日本の酒蔵応援記事です。

日本酒のにおいムリ
だった私が、

日本酒サイコー
になったきっかけは、フルーティー(華やか)な日本酒のうまさを知ったから。

日本酒にいいイメージない
という方に日本酒の良さを知ってもらい、日本酒業界をすこしでも手助けできたらと思い、おすすめ13選を紹介します。
お酒によって梨のような風味があったり、メロンのようであったり、柑橘のようなイメージだったりとさまざま。「華やか」と表現することもあります。
甘みがあるのにスッキリとした飲み口のお酒です。(私の主観)
私は梨やメロンイメージのお酒が好きで、ここではその系統のお酒をメインに紹介します。
フルーティーな味と香りのおすすめ日本酒13選
有名無名問わず、忖度なしの味勝負で選びました。
プレミアムな新政や而今や獺祭もうまいですが、それ以上に私好みなフルーティー日本酒13ブランドです。
※🌟付きは特に好きなブランドです。
※🌟無し以下はあいまいなランキングです。
- 十四代🌟
- 栄光冨士🌟
- 花陽浴🌟
- 作🌟
- W🌟
- よこやま🌟
- たかちよ🌟
- 赤武🌟
- 江戸開城
- 鳳凰美田
- 姿
- 醸す森
- 雪の茅舎
十四代
十四代(じゅうよんだい)
酒蔵:高木酒造
所在地:山形県村山市
十四代には本醸造(ランク低めの種類)の本丸というお酒があるのですが、本醸造なのに他社の純米大吟醸(一般的に最高ランク)よりおいしい。
クオリティ高すぎて謎の酒です。
純米ではないですが、添加されているアルコールは十四代の米焼酎というから驚き。そしてうまさに納得。
十四代はプレミアム価格?
この十四代、実は人気過ぎてプレミアムになっています。
本醸造の十四代本丸の一升販売の定価は2000円そこそことむしろお手頃なのですが、楽天やAmazonの販売価格はなんと30,000円~40,000円。
飲食店価格は、一合あたり千円を切る店はめずらしく、特に高いお店では2,000円を余裕で超えてくる。

値段のことをいうのはヤボかもしれませんが、高すぎる値段がついているのはいかがなものかと思う。なぜなら高値が付いても生産者に全く還元されないから。
飲めるお店も買えるお店も限られたプレミアム日本酒です。
栄光冨士
栄光冨士(えいこうふじ)
酒蔵:冨士酒造
所在地:山形県鶴岡市




花陽浴(はなあび)
花陽浴(はなあび)
酒蔵:南陽醸造
所在地:埼玉県羽生市




めずらしい花陽浴のにごり。

十四代同様、花陽浴もネットではほとんどがプレミアム価格になっています。
興味がある方は、蔵元HPなどで正規の取扱店を調べて買いましょう。
作
作(ざく)
酒蔵:清水清三郎商店
所在地:三重県鈴鹿市
2016年の伊勢志摩サミットで乾杯酒としてふるまわれたことで人気が爆発しました。
ブドウのようなフルーティーな香りの純米酒「穂乃智」や、洗練された雑味のない味の純米大吟醸「雅乃智 中取り」が特におすすめ。
W
W(ダブリュー)
酒蔵:有限会社渡辺酒造店
所在地:岐阜県飛騨市

昨今の日本酒はラベルがおしゃれなものが多いですね。
個人的に、ラベルがおしゃれな方が味も良いことが多いように感じます。
想像ですが、デザインに凝ってるブランドは若だんなが改革に乗り出してる酒蔵が多く、勉強熱心だからではないかと思っています。
よこやま
よこやま
酒蔵:重家酒造
所在地:長崎県壱岐市
酒蔵の所在地は、九州本土と対馬の間に位置する壱岐島。こちらも興味深いです。
九州というと焼酎が有名ですが、良い意味で期待を裏切られる。
口にすると期待を超えるおいしさで驚いたことをよく覚えています。
取扱店は少ないですが、都内では伊勢丹新宿店、日本橋のはせがわ酒店などで大体いつも置いています。
たかちよ
たかちよ
酒蔵:髙千代酒造
所在地:新潟県南魚沼市
銘柄ごとにラベルの色がちがい、この色は味をイメージしたフルーツにちなんでいるんだそうです。ます。
ピンクなら桃、黄色ならバナナなど、赤ならリンゴといった感じです。
酒米をけずる量にこだわるお酒は多いですが、たかちよは形にまでこだわっています。
一般に、コメは磨けば磨くほどどんどん丸くなっていく。出っ張った部分が砥石に当たり取れていくからだ。こうした「球形精米」に対して、「扁平精米」はコメの形を残して精米する方法。タンパク質はコメの長軸の両脇に多くついているため、より効率的にこれを除去できる精米法だ。
引用元 日本酒の未来は精米機が創る 米を無駄なく使う扁平精米 | 未来コトハジメ

