こんにちは。deteのミコガイです。
先日、ハンドメイドアクセサリーをネットで販売をしようとしている知人にサイトの始め方をレクチャーしました。
かくいう私も、ネット販売を始めた当初は、その方と同じようにどう売ったらいいかわからず困っていたものです。
私の11年間の経験や知識が少しでも役に立てばと思い、当時の自分に説明するつもりで、その内容をシェアしたいと思います。
ハンドメイド作品をネットで売るならどうすればいいですか?
結論だけ言うと、ミンネ(クリーマ)とBASE(STORES)とSNSを使うのがおすすめです!
私が始めたのは2011年ごろですが、当時と今では事情が変わっています。今のネット環境に置き換えた内容でお話ししていくのでご安心を。
ネット初心者がハンドメイド作品を販売する方法
いきなりですが、今日一番のキーポイントを話します。
ネット初心者がハンドメイド作品を販売するなら、まず最初にこれをしましょう。
くわしく掘り下げます。
販売サイト/アプリ/SNSの選び方|目的を分けて運用する
どのアプリ、サイトやSNSを選べばいいか?ですが、目的を分けて考えれば答えは見えてきます。
集客はSNS、個性を出せて低コストで販売できるHP(BASEやSTORES)、認知を広めつつ販売もできるのがモール(ミンネやクリーマ)です。
詳しく説明すると、
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もし、あなたがすでに人気の作家さんか、SEO(検索上位に表示させるテクニック)で大企業相手に勝てる自信があるのなら、ミンネかBASEだけでも十分です。
ですが、売り方を探してこのページにたどり着いた方のほとんどは、9年前の私と同じで、これからどうにかしようと思っているんですよね。
それなら答えは一つです。3つともやりましょう!
これらの3本柱を有効に使って、たくさんのお客さまが来てくれる素敵なネットショップ作りを目指しましょう!
ここからは、それぞれの詳細とデメリットについてもお話ししていきます。
ハンドメイド作品の販売アプリ|おすすめは『ミンネ』
ミンネって何?
ハンドメイド品専門のAmazonとか楽天のようなサービスです。
個人の作家さんがたくさん出店していて、ハンドメイド作品が好きなお客様が利用しています。
この手のサイト(アプリ)はいろいろありますが、なかでもおススメはミンネ。minne
利用者数が日本一のハンドメイドモールなので、他社に比べてお客様に見てもらえるチャンスも多くなります。
気になるコストですが、ミンネは出店も出品も無料です。
売れた時に手数料として商品代金の10%が引かれます。
実店舗に委託販売した場合、20~40%は手数料がかかりますよね。
それを考えると、いい時代になったなぁと思いますね。
ミンネに出店するデメリット
無料で出せるので特にありませんが、出していきなり注文がバンバン入るようなイメージはしない方がいいです。
じゃあこれから始めようとしてもムリ?
そんなことはないです。良いものは注目されますし、InstagramなどのSNSと連携してお客さんにアピールすることで人気作家になれるチャンスがあります。
いいねがたくさん付けば注目も高まり、運営からプッシュしてもらえることもあるでしょう。
少しずつ力を付けていき、成果を感じる楽しさを知って欲しいです。
minne
New! 2021年5月
ネットショップサービスの老舗カラーミーショップがフリープラン を発表しました。
元々有料プランのみでしたが、新しくなったカラーミーショップのプランは初期費用と月額費用が無料です。
カラーミーショップ は無料プランの充実度で言えばSTORES やBASE に見劣りする感がいなめません。
ですが、SEO対策(ネット検索で上位に表示させるための施策)の自由度やサイトの利便性を考えると他社サービスより拡張性が高いカラーミーショップにはアドバンテージがあります。
それが無料で使えるようになったというのは、ネットショップ初心者の背中を押してくれるとてもいいニュースといえるでしょう。
メルカリにハンドメイド出品するのっておすすめできる?
正直おすすめできません。
理由ですが、メルカリには値切る文化があるのと、出品することでブランドイメージが下がる可能性があるから。
出品はカンタンなので、試験的に販売するとか、お小遣い稼ぎでちょっとやってみるくらいに考えるならいいのかもしれません。
2021年、メルカリShopsが始まってメルカリも選択肢になったかなという印象です。
ただ、メルカリは安く買う場所と考えているユーザーが多いのは今でも同じです。
私が今から始めるならメルカリは選ばないかなと思います。
無料のネットショップアプリで販売するならBASEかSTORES.jpがおすすめ
無料で出せるネットショップがあるって本当?
