革製品をオーダーメイド注文する方法と注意点

革製品をオーダーメイド注文する方法と注意点革職人

オーダーメイドってどうやって注文すればいいんですか?

お財布のオーダーっていくらくらいするの?

職人さんって怖くない?断られないか不安です。

そんな風に思っている方に向けた内容です。

デテログ
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私自身は現在フルオーダーメイドは受けていませんが、過去に受けていた時の経験をもとに情報をシェアしたいと思います。

dete

・月間PV10万の革メディア『デテログ』の編集長
・レザーブランド"dete"の人
・職人歴10年/元・美容師

【デテログはこんな方向け】
・レザクラの腕を上げたい
・革のケアの腕を上げたい
・「革」に詳しくなりたい

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革製品をオーダーメイド注文する方法

オーダーの仕方、トラブル回避のコツなどについてお話しします。

オーダーメイドの流れ

オーダーの流れ
  1. カウンセリング
  2. 確認
  3. お支払い
  4. (試作・確認)
  5. 本製作

※試作はする場合としない場合があります

※職人、ブランドによりやり方はことなります。あくまでも一例とお考え下さい。

最初の確認では、仕上がりの形、サイズ、色などの仕様にまちがいがないか確認を行います。必要ならイラストを描くこともあるでしょう。

特殊な作りや専門外の製作物の場合などは、試作してお客様に確認が入ることがあります。

基本的には先払いになることが多いです。

価格は?オーダーの相場

オーダーメイドのコストは、職人の工賃(人件費)が多くを占めます。

それもそのはず。あなただけのためのデザインや試作の他、長いやり取りが必要になる場合もあり、その分も当然価格に反映されます。

その為、通常より割高になるのはもちろん、簡易な造りであっても最低料金を設定している場合もあります。

革製品のオーダーメイド相場

革製品のオーダーメイド職人9人に聞きました。

〔長財布の最低料金〕
6万円8万円が多い。手縫いの職人の場合、最低料金が20万円(ラウンドファスナー)ほどの場合も。

〔トートバッグの最低料金〕
7万円12万円くらいが多い。

〔ビジネスバッグの最低料金〕
15万円20万円くらいが多い。

デテログ
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あくまでも最低料金です。
また、職人や作家によって作りは全くちがうので、一概に金額だけで判断するのはむずかしいです。

フルオーダーメイドとセミオーダーメイド

オーダーメイドというと一般的にはフルオーダーのことを指す場合が多いです。

フルオーダーとは?
お客様の要望に合わせてゼロからデザインして形をつくる注文方法。洋服でいうオートクチュールです。世界に一つの作品作りができる。

セミオーダーとは?
既存の形から色だけを変えたり(カラーオーダー)、部分的な形やサイズのみを変えた(パターンオーダー)注文方法のこと。こちらは特筆すべき点が少ないので今回は触れません。

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オーダーメイドで上手に取引するコツ

オーダーメイドは二人三脚で作り上げるもので、通常のお買い物にはないやりとりや流れがあります。

デテログ
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店側と客側の距離が近いのがオーダーメイドの特徴。せっかくだから気持ちよく取引きしたいですよね。

今までオーダーメイドを受けてきた経験からわかったコツのようなものをお話しします。

デテログ
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オーダーを受ける立場でなくなったので、読者に近い目線でお話しできると思います。

決してむずかしいことはありません。

コツは、具体的に伝えることと、信頼してまかせることだけです。

具体的に要望を伝える

あいまいなオーダーだとトラブルになりかねません。

希望のポイントはどこなのか?をしっかり伝えましょう。

どう伝えたらいいかわからない場合は、以下のようなところからお話ししてみてはどうでしょうか。

オーダー時に伝えるPoint
  • なぜ既製品じゃなくてオーダーメイドなのか?
  • どういう使い方をしたい?
  • ゆずれないポイント
  • この職人さんに依頼しようと思ったきっかけ
  • 好みのテイスト、ブランド、色、形

職人さんを信頼しておまかせ

「具体的な依頼内容」と相反するように聞こえると思うので解説します。

要望を具体的に伝えたら、それ以外の部分は職人さんにまかせてあげるとスムーズです。

もちろん、中には「全てお客様に確認を取るスタイルがやりやすい」という職人さんもいるでしょう。

そうであっても、信頼している気持ちを伝えてあげれば受ける方も気持ちがいいですし、モチベーションも上がります

そして、職人はその道の専門家です。
これはどんな分野でもそうだと思いますが、重要なポイント以外は専門家におまかせした方が良い仕上がりになるはず。

デテログ
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「それくらい信頼できる職人さんを選びましょう。」と言い変えることもできます。

