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ニートフットオイルの失敗しにくい塗り方|ムラになりにくい

ニートフットオイルの失敗しにくい塗り方|ムラになりにくい 革製品のお手入れ方法

当記事はプロモーションをふくみます。

ニートフットオイルは油分の抜けた革の保湿に最適ですが、使い方を間違えると逆効果になり、ダメージを与えてしまいます。

この記事では、誰でもムラなく塗れてしかも時短化できるニートフットオイルの目からうろこの塗り方をご紹介します。

こんな方に向けた内容です

オイルをムラなく塗るのムズイです。上手く塗る方法は?

 
 

財布のお手入れを簡単にするいい方法ないですか?

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解決方法はあります!

この記事のテーマ
  • ニートフットオイルの塗り方は?
  • 塗り過ぎは厳禁?間違った使い方
  • ニートフットオイルとは?
この記事を書いた人

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革職人の経験を活かし、趣味のレザークラフターや革製品のトラブルに悩む方に役立つ情報をわかりやすくお伝えします。

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ニートフットオイルの塗り方

ニートフットオイルの塗り方

使う道具はブラシとオイルだけ

使うのは革製品のお手入れ用ブラシとニートフットオイルだけ。

おすすめの商品はお手入れ方法のあとにご紹介します。

手順とその動画

手順
  1. 塗る前に汚れを落とす
  2. 馬毛ブラシにオイルを垂らす
  3. ブラシで塗る

塗る前に汚れを落としましょう

まずオイルを使わずブラッシングします。汚れがついたまま塗ると革に汚れがしみ込んでしまいます

全体を優しくブラッシングしてほこりを落としましょう。

おすすめはこのプロブラシ。

適度な弾力で革製品のホコリ落としに最適です。

ブラシの選び方について詳しく知りたい方は、革職人が選んだベストな革用ブラシに検証写真を添えて。をご覧ください。

馬毛ブラシで塗る

コットンの布やウールで塗ることを推奨する方が多いですが、私が強くおすすめする塗り方は馬毛ブラシ方式

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ムラになりやすいオイルをまんべんなく塗れる画期的な方法です。

より柔らかい山羊毛ブラシを使ってもいいです。

関連記事 山羊毛ブラシを革製品に使うメリット|なめらかな光沢

方法

まずオイル用ブラシを作ります。

ニートフットオイルを馬毛ブラシにしみこませます。

ブラシ全体に数滴垂らし、手か布などで全体に馴染ませます。

手でなじませます。

これで準備完了。

ここで使う馬毛ブラシはオイル塗布専用にしましょう。

今後は使ったら1滴、また使ったら1滴と様子を見ながら塗ります。

ブラッシングしながらオイルを塗ります。

ブラシにオイルを馴染ませたら、あとは優しくブラッシングするだけ。

完成です。

なぜ馬毛ブラシ?

均一に薄く塗れるのと、革にダメージを与えにくいのが理由。

布やウールでは、”色が変わらない程度に薄く塗る”ことが難しいです。

塗布量の目安

使うオイルの量は、ブラッシングした結果で判断しましょう。

「これ塗れてるの?」くらいの感覚で十分です。

革の質感は「少ししっとりしたかな?」くらい。

よほど状態の悪い革でなければ、これだけで革は柔らかくなります。

もし、革の色が濃く変わったらそれは塗り過ぎです(カッピカピの乾いた革の場合は色が変わるくらいオイルを入れます)。

ツヤが無くなったけど?

疑問がある女性

塗ったら革のツヤがなくなったけどこれ正解?

大丈夫です!

光沢のある革に塗ると、少し曇ったようになりますが、使っているうちに元に戻るので心配はいりません。

もし気になるなら、オイル用でない方のブラシでブラッシングして仕上げましょう。元の光沢が戻るはずです。

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ブラシで塗るときの注意点

注意点
  • 強くこすらない
  • 硬すぎるブラシを使わない
  • 汚れ落とし用のブラシは別に用意する
  • 防水効果は強くない

オイルが入った状態の革は普段よりデリケートです。強くこすらないように注意しましょう。

使うブラシの種類にも注意が必要です。今回紹介した馬毛か山羊毛などのやわらかいブラシを用意してください。

汚れ落とし用のブラシにはオイルを染み込ませないで使います。そうしないとホコリを油が巻き込んでしまって汚くなります

今回のお手入れ方法では、防水効果を高めることはできません。もちろん、油なので一時的なはっ水効果はありますが、雨に当たったりしずくがついてそのままにしておけば染み込みます。

防水対策して革の変質や汚れを守りたい場合は防水スプレーが必須です。くわしくは、防水スプレーはヌメ革に悪影響?使った方がいい理由をご覧ください。

ニートフットオイルのお手入れに必要な道具

必要な道具はブラシ×2とオイルだけ。ホコリ落とし用ブラシはクリームを塗る時にも使えます。

ホコリ落とし用ブラシ

適度な弾力がある化繊のブラシ。毛が抜けにくく、毛の汚れを落としやすいから衛生的という特徴もあります。

オイルを塗るための馬毛ブラシ

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コスパがいい定番の馬毛ブラシで最初の1本におすすめです。

ニートフットオイル

サラっとしていて使いやすいニートフットオイル。レビューを読むと臭いという意見もありましたが、私はそれほど気にならなかったです。塗って時間を置けばかなりやわらぎます。

ニートフットオイルの間違った使い方|塗りすぎに注意!

間違った使い方3選
  1. 塗り過ぎ(量)
  2. 塗り過ぎ(頻度)
  3. 普段のお手入れにはNG?

間違った使い方|塗り過ぎ

塗り過ぎの例

ニートフットオイルは液体のオイル。液体のオイルは、どうしても塗り過ぎになりやすいです。

塗り過ぎてしまうと、革が柔らかくなり過ぎて型崩れしたり、汚れやすくなったり、色落ちの原因になったりします。

革が乾く前に塗り重ねてしまうと、一回の量は少なくても塗り過ぎになることがあります。

普段のお手入れにニートフットオイルを使うのはNG?

革製品のお手入れにオイルを使うのは意見が分かれるところです。私はニートフットオイルよりもクリームを使うことをおすすめしています。

オイルが必要なケースは以下のような場合。

オイルが効果的なケース例
  • 履かずに革が硬くなってしまったワークブーツのケア
  • 乾ききったアンティーク鞄の修復
  • 保管時に若干オイルが抜けた革(素材)のリペア

最初の二つのケースでは油分がたっぷり必要なので、クリームよりもオイルが有効。

最後のケースは職人向け。一般的なクリームでは作業の妨げになる場合が(逆にクリームやラナパーの方が良い場合も)ある為、その場合はオイルのみを。

革が乾いている時には確かにオイルは有効なのですが、いかんせん使い方が難しい。

やはりクリームの方がおすすめ。

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