トリマーさんが使う長いシザーズに対応したビッグサイズのシザーケースです。
最大7丁まで収納可能です。
以前にもほぼ同じ形と色の革で製作したことがありますが、前回はすべて手縫い。今回は、金具との接続部分のみ手縫いで、その他の部分はミシン縫いで製作いたしました。
制作風景を少し・・・。
パーツに裏打ち(革をベタ貼りして補強)し、カッターでおおまかに粗裁ちしているところ。
裁ち包丁で曲線部分をカット。
曲線は、いきなりくり抜くように切らずに、極細かい多角形をカットするように、直線の集合体で曲線に近いラインをカットします。小さな角が残りますが、やすりや鉋でなめらかに仕上げることが可能です。
パーツを曲げ貼り。平面に貼ると、立体に組み上げた時に帳尻が合わなくなってしまうので、仕上がりのイメージをしながら貼っていきます。
芯材。今回はボンテックスというパルプ系の芯材を使用しました。
金具と本体の取り付け部分は手縫いです。
長く美しく使って欲しい。
数年後先までを考えてデザイン、制作されたシザーケースです。
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