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汗を吸った革ベルトの手入れ方法と洗い方|表と裏でちがいます

革製品のお手入れ方法

当記事はプロモーションをふくみます。

革製ベルトの天敵は、汗にふくまれる不純物です。

汗を吸ってそのままにしておくと、せっかくの革のベルトがだめになってしまいます。

どうだめになるかというと以下の通り。

Q
ベルトの手入れを怠るとどうなる?
A
  • カビが生える
  • 悪臭がする
  • ひび割れが起こる
  • 変色する

これらのデメリットを引き起こす可能性があります。

関連記事 プロが教える革製品のカビ予防策!おすすめ防カビ剤も紹介

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そうならない為に、革ベルトの普段のお手入れと、ベルトを汗だくにしてしまった時に自分でできる対処法についてお話します。

なお、これは夏だけの話ではありません。冬でも蓄積された汗の成分が悪影響を及ぼすので気をつけてお手入れしてください。

この記事を書いた人

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革職人の経験を活かし、趣味のレザークラフターや革製品のトラブルに悩む方に役立つ情報をわかりやすくお伝えします。

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革ベルトのお手入れ方法|表と裏で異なります。

革ベルトのお手入れ方法

ベルト表面は汚れがつくリスクが小さく、お手入れはシンプルです。
理由は、財布のように肌に触れる機会が少なく、バッグのように雨に濡れる機会も多くないからです。

ベルトの手入れに使う道具
  • 革用ブラシ
  • デリケートクリーム
  • コットンの柔らかい布
  • [コロニル] 汚れ落とし レザーソープ
ベルトの手入れ手順
  1. パンツからはずして陰干し
  2. ブラッシング
  3. 汗抜き
  4. デリケートクリームを塗る
  5. クリームが乾いたらブラッシング

手順①-パンツからはずして陰干し

革のベルトは陰干しがおすすめ

ベルトに限らず、革が濡れている時は陰干しが基本です。

直射日光に当てたりドライヤーの熱風にさらしてはいけません。革の水分が奪われてしまい、ひび割れの原因になります。

汗が乾くまで吊るして干しましょう。

手順②-ブラッシング

乾いたらブラッシングです。

使うブラシは馬毛か化繊のブラシが万能でおすすめ。

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私は馬毛より化繊のブラシの方が弾力があってより好きですが、見た目の好みで選んでもいいです。詳細はこちら☟で書いています。

ここまでは表も裏も同じ工程です。同時に行うといいでしょう。
※一枚革のベルトは裏面の手入れはしないでください。

手順③-汗抜き

コロニル レザーソープで汗抜き
本来であれば革内部にまでしみ込んだ汗も流したいところですが、革に詳しくない方がそれをするのはリスクが高いです。

なので、ここでは裏面の表層付近についた汚れ落とし方法を紹介します。

汗抜きに使う道具
  • [コロニル] 汚れ落とし レザーソープ
  • コットンの柔らかい布
ベルトの裏面の汗抜き手順
  1. レザーソープを革に塗る
  2. 硬く絞った布で水拭き
  3. 陰干し

