段差ができない巻き方(凸凹を無くす)
巻く時に小さな端切れなどを重ねて巻くと、跡がついてしまう原因になります。
また、革の端は自然にできた凸凹や硬い部分がある場合があります。
こういった部分はあらかじめ取りのぞいておくと、革を巻いた時に跡がつくことを防げます。
紙管と包装紙は再利用する
革を買って送ってもらう時に使われている紙管と包装紙を捨ててしまっているとしたら、それはすごくもったいない!
革の保管時にも利用しましょう。
特に、ビニールで補強されている包装紙は有能
会社によって包装紙は違うので、必ずしもこのタイプを使ってくれるとは限りませんが・・・これだったらありがたいです。
ビニールで補強されている包装紙は大切に使いましょう。
破れにくく耐久性もあるので、革の保管にはピッタリの素材です。
時々巻き直し&ブラッシング
巻き直しすることで、革にクセが付きにくくする効果があります。
その時にブラッシングでほこりを払ってあげるとなお良いです。
ここで使うブラシは、化繊ブラシか馬毛ブラシがおすすめ。
使いやすく革に負担もかからなくて良いです。
ほこり対策は地味に大切
ほこりが溜まらないように、マメに掃除するとか、ブラッシングをする等対策しましょう。
乾燥は革のひび割れを引き起こします。
紫外線は革の天敵
紫外線が革に当たり続けると、変色や退色の原因になります。
なお、退色はタンニンなめしだけでなくクロムなめしでも起こります。
クロムなめしとタンニンなめしの違いはこちら☟で書いています。
湿度にも気を配る
湿度を下げることでカビの繁殖を防ぐことは可能ですが、下げ過ぎると革が乾燥してしまいます。
カビが繁殖しやすい条件
70%以上の湿度(60%以上から活発に活動、80%以上で一気に繁殖)
20~30度の気温(25~28度がもっとも生育に最適)
革の保管に適した湿度は45%~55%くらいが推奨されているようです。
冬、エアコンを使う時は加湿器を付ける、梅雨や秋雨の時期は除湿器をうまく使うなど、上手に調節しましょう。
除湿器の選び方
我が家で使っているのはこれ。10年取り替え不要のフィルターが付いているので空気中のホコリもキャッチしてくれます。
除湿器にはコンプレッサー式とゼオライト式の2種類があり、こちらはコンプレッサー式。
コンプレッサー式は気温が高い時に有効なタイプなので、梅雨~秋口に湿度が上がりやすい日本の多くの地域ではこちらがおすすめです。
加湿器の選び方
- スチーム式:ヒーターで加熱して加湿。パワフルだが電気代が高い。
- 気化式:水に空気を送って加湿。加湿力に劣るものの電気代は安い。
- 超音波式:水を超音波によって微細な粒子にして噴出し、加湿。スチーム式より電 気代を抑えられるものの細かな手入れが必要。
- ハイブリッド式:冬はスチーム式、夏は気化式として働く。
参考インズウェブ
我が家では衛生的なスチーム式を使っています。
湿度計で管理すると安心
湿度計があると目安になるので安心できます。
革製品をカメラの防湿庫に入れるのはNG?
ここから話すことは革素材ではなく革製品についてです。
先に書いた通り、革は乾燥させすぎると割れやすくなるリスクがあります。
防湿庫は設定を間違えると普通に20%くらいに下がってしまい、これは革にとってはリスキーな環境。
レザークラフト用革の保管方法のまとめ
この記事では革に優しい保管法についてお話しました。
革の保管に大切なポイントをおさらいしましょう。
- 寝かせて保管
- 積み重ねない
- 段差ができない巻き方を
- 紙管と包装紙は再利用
- 時々巻き直す
- ほこり対策は大切
- 紫外線は革の天敵
- 湿度に気を配る
以上です。
革はデリケートなので、正しい方法で保管することが大切。
あなたの環境もこの機会に見直してみてくださいね。
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