扁平精米により、あまり削らなくても洗練された味わいに仕上げることができるらしい。
たかちよには、「たかちよ」「高千代」「takachiyo」のみつのブランドがあります。
違いは味のテイスト。
高千代は辛口、たかちよはフルーティー、takachiyoはその中間なんだそうです。

takachiyoもおいしかったですが、フルーティー好きなら迷わず「たかちよ」ですね。
赤武
赤武(あかぶ)
酒蔵:赤武酒造
所在地:岩手県盛岡市
いかつい兜のデザインとは対照に、フルーティーできれいな味わい。
「NEWBORN」とついた赤武は新酒で、よりフレッシュな味でおすすめです。
江戸開城
江戸開城(えどかいじょう)
酒蔵:東京港醸造
所在地:東京都港区
港区のいったいどこに酒蔵があるんだろう?と興味深い酒蔵。
都会のお酒って本当においしいの?と思われるかもしれませんが、飲んでみればわかります。
うちでは手が出ないすこしお高いお酒で、一度しかお目にかかっていません笑
鳳凰美田
鳳凰美田(ほうおうびでん)
酒蔵:小林酒造
所在地:栃木県小山市
姿
姿(すがた)
酒蔵:飯沼銘醸
所在地:栃木県栃木市

なかなか出会えない「姿SG」は、高級酒米の山田錦の規格外米を使った限定酒。
一升1940円とは思えない、味、香りの良さ。見つけたら即買い推奨です。
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醸す森
醸す森(かもすもり)
酒蔵:苗場酒造株式会社
所在地:新潟県中魚沼郡

最近飲んだ中で一番美味しかったお酒。醸す森純米大吟醸火入れ。
巨峰系のブドウそのものの味。純米吟醸もなかなかですが、写真にある純米大吟醸・火入れはその上位互換といった感じ。
雑味も臭みも感じられず美味。

米がどうしてこんなにブドウ味になるのでしょう。酒は本当にふしぎですね。

作の穂の智が好きな方はきっと醸す森も好きなはず。
ほかには、天美(てんび)の特別純米生原酒もこれらに近いブドウのようなフルーティーさが感じられて美味です。
みつけた際はぜひお試しください。
雪の茅舎
雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ)
酒蔵:齋彌酒造
所在地:秋田県由利本荘市

一時メディアで取り上げられて品薄になったそうですが、今は比較的手に入りやすい日本酒。
番外編
他には、醸し人九平次、くどき上手、尾瀬の雪どけ、風の森などもアタリ率高いです。
見つけたらトライしてみてください。
おすすめ日本酒が買えるお店
独断と偏見で選ぶおすすめ店を紹介します。
楽天の酒屋ネットショップ
厳選したフルーティー日本酒が買えるお店はこちら。
美好屋さんはフルーティーな良酒の品ぞろえがすばらしい。
栃木県にある酒屋。鳳凰美田、姿、仙禽と、栃木県を代表する現代的な銘酒をしっかりセレクトしている。
兵庫県西脇市は、楽天ふるさと納税で醸し人九平次が買えるふるさと納税ショップです。
他にもいいお店を見つけたら随時追加します。
都内の酒屋実店舗
都内で大きいお店ですと、はせがわ酒店各店か、伊勢丹新宿などがおすすめ。
特に日本橋のはせがわ酒店がいい感じです。
はせがわ酒店 日本橋店
🏡:〒103-0023 東京都中央区日本橋本町2丁目1−1 武田グローバル本社 1F
📞:0362623111
はせがわ酒店は楽天にも出店しています。
多摩地区は名店が多いです。
聖蹟桜ヶ丘の小山商店は最高な日本酒が都内一そろってる。
小山商店
🏡:〒206-0011 東京都多摩市関戸5丁目15−17
📞:0423757026
昭島の長塚酒店もセンスがいい品ぞろえです。
長塚酒店
🏡:〒196-0015 東京都昭島市昭和町5丁目5−1
📞:0425410128
教えたい気持ちと教えたくない気持ちが入り混じったおすすめ店紹介記事がこちら☟

