
読みたい本が見つからなかった

良い本があるのはどんなジャンル?
そんな方に向けて、Kindle Unlimitedのおススメジャンルと上手な使い方をお話しさせていただきます。
登録を迷っている方も、登録したけれどあまり活用していない方にも参考になる内容かと思います。
定額制で本が読み放題のサービス。
読んだページ分のロイヤリティがAmazonから出版社(著者)に支払われます。
登録メリットがあるジャンル5選

おすすめのジャンル5つと試し読みのすすめを紹介させていただきます。
旅行のお供に便利
私事ですが、先日、Kindle Unlimitedを携えて京都を旅行しました。
これが大変役に立ちました。スマホ一つで数冊の本や雑誌を持ち運べるからとにかく身軽に歩き回れます。
旅行雑誌の地図は、絵が豊富だったり旅行に特化したメモが添えられていたり、Googleマップとはちがった切り口で構成されているものが多くて今でも活用する価値がありますね。
持ち運ぶ本は、旅行前に目についた京都関連の雑誌をかたっぱしからライブラリに詰め込み、ざっと目を通して消去法で必要な本を選びます。
旅先では、必要な本を必要な時に引っ張り出して活用するだけです。
レシピ本が比較的充実している
雑誌同様レシピ本も充実しています。
悪魔のレシピシリーズ
悪魔のシリーズはテキストが少なくシンプルで読みやすく、また写真がおしゃれなのでモチベーションが上がります。

タイトル通り悪魔的なメニューばかり載っているので食べすぎ注意です。
リュウジ本
時短料理などで有名になった料理研究家リュウジさんの本も読み放題で読むことができます。

わが家もお世話になっています。
スピーディにおいしい一品がつくれるから共働きや子育て世代は重宝するはず。
ストウブのガイドブック

専門書が出るくらい人気かつ使いこなせていない人が多いのでしょう。
レシピ通りに作れば失敗はしにくいはず。
その他普通に書店で売っている本の電子書籍版が読み放題で楽しめます。
雑誌
Kindle Unlimitedは多くの雑誌が読み放題で、ふだんから雑誌を多く読む方にはとてもオトクです。
バックナンバーも手に入れやすいのは電子書籍のメリットですね。
ビジネス書
売れ筋のジャンルだけあって、kindle unlimitedでもその数は豊富です。
最近多いイラスト多めの本はスマホでは若干読みにくいのですが、新書のようなテキストベースなら紙の本に劣らない読みやすさが得られる(個人差あり)はずです。
《使い方》試し読みに使える
興味はあるけど買うほどではないかな?くらいの立ち位置の本はまずunlimitedで試し読みを。
気に入ったら、紙の本でもそのままunlimitedでも、読みやすい媒体で買い(読み)ましょう。
本屋の立ち読みとちがって読んだページ分のロイヤリティがクリエイターに支払われる(登録していない人でも読める試し読みは含まない)のがポイント。
雑誌はunlimitedで最後まで読めますが、個人的に雑誌はスマホでは読みにくいので、試し読みしてから紙の雑誌を買うのもおススメです。

とはいえ、最近は紙の雑誌が売れなくなって急速にWEB版や電子書籍に移行しているようなので、使いづらさが気にならない方のほうが多いのかもしれません。
ハウツー本が豊富
いろんな業界の専門家が書いたセルフ出版のハウツー本が豊富です。
私も先日革職人になる方法 プロ直伝マニュアルというkindle本を出版しました。出版の手順を学んだ方法はやはりkindle本です。
たとえばこちら。
プロ目線ではなく、私と同じ出版の素人がいかにして本を出すかが実体験に沿って書かれており、大変役立ちました。
ただ、私をふくめ、物書きのプロでない人間が書いた本ではないため文章に稚拙な部分がある可能性はあります。その点は好みがわかれるかもしれません。
ですが、出版社を通さずに出せるフットワークの軽さや自由さは、美しいレイアウトや読みやすいテキストとはちがったベネフィットを読者に与えてくれるはずです。
kindle出版することに興味がある方は、kindle本を出版してわかったメリットとリスク|迷っている方へをご覧ください。

なお、ご自分の造詣の深いジャンルを読んでいただければわかりますが、セルフ出版本の中には、少し間違った内容や浅い内容の本も出版されています。
このネガティブな面を解消するためには、次の章で紹介する、kindle unlimitedならではの読書法が有効と考えています。
kindle unlimitedの上手な使い方

kindle unlimited向きの上手な使い方はずばり、多くの本をサラッと読んで思考の偏りを減らす読書法。
思考の偏りを減らす読書法にメリットあり
kindle unlimitedは、たくさんの本を読んで思考の偏りを減らす読書と相性がいいです。
何か調べ物をするときに、一人の意見や1冊の本を読んだだけでそれが正解だと考えると判断を誤ることがありますね。
同じジャンルの複数の作家の本を読めば、いろいろな考え方があることを知ることができ、広く柔軟な考え方ができるようになります。