レザーソープを革に塗る

レザーソープを布にとり、革にまんべんなく伸ばします。

私が使っているレザーソープはこれ。

成分はほぼ界面活性剤。てことは、ただの洗剤のようなものです。

コスパが悪いと感じるかもしれませんが、泡で出てくるので使いやすく、よけいな成分が入っていないので安心です。

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革に染み込ませた後、乾くまで待ちます。

硬く絞った布で水拭き

乾いたら、硬く絞った布で水拭きします。

革から色落ちする可能性がありますので、タオルなどを使う際は色移りしてもよい物を選びましょう。

陰干し

陰干しして汗抜きは完了です。

手順④-デリケートクリームを塗る

油分と表面保護のバランスがいいクリームがおすすめ。

この辺りですね。

ベルトは広い範囲をムラなく塗りたいので、塗りやすさを重視してラナパーを選ぶのもアリです。

デリケートクリームの選び方はこちらをご覧ください。

手順⑤-クリームが乾いたらブラッシング

完全に乾いてから行ってください。季節にもよりますが数時間置けば問題ないです。

完了です。お疲れ様でした。

頻度は~年1~2回

革は洗えると書きましたが、リスクはあります。

きちんとお手入れをしないと油分が抜けてしまいますし、色付きの革だったら確実に色は褪せます。

なので、やりすぎないことが大切。

夏の終わりに行うとか、多くても年2回くらいとかに留めましょう。

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汗だくのヌメ一枚革ベルトの手入れ方法

汗だくのベルトのお手入れ

汗で表面まで濡れるくらいシミになってしまったら、がっつり水洗いしましょう。

deteのシザーケースベルトも水洗いOKです。

先ほど水洗いはリスクが高いと書きましたが、一枚革のベルトに限れば問題ないです。『しっかり保湿を行うなら』というただし書き付きで。

汗だく一枚革ベルトの手入れ手順

  1. 洗面器に水をはり、中性洗剤を少し混ぜる
  2. ベルトを浸ける
  3. 水を捨ててすすぐ
  4. 水気を切って陰干し
  5. デリケートクリームを塗る
  6. クリームが乾いたらブラッシング

手順①-洗面器に水をはり、中性洗剤を少し混ぜる

洗剤の量は軽く泡が立つくらいで大丈夫です。

衣類用洗剤は避けた方がいいです。漂白剤や蛍光剤が革に悪い影響をあたえる恐れがあります。

手順②-ベルトを浸ける

ベルトを静かに浸します。時間は革の種類によりますが、中までしみ込めば大丈夫です。生成りのヌメ革なら5分~10分くらいが目安です。

手順③-水を捨ててすすぐ

水を捨て、今度は真水に付けます。

30分~1時間くらい。

手順④-水気を切って陰干し

水気を切って陰干しします。絞ったりベタベタ触ったりしないよう気を付けましょう。

手順⑤-デリケートクリームを塗る

完全に乾いたら、表面のみにデリケートクリームを塗ります。

油分が抜けているので、通常よりも多めに塗りましょう。

おすすめのクリームはこちら。

手順⑥-クリームが乾いたらブラッシング

表面のみブラッシングして完了です。大切に長く使いましょう。

革を水洗いするときにしてはいけないこと

水洗いするときにしてはいけないこと

  1. 直射日光、ドライヤー、エアコンで乾かす
  2. 濡れた状態でベタベタさわる
  3. 保湿しないでそのまま使う

ベルトの手入れに使う道具一覧

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まとめ

ベルトのお手入れも、基本は他の革製品と同じで汚れ落としが大切。

汚れ落としはどうするかというと、基本はブラッシングです。

ブラッシングで落ちない裏面の汚れや汗だくのベルトは水洗いをしましょう。

他にも革のお手入れ記事を多数掲載しています。

質問やご要望はコメントでお寄せください。

コメント

  1. ドイ より:

    はじめまして。一枚革のベルトを使っており、この時期の汗対策に悩んでいました。この記事に勇気づけられて、週末に丸洗いを敢行、お蔭様でとてもスッキリしました。ありがとうございます!

    ただ…これを毎週やってもよいものなのでしょうか。

    • dete より:

      お役に立ててよかったです。
      でも毎週は・・・ちょっとやりすぎかもしれません。

      考えられるリスクは、色落ち(染料が入っている場合)と油分が抜けすぎてしまうことです。
      きちんと油分で保湿できていれば大丈夫ですが、抜けた分ムラなく補うのはむずかしいと思います。

      私自身、ひんぱんに洗った経験がないのでなんとも言えませんが、半年に一回とか数か月に一回程度から様子を見ながら洗っていただいた方がいいかと思います。

      • ドイ より:

        早速ありがとうございます!
        適切にムラなく補う技術と見極める目は全くないので、アドバイス頂いたような頻度で様子を見ながら慎重にやろうと思います。

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