レザークラフト初心者が浅草の革問屋から仕入れる方法

レザークラフト講座
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レザークラフトの腕が上がって作りたい物が増えてくると、半裁(牛一頭分の半分サイズ。成牛で一畳より大きいくらい)を買って部位ごとに選んで使ってみたいと考えるようになります。

この記事では、どうすれば個人でも問屋から買えるのか断られない方法は欲しい革の取り扱い店の探し方は浅草仕入れのコツ&楽しみ方などを紹介していきます。

結論だけ先に書いておきます。
革を問屋から仕入れる方法は、年2回のレザーフェアに行くか、ググって見つけた革屋に直接アポを取って見せてもらう。これだけです。詳しく説明していきます。

そもそも、大判革を問屋から直接買うメリットは?

小売店でも、大きな手芸店やネットショップでは大判の革を買うことができます。しかし、問屋と直接取引をすることで、小売店では得られないメリットを受けることができます。

1、安く買える

2、買える革の種類が多い

3、大きなパーツをとれて部位を選んで使える

メリット1 安く買える

カットした状態で販売される革は、半裁やダブルショルダーなどの大判の革に比べると単価が高く設定されています。大判の革を買うことで、仕入れのコストを下げることが可能です。

さらに、小売店を通さずに問屋から直接買うことで、より安く仕入れることができるメリットもあります。

メリット2 買える革の種類が多い

小売り店は、お店の顧客に合わせて独自に選んだ商品ラインナップを用意しています。その為、小売店で販売する革の種類は、問屋が扱っている革の種類よりもずっと少なくなります。

自分の欲しい革が小売店にあればいいのですが、そうでない場合は、問屋と付き合いがあるのは強みになります。

メリット3 大きなパーツをとれて部位を選んで使える

大きなバッグやベルトを作ろうとなると、大きな革を買わないと作ることができません。

牛革の半裁なら、ほとんどの革製品を作ることが出来ます。

また、カットして売られている革は、どの部位が使われているのかわからず、パーツによって部位を変えて裁断することもできません。半裁なら、”どの部位がどんなパーツに向いているのか”や、”繊維の流れの向き”を学びながら使うことができます。

それでは、実際に問屋で革を買う方法について紹介していきましょう。

レザークラフター 革の問屋デビューの方法

1、レザーフェアに行く

2、問屋に問い合わせる

3、同じ趣味の人を見つけて紹介してもらう

1 レザーフェアに行く

《TLF東京レザーフェア》

  • 毎年5月頃と12月頃、各会2日間開催
  • 開催地は浅草
  • 革屋、資材屋など、革関連企業が数多く出展
  • ヨーロッパのタンナーも毎年出展

東京の浅草で年2回開かれている革の合同展示会。

一度にここまで多くの革を見比べられる機会はそうそうないので、革に興味があるけれど行ったことが無いという方は、これを機に是非一度行ってみることをおすすめします。

気になった会社がある場合は、積極的に営業さんに話しかけて名刺をもらっておきましょう。革の端切れをもらうこともできるかもしれません。

海外のタンナーも毎回出展しています。運が良ければ、ハイブランドが使うような素材が一枚から買えるかも?

公式HPから問い合わせれば次回以降の招待状を送ってもらえるようになります。

2 問屋に問い合わせる

気になる問屋があったら直接問い合わせてみましょう。問屋はB to Bの取引が基本ですので、アポイントメントは必須です。

仕事で企業を訪問するような段取りが必要と思ってください。

メールでアポを取る

アポを取る方法は、企業HPがある場合は電話よりメールや問い合わせフォームが望ましいです。

革屋さんは規模が小さい会社も多く、実質一人で回しているような会社もあります。こういう会社に電話してしまう迷惑な場合がありますので、メールでの方がお互いに時間の使い方が計算できて良いと思います。

この業界は未だにHPが無く注文もFAXのみなんていう会社もざらにあります。そういうところへは電話で問い合わせましょう。

アポを取る時に伝える(質問する)ポイント
  • 個人で革製品を作っているということ
  • 欲しい革の種類
  • 用途

個人の方お断りという会社もありますが、私の肌感覚では、まともに事業としてやっているような革屋さんは、きちんと接すればそれにふさわしい形で対応してくれます。

個人の客は面倒だからと門前払いするような問屋さんは、あまり熱心に事業をしている業者さんではない場合が多いです。そのような業者さんと付き合うメリットは無いので、断られたら切り替えて別の会社を当たった方がいいです。

予め、どんな革が欲しいかを伝えておくとスムーズです。その時に、用途(何を作るのか)も一緒に伝えておくといいかもしれません。

営業さんの経験からおすすめの商品を選んでくれたり、アドバイスをしてくれたりするかも。営業さんと仲良くなっておくと、良いことはあっても悪いことにはなりませんからね。