読み終えたら近い内容のおすすめ本を紹介してもらえるからkindle unlimitedは便利。
この読書法は、あれもこれも惜しみなく読めるkindle unlimitedのメリットとの相性は最高です。
普通に1,500円の本を10冊買ったら1万5千円、100冊買ったら15万円ですが、kindle unlimitedなら定額読み放題です。

unlimitedに登録してから確実に読書量、時間ともに増えました。
デメリット。本当に好きなベストの1冊には出会えないことも
「読み放題最高だなー。あの作家の新作どこかなー。え、ないの?これも?」
kindle unlimitedを使っていると、誰もがそんな経験をすることになるでしょう。kindle unlimitedには全ての本が用意されているわけではなく、欲しい本が見つからないケースも少なくありません。
私は、そんな本こそ紙の本で読むとより楽しめると考えています。
ページを手でめくる感覚を愛おしみながら読書時間を楽しみましょう。
kindle本は良い本が少ない?
kindle本はいい本が少ないという方もいるかもしれません。
たしかに今は紙の本にくらべると見劣りする感は否めません。
ですが、今後の新刊は電子書籍への移行が進み、ラインナップが充実していくでしょう。
現時点でも、もともと需要が多いジャンル(ビジネス書、レシピ本など)はそれなりに読みごたえがあるラインナップがそろいつつありますが、ニッチなジャンルはまだまだこれからです。
各ジャンルのもともとの出版数や売れ行きと比例しているようですね。
unlimited対応本も増えていくとデテログは予想します。
出版してわかりましたが、登録者が多くないわりに(まわりにはほとんどいない)、読み放題は読んでもらえる。
出版サイドからすると読み放題にした方が収益が上がる可能性があり、読者ファーストの観点からも今後その流れは進む可能性があります。
電子書籍よりも紙の本がいい?
電子書籍の読み放題をすすめましたが、実は私は革のブックカバーという超アナログな製品を製作販売しています(こっちが本業)。


文庫~A5用、さらにニッチなトールサイズ用まで幅広くそろってます。
その立場からいえば、とうぜん紙の本が売れて欲しいし本屋さんは残って欲しい(増えて欲しい)。
でも、スマホやタブレット上で完結することにメリットを感じる方は多く、その流れにあらがい続けるのはむずかしいです。
私は、本屋でいい本に出会ったときはその場で買うようにしています。
最近買ったのは、Bunkamura ザ・ミュージアムの向かいの本屋さんで買った『チーズ図鑑』。

この時はちょうど開催していた北欧デザイン展にちなんだラインナップになっていて本漁りがはかどりました。
こういった一期一会の出会いができるのが実店舗本屋のいいところですね。
今後も数は減っていくと思いますが、近い将来のうちにゼロになることは考えにくいでしょう。

本屋はショールームの役割を担い、紙の本と電子書籍の両方を売ったら本屋成り立つんじゃね?
って思いましたがどうですかね。
ブックカバー売れなくなるけど。
しかし、どのプラットフォームの電子書籍を売るのか問題がありますね。
そうなると、実店舗の電子書籍屋さんができるのはAmazonや楽天などの直営や系列だけになってしまいそう。
とがった感性の本屋も街の本屋も上手に共存できる世の中になってくれるといいのですが。
読書が苦手な人はオーディオブックもおすすめ
もっと効率的に本の内容を頭に入れたいならオーディオブックの選択肢もあります。
オーディオブックは、プロのナレーターや声優が朗読する耳で聴く読書です。
満員電車、テレワーク中、料理をしながらなど、ながら読書できるのがポイント。文章を読むのが好きでない方や視力が落ちて本が読みにくくなった方にもおすすめできます。
オーディオブックにはいくつかのサービスがありますが、作品数や将来性を考慮するとAmazonが運営するAudible(オーディブル)が最有力候補です。
数年前からあったサービスですが、2022年から定額聴き放題になりました。12万以上の作品が月額1500円で何冊でも聴けます。

ベストセラー作品を中心にどんどん新作が追加されています。
まとめ
kindle unlimitedで読みたい本が見つからない方向けに、アリなジャンルをご紹介させていただきました。
読みたい本を検索してもkindle unlimitedに対応していなくてヤキモキすることはありますが、ジャンルによっては満足して使うことができます。
著者1人の本を読んだだけでは考え方が偏ってしまうケースがありますが、unlimitedを使えばコストを気にすることなく様々な意見を取り込む使い方ができ、考えの幅を広げることができます。
紙の本は紙の本でいいし実店舗の本屋には価値がある。だけど、本がデジタルに移行していく流れは今後も続きそう。
両方の良さを活かしながら共存し続けることが願いです。
長文お読みいただきありがとうございました。
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