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ハンドメイド作品「安くして!」ナメられてるから値切られる?モンスターの撃退法は?

ハンドメイド販売ノウハウ

この夏からちゃんとTwitterを始めたdeteのミコガイです。

2010年から革製品のブランドをやっています。

先日、このツイートが話題になっているのを見つけました。

ハンドメイドで値切り?

気になってTwitterで検索してみると、出るわ出るわ。

例えば他にはこれとか。

もう本当にキリがないくらいに出てくる。

ちなみに、私が検索したワードは、『ハンドメイド 安くして』。

https://twitter.com/search?q=%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%89%E3%80%80%E5%AE%89%E3%81%8F%E3%81%97%E3%81%A6&src=recent_search_click
中には、「それが仕事だ」と主張する方もいました。
どうでしょうか?むちゃくちゃ言うお客様に黙って従うことが仕事?
そんなことをしていたら、それ以外の大切なお客様を大事にする余裕なんて無くなります。

奇遇ですが、先日、私も以下の記事を書きました。

ハンドメイド販売の値段|安売りすると失敗する2つの理由(経験談)

内容がかぶってくる部分もあるのですが、今回の件についてどうしても書きたいことが湧いてきてしまったので、先日の記事の続きとして今回この記事を用意しました。

話を戻します。

苦労して作ったハンドメイド品を販売する側の人からしたら、上から目線で安くしてと言われて良い気持ちはしないですよね。彼らモンスターの考え方って、

宣伝してあげるから安くして。それくらい当然でしょ?

安くしないと評判悪くなりますよ。それでもいいんですか?

と思っているということなんですね。というか、モロにそういう内容のことを言ってるんです。

ちょっと信じられないというか、ツラの皮が極厚栃木レザーというか。

これらのケースをいくつか調べてみて、モンスターの共通点を見つけました。

  • 高圧的な値切り
  • 上から目線でアドバイス
  • 自分がルールブック

私がもしそういう風に言われたら、やっぱり悲しい気持ちになるし、イラっとくると思います。

ところで、このような値切りをされて困っている方に質問なのですが、

あなたが値切られてしまう原因は何でしょうか?

一つ仮説を立ててみました。

それは、そういう人にナメられているからです。

詳しく掘り下げていきます。

この記事を書いた人

プロフィール

革職人の経験を活かし、趣味のレザークラフターや革製品のトラブルに悩む方に役立つ情報をわかりやすくお伝えします。

・レザーブランド"dete"の代表
・出版書籍『革職人になる方法』Amazon手芸本1位獲得

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ハンドメイド|値下げ要求される原因はナメられているから?対処法は

↑で、ナメられていることが原因と書きました。

すみません。言葉が悪すぎました。

こういう話をすると、

『さっきからあんた失礼だな。そういうあんたは値切られたことないんか?』

と思う方もいるかもしれません。

過去記事のハンドメイド販売の値段|安売りすると失敗する2つの理由(経験談)を読んでください。

私が値切られた経験、値段設定で辛酸をなめた過去の経験を赤裸々に語っています。

誤解のないように私の心の内をお伝えすると、値切られる人が悪いとか、やっていることが間違っているなんて全っっっっっ然思っていません。

引用したTwitterの方々も、本当に丁寧に対応されていました。

何も悪いことをしていないのに、モンスターに当たってしまったというわけです。

では何が言いたいのかというと、

対策しないとまたモンスターが寄ってくるかも。

じゃあ、どうすればいいか?

冷静に分析し、対策を講じれば、モンスターとの遭遇率を減らせたり、要求された場合にもうまく対処できるのでは?ということ。

グチっても何も変わらないです。

ハンドメイド作家に値下げ要求してくるモンスターへの対処法

どのようにナメられているかというと、『値切れそうなスキがある』と認識されているということです。

私なりの結論です。

対処法は、安くしてと言われるスキを作らないこと。

スキがあるから値切られる。例をあげます。

  • 手作り感があるネットショップ
  • セールをするショップ
  • 無料サービスをするショップ

☞ 手作り感が強いと、運営している人の人間味が見えます。「作家が自分でやってるのかな?値引きしてくれないかな。」と付け込んでくるわけです。

☞ セールすると、次回もセールを求められてしまいます。「突けばもっと安くなるんじゃ?」とイメージされてしまうかもしれません。

☞ プレゼントや無料のサービスをすると、それが当たり前だと思う方もいます。そのような方をこじらせた突然変異種つまりミュータントがモンスターです。無料サービスもセールと同じくモンスターホイホイです。

つまり、これらの店は「値切れそう。」と思われるスキがあるのです。

あなたも、あなたが作る作品も、「値切れそう。」と思われてしまっているのかも?

ビジネスにするのなら上記のお店のような戦略もアリだと思うのですが、丹精込めて作ったハンドメイド品を、「値切れそう。」と思われてしまうのは辛いですよね。

値切られるのが嫌なら、”スキ”を無くしましょう。

値切られないお店ってどんなお店?

スキを無くす方法を提案する前に、値切られるスキがないお店の実例を挙げます。

  • Gucciの直営店
  • 無印良品

これらのお店で値切る人を見た事はありますか?私は見た事も聞いたこともないです。

では、どうしてこれらの店で値切りをする人がいない(少ない)のでしょうか?