本当です。初期費用無料、定額費用無料で売れた時に手数料がかかります。
今のところBASEとSTORES.jpの2強体制。
BASEとSTORES.jpどちらを選べばいいの?
というより、現在日本の無料ネットショップ業界はBASEとSTORES.jpの2強となっている為、抜きつ抜かれつで今後も競争が続いていくことが予想できます。
- 2020年現在、無料でできる機能面はほぼ互角です。
- 手数料はSTORES.jpの方が若干安いです!
私が無料ネットショップ(サブ的に使っている)を始めたころはBASEが優勢だったので、deteではBASEのみに出店しています。
BASEとSTORES.jpに出店するデメリット
こちらも出店した時点でのデメリットは無いですが、
じゃあ出す意味ない?
いいえ。あります。
InstagramやTwitterなどでできたファンに商品を買ってもらう為には、ネット上の決済ページが必要です。その為には、自分だけのお店があることがベターです。
ミンネでも買ってもらうことはできますが、ホームページにはなり得ません。
ミンネは自分を知ってもらう為のツールと割り切りましょう。ブランドアピールができて手数料の低いBASEかSTORES.jpにも力を入れるのがベターだと思います。
複数の販売チャネルを持つメリット
いろいろ作るの面倒だな。どっちかだけじゃダメ?
ダメとは言わないけど、複数のお店を持つことは他にもメリットがあります。
それはリスク回避になるということです。
特定のチャンネルからしか売り上げがないネット販売っていうのは、特定企業の下請けしかやってない工場みたいな状況なんです。
SNSの繋がりとか直接メッセージで声をかけてもらえる関係性になっていれば、モールA店が廃業したとしてもモールB店とか自社HPとかを提案していけるわけです。
— dete® (@mkgx81) October 21, 2021
個人がネットで販売するとなると、どうやっても何かしらのプラットフォームに依存して運用することになります。
もしそのサービスを運営する企業が倒産したら?その事業から撤退したら?
想像すると怖くなります。
複数のショップやSNSを運用することが、上記のようになった時のダメージを減らす保険になるわけです。
ハンドメイドアカウントを作るならInstagramがおすすめ
どうしてInstagramなの?
写真と動画でアピールできて販売ページにリンクまでできるから。
Instagramのビジネスアカウントというものを作ると、ミンネやBASEのページを連携することができます。
連携すると、Instagramのフィードから注文ページにダイレクトでリンクできたり、個人ページに、商品の一覧画面を設置できたりします。
こんな感じの商品一覧画面を設置できます。
この中の一つをタップすると、
ウェブサイトへのリンクが出現し、ここをタップするとミンネやBASEの商品詳細ページに飛ぶことができます。
便利です😊
ハンドメイド作品をネット販売する方法のまとめ
初心者がネットでハンドメイド品を販売するなら、ミンネ、BASE、Instagramの3本柱を用意しましょう。
それぞれの役割は以下の通り。
リンクはこちら。
より高いレベルのショップを作ろうと思ったら導入を検討する価値はあると思います。
たくさんの方がハンドメイドに興味を持って、ものづくりの輪を広げていけたらうれしいと思います。
ハンドメイドを本業にしたい方や職人仕事で独立したい方向けの本を出版しました。
ノウハウよりも、作家を目指す方の背中を押す内容に意識して書きました。本業になるのに迷いがある方、自信がない方に読んでいただきたいです。
コメント
こんにちは。
creemaとBASEどちらにするか決まらなかったところ、こちらのブログを拝見し、両方で販売し始めることにいたしました。
気持ちがスッキリし、とても助かりました!ありがとうございます。
質問なのですが、minne(creemaもですが)とBASEでは販売手数料が違います。価格設定はどうされていましたか?どちらのサイトでも、同じ価格にされているんでしのうか。
すみません、メアド入れ忘れてましたので、こちらでメアド入れさせていただきました♀️
回答いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします!
先のコメントが反映されていませんでしたので、改めて質問させていただきます♀️
BASEとminne両方で出品する場合、価格はどちらも同じにされてますでしょうか?(販売手数料が異なるため)
すっきりしてよかったです。
価格は同じにしていますが、ミンネにはほとんど出品していないためあまり参考にならないかと思います。
そうなんですね、やはりそのほうが比較されるお客さんがいたときにもよさそうですね。
ご回答ありがとうございました!