訪問

いざ訪問です。革の会社というと異世界過ぎて恐れおののいてしまうかもしれませんが、大丈夫。取って食われるようなことはありません。

訪問すれば担当の営業さんが迎えてくれて、革を見せてその説明をしてくれるはずです。

この際、イメージと違ったなと思ったら買わずに帰って大丈夫です。お礼を言って別のお店に行きましょう。

注文

欲しい商品が決まったら注文します。

注文はその場でしなくても大丈夫です。後で注文する段階で名前や色名を忘れてしまわないよう、メモを取ったり、営業の方の了承をもらって写真を撮っておきましょう。

ハギレをもらうこともできるかもしれません。スワッチ(色見本)は通常は有料の場合が多いので、導入を決めた場合は購入しておくと良いと思います。

その場で注文する場合、自分で持ち帰るか、宅配で送ってもらうかを選ぶことができます。

山羊革など小判なら持ち帰ることも可能ですが、牛革は車が無いととても無理なので、無理をせず宅配を頼みましょう。

注文時にチェックすべきポイント(保存版)

・問屋の在庫が無くなっても補充される商品かどうか
・カラーバリエーション
・自分の使いたい用途に合っているかどうか質問
継続して買える商品なのかどうかが重要。何か作って人に見てもらったりすると、そこから注文をもらえることがあります。その時、同じ素材やその色違いが欲しいと思っても、在庫が無いと作ることができませんね。そうならない為にも、自分が買おうとしている革が継続販売されるものなのか、そうでないのか、きちんと確認しておきましょう。

一人で行きにくいなら、レザークラフト仲間に紹介してもらおう

1人で訪問する勇気が出ないという方は、既に問屋デビューしている人を見つけて、仲良くなって紹介してもらいましょう。

今だったら、SNSで革について書いている人を見つけて仲良くなることもできますね。仲良くなったら、ダメもとで仕入れに同伴できないかお願いしてみましょう。OKしてもらえれば感謝。だめでも仕方ないくらいの気持ちで。

情報共有ができる仲間がいるというのは心強いはずです。

次の項目では、欲しい革の取扱店を探す方法をお話しします。

欲しい革の取扱店を探す方法

自分が使いたい革のイメージは決まっていても、肝心の取扱店がわからない。そんな時はどうすればいいかご紹介します。

レザーフェアに行く

先に書いた項目と重複しますが、レザーフェアは、どんな会社がどんな革を扱っているのを知るのに最適な機会です。毎回ごとの展示内容に大きな変化はないのですが、傾向を知ることができ、さらにその場で欲しい商品を選ぶところまで済ませてしまえる貴重な機会です。

ひたすらググる

革に限らず情報収集の基本です。革の名前で検索すれば、運が良ければ代理店や取扱店のHPがヒットします。うまく使えば、足を使って探すよりもずっと効率良く欲しい情報を手に入れることができるはずです。

浅草周辺をサイクリング

非効率的な方法ですが、注意を凝らしながら散策すれば、革屋さんを見つけることができるかも?

突然の訪問に対応できるスタッフがいるかどうかはわかりませんが、運が良ければ話を聞かせてもらえるかもしれませんし、その会社のHPをチェックすれば欲しい商品に出会えるかもしれません。偶然の出会いにかけてみるのも吉?

浅草で革を仕入れるなら覚えておこう!

失敗無く革を仕入れる為に、これだけは覚えておきましょう。

1枚/1色から買える商品と買えない商品

一枚から買える商品と買えない商品の違いは、買える商品は在庫している定番商品。買えない商品は受注生産もしくは取り寄せの商品です。

在庫していても、スポットで仕入れた素材であったり、在庫限りの場合もあります。再度仕入れたいと思った時に買える商品なのかどうか、予め確認しておいた方がいいです。

最近は輸入革であっても1枚から取り寄せてくれる超優良な革屋さんがちらほら出始めました。私も利用させてもらっていて、本当に助かっています。興味がある方はこの記事からコメントしてください。

メールやWEB SHOPで注文は無理?

浅草まで行かなくても、メールやWEB SHOPからの注文を受けている会社もあります。欲しい素材が決まっている場合は、取扱店を見つけて連絡を取ってみましょう。そうでない場合は、まず実物を見せてもらうことをおすすめします。

革の選び方

自分で判断できない場合は、用途を伝えていくつかおすすめを選んでもらいましょう。その中で好みにあった革を自分で選べばいいというわけです。餅は餅屋です。

悲報。こんなお客は嫌われる。問屋訪問で嫌がられない為の予備知識

革屋さんに嫌われると売ってもらえない?いえいえ、いきなり出禁なんて普通は無いですけど、いい関係が築けないのは双方にとって損ですよね。そうならない為に知っておいた方がいい情報です。

