骨董品店や古着屋で売っているような、年代物のアンティークバッグのメンテナンス方法を紹介します。

どうしてメンテナンスが必要なの?

革の劣化を防ぐ為です!
アンティークのバッグは、油分が無くなって乾燥した状態になっていることがほとんど。
放っておくと乾燥が進み、ひび割れが起こり、残念な姿になっていきます。

最悪、持ち上げただけで崩壊したりも。
そうならない為のメンテナンス方法を紹介します。
アンティークレザーバッグのメンテナンス方法(保湿と保護)

- 豚毛ブラッシング
- 馬毛ブラシでオイルを塗る
- 乾くまで放置
- ロウ入りのクリームを塗る
- ブラッシング
- 豚毛ブラシ
- 馬毛ブラシ
- ニートフットオイル
- ロウ入りのクリーム
- ネル生地
手順、道具の順に解説します。
キャンバス地とヌメ革のトランクのハンドルをメンテナンスしました。
豚毛ブラッシング

硬めの豚毛ブラシでほこりを落とします。
この工程をおろそかにすると、オイルを入れた時に汚れも取り込んでしまうのでしっかりと行いましょう。
馬毛ブラシでオイルを塗る

オイルで保湿します。ここではニートフットオイルを使いましたが、その他の動物性オイルでも大丈夫です。
ブラシをハケ代わりにして塗りましょう。
これが一番塗りやすく失敗も無いです。
※ブラシはオイル塗り専用にしましょう。
乾くまで放置
オイルが乾いていない状態は、革が濡れた状態と同じでデリケート。
しっかり乾かしましょう。
ロウ入りのクリームを塗る

クリームを布で塗ってのばします。
ロウ入りのクリームって?の疑問には、次で紹介する道具の項目でお話します。
ブラッシング

ブラッシングで余分なクリームを取りながら整えます。
ココで使うブラシは、最初に使った豚毛でもいいですし、このサイト「デテログ」でプッシュしている万能ブラシのプロブラシ(化繊)でもいいです。
完成です。

プロブラシ
オイルが入って色が濃くなり、ラナパーを塗った後にブラッシングしたのでツヤが戻っています。
これでしばらくは安心です。
アンティークバッグのメンテナンスに使う道具

- 豚毛ブラシ
- 馬毛ブラシ
- ニートフットオイル
- ロウ入りのクリーム
- 仕上げブラシ
豚毛ブラシ
アンティークバッグのクリーニングには、硬さのある豚毛ブラシが使いやすいです。
馬毛ブラシ
オイルをムラなく塗り広げるには、弾力があって柔らかいこの馬毛ブラシが最適。
ニートフットオイル
動物性油脂100%のオイルであれば、馬油などその他のものでもかまいません。
買いやすいオイルはこの辺り。
ニートフットオイルの塗り方について書きました。
ロウ入りのクリーム
普段はデリケートクリームなどの柔らかめのクリームをおすすめしていますが、ここではロウ入りの少しだけ硬めのクリームをおすすめします。
例えば、
など。
保湿成分は先に塗ったオイルで十分。それよりも保護して乾燥と劣化を防ぎましょう。
また、アンティークバッグはオイルも抜けやすいので、表面をコーティングしてあげる必要があるのも理由の一つ。
保湿よりコーティングと書きましたが、蜜蝋そのままでは使えません。
理由は、これらは硬すぎるから。
摩擦をかけて熱で溶かし込めば使えないこともないのですが、そこまで摩擦をかけるとバッグに負担がかかり過ぎます。
上記は実践して失敗済みですw
☟証拠

一見、良い感じに手入れされているアンティークバッグですが・・・

光の加減を変えると、蜜ろうを塗った後が残ってしまっている。
ごしごし磨きましたが消えませんでした。
ラナパーがアリかナシかについてお話しした記事☟
仕上げのブラシ
最初に使った豚毛ブラシでもいいですが、欲を言えば仕上げ用にもう少し繊細なブラシを用意したい。
おススメはこれ。
適度な弾力と柔らかさで一押しです。
ブラシの選び方について詳しく知りたい方はこちらを。
アンティークと現代のバッグや財布のメンテナンスの違い

現代のバッグや財布は、アンティークバッグとは違ったメンテナンスが必要です。
違うところ:オイルを使うかどうか
今回紹介したアンティークバッグではオイルを使いましたが、普通のバッグや財布ではおすすめはしていません。理由は、新しい製品にオイルが必要なケースが少ないから。
デリケートクリームに含まれている油分や保湿成分で十分です。
違うところ:使うクリームの種類
アンティークバッグではロウ入りのクリームを使いましたが、普通のバッグや財布にはロウが入っていないクリームで大丈夫。
コロニルやサフィールなどのデリケートクリームをおすすめしています。
その方が服などにロウが付く心配をしなくていい分、使いやすいかもしれません。
財布におすすめのクリーム3選☟
アンティークと現代のバッグのメンテナンスで共通する点
共通する点は、クリーニング(ブラッシング)から始まって、保湿してブラッシングで終えること。
ブラッシングの効果:汚れを落とし、革目を整えて見栄えを良くしてくれる
保湿の効果:革に柔軟性を持たせ、長持ちさせてくれる
大切なことなのでもう一度。
アンティークバッグのメンテナンスについてのまとめ

たまらなく雰囲気良いです。
アンティークバッグのお手入れについて書きました。
手順は以下の通りです。
- 豚毛ブラッシング
- 馬毛ブラシでオイルを塗る
- 乾くまで放置
- ロウ入りのクリームを塗る
- ブラッシング
乾いた革に潤いが戻り、アンティークでもいきいきとした姿に戻ってくれるはず。
使った道具はこちら。



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