一言でいうと、

値切りに応じてもらえそうにないから

だと思います。

一方は高級品のお店、もう一方は、高級店ではないけれど、全国共通の定価が決まっているのが常識。

理由こそ違いますが、どちらもスキが無いです。

次の項目では、”ハンドメイド作品を値切るスキ”を無くす方法を二つご紹介します。

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“ハンドメイド作品を値切るスキ”を無くす2つの方法

  1. 自社サイトを作り込んで素人感を無くす
  2. セール/プレゼント企画を辞める

“値切るスキ”を無くす方法その1⃣~自社サイトを作り込んで素人感を無くす

販売ページに素人感があると、お客様からすれば、「ゆうずうを利かせてくれそうだな。」とプラスに働く面もある一方、モンスターからすれば「安くしてくれそう。」と判断されてしまうかもしれません。

距離感が近すぎるというのも考え物ということですね。

例えハンドメイドであっても、商売というのは、販売者と購入者が契約を結ぶというわけですから、一定の線引きは必要です。

具体的にいうと、レイアウトの崩れを無くす、写真を勉強する、規約やプライバシーポリシー、特定商取引法に関する記述を作り込むなど。

普通のお客様からしても、「そういうお店の方が信用できる」と感じてくれると思います。

自社サイトと書きましたが、うちのようにショップサーブのようなレンタルASPだけでなく、簡単にお店を出せるBASEminneなどでも同じことです。

ちゃんとしたお店であることをアピールして値切られるスキを無くす。

ハンドメイド販売の始め方についてはこちらで詳しく解説しています。

“値切るスキ”を無くす方法その2⃣~安売り/プレゼント企画を辞める

安売りをしているつもりはないんだと思いますが、趣味や副業でハンドメイド品を販売している方の多くは、かなり安価で出している印象です。

それ自体は売る人の自由なのですが、安さに惹かれる人は、もっと安くもっともっと安くと求めてしまうことがあります。

また、安売りすると他にもデメリットがあるのですが、その詳細は、再三紹介しているハンドメイド販売の値段|安売りすると失敗する2つの理由(経験談)で書いています。よろしければこちらもご欄ください。

Twitterを見ていると、プレゼント企画をしている人や企業を見かけます。

~Twitterのプレゼント企画とは?~
リツイートとフォローを条件に、商品のプレゼントに応募する権利を得るくじ引きのこと。
フォロワーを増やすのに効果的。リツイートによる拡散効果があるため、短期間で集中して注目を集めることができるのがメリット。

フォロワーを増やしたり注目を集める為には効果的だと思いますが、やり方を誤るとデメリットも膨らみます。

そのデメリットとは、プレゼントをしすぎると自分の価値を下げてしまうこと。

タダで配る人は値切れば安くしてくれそう

と勘違いしていしまうモンスターがいるわけです。

僕はフォロワー目当てでプレゼントしているわけじゃないんだけど。

もちろんそういう方もたくさんいると思います。ひとくくりにしてしまってすみません。

フォロワーを集める為にプレゼント企画をすること自体も悪いことだとは思っていません。
人に喜んでもらえるし、商売として考えても、やり方によっては有効な手段だと思います。

だからこそ、そこを突いてくる人がいるというのは、まったく本当に世知辛い世の中だなぁと思います・・・。

気軽なセールをしたり安すぎる価格設定を避ける。プレゼントするならメリットとデメリットをよく考えて!

それでも値切ってくる人がいたら?

感情的にならず、大人らしくいなしましょう。

従ってはいけません。『いなす』のです。

いろいろ言われると思いますが、世に向けて発信している以上、どうしても分かり合えない人というのはいますので。

でも、どうしても我慢ならん!というなら・・・

メジャーなSNSに作品をアップするのを辞めましょう😭

すこしだけ敗北感はありますが、無用なストレスは避けて通るのがデキる大人ではありませんか?

提案 その代わり、価値観を共有し合える仲間同士で楽しむというのはいかがでしょうか?

現実のサークルとかサロンとか。ネットだったら、チャットでつながるコミュニティとか、Facebookのグループみたいな。

今はもうありませんが、昔のミクシィみたいなミニマムなコミュニティの中でやるのが一番平和で楽しいのかもしれません。

ミクシィとは?

日本の代表的なソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のひとつ。日記の作成と公開、メッセージの送受信、コミュニティーの設置などのほか、友人関係の登録を行う「マイミクシィ」という機能がある。平成16年(2004)サービス開始。
コトバンク

最近LINEのオープンチャットが話題になりましたし、オンラインサロンとか流行ってますよね。SNS疲れしている方も多いですし、今後は程よく狭いコミュニティに回帰していく可能性もあるのかもしれませんね。

ハンドメイド作品を値切ってくるモンスター対処のまとめ

値切られるのが嫌ならスキを作らないようにするのが得策ですね。

ショップを作り込むだけで素人感は無くなってガードが固まります。それに、信頼が生まれますし、お客様の見る目も違ってきます。

安易なセールや安すぎる価格設定は、自分の価値を下げることになり、自ら値切られやすい状況を作ってしまうことになります。

気持ちよくハンドメイドライフを楽しむためには、けじめとして、お客様との接し方について一線を引く考え方も必要だと思います。

とはいえ、自分を守りたいが為にガチガチに守りを固めてしまうと、お互いに楽しくも何ともないし、何のためにやってるの?ってなんて本末転倒です。

あえて、スキだらけのありのままでいるっていう選択も大いにアリだと思いますよ。

人間味のあるネットショップって、かなり需要ありますし、お客様に喜んでいただけます(経験談)。

自分はハンドメイド作家としてどこを目指すのか?また、理不尽なやりとりについてはどこまで許容できるのか?

そういうことも考えつつ、お店の方針とか、お客さまとの接し方を練っていくといいのではないでしょうか?

以上、スキだらけのネットショップ店主がお伝えしました。

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