欲しい革のイメージを持たずに訪問する人。種類、予算など

問屋さんは本当にたくさんの革を取り扱っています。何のイメージも持たずに訪問すると迷ってしまうし、営業さんも何を勧めたらいいのかわかりません。種類(例 シボの入った赤い革とか黒のスムースとか)や予算など、自分のイメージをしっかり持ってから訪問するようにしましょう。

約束した時間を守らない人/予約せずに訪問する人

問屋さんは、小売のお店ではありません。普通は、一回の仕入れで数十万から数百万、あるいはそれ以上の取引をしています。小売りや製造業に比べると薄利多売です。

予約に遅れて時間が押してしまうと迷惑をかけてしまいます。お互いに気持ちのいい取引ができるように、時間に遅れない、遅れる場合は連絡を入れるなど、当たり前のことをきちんとするようにしましょう。

いきなり他社の商品を持ち込む人

これはケースバイケースではありますが、初対面で他社の商品を出すと相手の気分を害してしまうことになるかもしれません。仲良くなってから、「これに近い質感のものはありますか?」という聞き方なら問題ないですし、そこから情報を得られるきっかけになったりもします。

浅草で仕入れをするならレンタサイクルを使わない手は無い

浅草周辺は日本一の革の仕入れどころです。職人御用達の工具店や金具屋、資材屋などがひしめきあい、その盛況ぶりは海外からわざわざ仕入れに来る職人がいるほど。たっぷりと見て回ることができますが、歩いて回るには少しエリアが広すぎます。そこで、レンタサイクルの利用をおすすめします。

台東区レンタサイクルマップ

台東区は、区営の自転車置き場を利用したレンタサイクル事業を行っています。レンタサイクルは、リンク先マップの4か所で借りることができます。

独自にピックアップしてマップを作ってみたのでよろしければご利用ください。

台東区レンタサイクルマップ

料金表
料金体系料金返却延滞について
4時間貸し200円当日100円。翌日以降は1日当り300円
当日貸し(貸出日の20:30までに返却)300円1日当たり300円
3日貸し(最大72時間)600円1日当たり300円
7日貸し(最大168時間)1,200円1日当たり300円

※ 3日貸し・7日貸しの複数日利用は、夜間などの保管場所を確保できることが貸出の条件となります(路上放置不可)。

このレンタサイクルとても便利で、どこで借りてどこで返してもOKという太っ腹な制度なのです。しかも安い!借りるときに返す場所を予め伝えておく必要だけはあるのですが、大した手間ではないですよね。

外国人の利用者も多く人気なので、天気が良くて遅い時間になると自転車が残っていない場合があります。特に、浅草駅からすぐの隅田公園内自転車置き場は空きが無い場合があります。御徒町方面が穴場かと思います。

借りるときに本人確認書類の提示が必要です。

浅草仕入れサイクリングの楽しみ

今戸周辺で革屋を回り、蔵前と浅草橋で金具と資材をチラ見、その足で上野に行くも良し、国技館で相撲の文化に触れるも良し、最近アツい馬喰町に行くのも良し。観光地ですから、サイクリングするには最高のエリアだと思います。

自転車を返したら浅草寺にお参りをして、小粋な天ぷら屋にでも入って、次は何を作るかを妄想しなが食事してほろ酔いで帰る。

きっと素敵な一日になることでしょう。

素敵な仕入れができますように。

やっぱり面倒だからネットで革買いたいわ。って方の為に

わかりますよその気持ち。

そんな方の為に、ネットで注文できて送ってくれる革のネットショップをいくつか載せておきます。

Amazon

革に関しては、Amazonはあまりおすすめできないです。理由は、バリエーションが少ないのと、どこのタンナーがなめした革なのかとかの補足情報がほとんどないから。

お試しで革を買ってみたいという方にだけおすすめします。

 

楽天

楽天は革を買うのにおすすめなお店が揃っています。

老舗の革屋さんが楽天支店を出していたりするので、Amazonよりも信頼できます。

 

 

↑のパレットさんなどは老舗のレザークラフトショップなので、きちんと革に詳しい方が選んでくれていると思います。

Leather craft Phoenix

大阪にある老舗のレザークラフトショップ。

プロの職人さんでも利用している方もいるのではないでしょうか?

ヌメ革と真鍮金具とレザークラフト材料の通販-フェニックス
大阪難波にあるレザークラフト材料店のネットショップです。皮革販売、卸売、小売の設定もあり、初心者の方からプロの方まで対応しています。

まとめ

革を問屋から仕入れると様々なメリットがあります。

安く買えたり、クラフトショップでは扱っていないレアな革が手に入ったり、自由にパーツ取りできたり。

アポの取り方は、レザーフェアで声をかけるか、直接メールしましょう。

ちょっと面倒ではありますが、良い革を安く買う為ならがんばれる??

 

でも行くのめんどい。

 

っていう方は、パレット楽天Amazonなどで買いましょう。

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