フルーティーな日本酒の見分け方
ラベルを見ても、どうやって見分けたらいいかわかりにくいですよね。
フルーツイメージのお酒は味がわかりやすい
ワインのキャッチコピーはひたすらに難解ですが、日本酒はそれほどむずかしくありません。
フルーツのイメージがあるとわかりやすく、中でも、梨、メロン、柑橘類などの単語が入っているとフルーティー好きの私にはアタリが多いです。
バナナ、ぶどうは少しちがうかな?という印象。
新酒が狙いめ
新酒はフレッシュな味が楽しめるお酒。フルーティー好きならねらい目です。
新酒は季節限定の楽しみ。
酒蔵によりますが、11月~3月ごろに出回ります。
純米吟醸、純米大吟醸がアタリ率高い
「純米」というのは、ざっくりいうとお米と麹と水だけで作るお酒。
アルコールを添加した酒より芳醇です。
吟醸は、お米をけずっていいところだけ使うお酒。大吟醸はもっとけずったいいとこ取りのお酒。
紹介した「風の森」や「姿 SG」や、にいだしぜんしゅなどのように、ほとんどけずっていないのにおいしいお酒もありますが、一般的には、ある程度けずった米を使った方がアタリの率は高まるように思います。
むずかしい数値は素人は見なくてOK
日本酒のラベルには、糖度や酸度などの数値が書かれています。

ワレワレ素人は見なくてOK!
理由は、酒の味はいろいろな要素が混ざり合って決まるもので、これらの数値を見たところで素人には判断できないから。
日本酒にくわしい酒屋の方も精米歩合だけではわからないと言っています。
試飲できるお店で買おう
角打ち併設のお店や、試飲用を用意しているお店を探してみると失敗がないです。
保管、発送方法
ここで紹介したようなフルーティーなお酒は、生酒(加熱していない)が多く、保管は冷蔵必須です。ネットで買うなら必ずクール便で送ってもらいましょう。
日光にあたると日向臭というイヤなにおいを発してしまうことがあるので、冷蔵保管しない場合もできるだけ日光は避けてください。
日本酒のプレミアム価格について思うこと
プレミアムな価格で転売される日本酒について少しおもうところがあります。
前提として、私はただの日本酒好きで、酒のプロではありません。
ただ、ものづくりをする身として思うところはあって、生産者に還元されないプレミアムな値付けはいかがなものかと思う。
一升(1800ml)定価2000円のお酒が、「飲食店で一合(180ml)で2000円以上するケース」や、「ネットで数万円で転売されてる現状」の2点について言っています。
※プレミアムでない普通のお酒だったら、定価3000円のお酒が一合800円~1200円くらい(税抜き)です。
これが悪だとは言いませんが、プレミアムな価格で売られてたところで生産者には全く還元されないことを考えると、酒を愛する人間的にはなんともいえない気持ちになります。
日本酒は正規の取扱店で買いましょう。
プレミアムなお酒を転売してお金をもうける目的で買う人がいることを考えると、ネットで拡散するのもいかがなものかと思うところがあり、花陽浴の実店舗の取扱店は伏せています。
フルーティーな日本酒のまとめ
フルーティーな日本酒のおすすめについて書きました。
評価は100%私の主観ですが、忖度なしで紹介しており、紹介したお酒はどれも本当におすすめできます。
なかでも、十四代、栄光冨士、花陽浴、作、W、鳳凰美田、たかちよなどは特におすすめ。

特にハズレなしです。
十四代や花陽浴は飲める機会が限られると思いますが、他のお酒は比較的手に入りやすいです。
日本酒に良いイメージを持っていない方にも、ぜひ試してもらえたらうれしいです。
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