トラブルを防ぐために

決め事は最初に。記録も残す

これは職人側もお客さまも両方心に留めておきたいこと。

後々トラブルにならないよう、金額、納期、仕様などについてしっかり決めて記録に残しておくこと。

言いにくいことは先に言う

言いにくいことは先に言いましょう。たとえば、予算の話

最初に伝えてOKです。

予算内でOKと言ってもらえればお互いに安心して進められますし、もしNGだったら、妥協点を探すなり他の職人さんを当たるなり次の手が考えられます。

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その他の小さなポイント

ここからは、最初の二つほど重要ではないけど読んでおくといいかもしれません。

値切るより妥協案の提示を

デテログ
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予算オーバーの場合でも、値切るのはおすすめしないです。素の場合は仕様の見直しをしてみてはどうでしょうか?

私が値切るのをおすすめしないと言うと、

同業者を儲けさせようとしているのでは?

もしかしたらこういう風に受け取ってしまう方もいるかもしれません。

それも全てを否定はしません。それが業界全体の発展に寄与すれば、職人が増えて良い製品も増え、みんなが潤って、結果的にお客さまに還元できる

でも、今回の目的はそこではありません。

理由
  • 縛りが減ってより良い物に仕上がるかも
  • 単純にモチベーションが上がる(返報性の原理)

サービスを受ける際、人にお願いをする際、手土産や差し入れを持っていったら良くしてもらえた経験は多くの方が持っているのではないでしょうか。

オーダーメイドでも同じです。

デテログ
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高くなってもいいから良い物を作ってと言われたら職人としてこれ以上うれしいことはないです。

この期待にココロオドルのが職人の性質ではないかと。

参考 返報性の原理-Wikipedia

ここでの返報性の原理:自分に期待して選んでくれたことに対して、いつも以上にいい仕事でお返ししたいという気持ちが働きます

ごめんなさい。こういう問い合わせは返事が難しいです。

✔ざっくりな内容で納期と価格だけを聞く

デテログ
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簡単なカスタムオーダーでの話ならむしろ簡潔でありがたいです。ですが、フルオーダーだと正確に答えるのはむずかしいです。

大体の目安を答えることはできますが、あくまでも目安になります。

職人は綿密なやりとりをしてお客様にできるだけ応えたいと考えています。
こういう頼み方だとちゃんと答えられないし、作り手のモチベも上がらず、結果的に損をしてしまうかも。

✔他社製品の完コピ依頼

デテログ
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他社の権利を侵害してしまう恐れがあります。正規品を買いましょう。

✔流通している量産品並みの予算

デテログ
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オーダーメイドはコストがかかるものです。量産品なみに価格を抑えるとなると、どこかでコストカットが必須になります。

職人さんって怖くないですか?断られないか不安

職人さんって怖い人だったりしませんか?

デテログ
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職人も人の子。取って食いやしません!

ちゃきちゃきの江戸っ子みたいな人が多いイメージかもしれませんが、実際は特にそういう感じは受けません。

主観なので信用できるデータなどはありませんが、むしろ、独立して一人でやっている方は落ち着いた雰囲気の方が多い印象でした。
でしたというのは、最近は特色なく普通になりつつあるように思うからです。

どうしてかというと、最近は脱サラしてこの業界に入ってくる方も多く、普通に別業界にいた方が増えているから。

デテログ
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気負わずに気軽に問い合わせてみるといいですよ。

オーダーメイド職人は貴重な存在?

革製品のアトリエはみんなオーダーメイドやってるんでしょ?

と考える方が多いなと、問い合わせを受けながら感じていました。
ですが、実際はオーダーメイドを受けている職人さんは意外と少ないです。

実は、この記事と次週公開予定のオーダーメイド職人記事を書くにあたって、32件の職人さん(ショップ)に声をかけました。

ですが、フルオーダーメイドを受けていることが確認できたのは13人/32(うち掲載許可いただけたのは10名)。

フルオーダーは昔からの顧客のみの対応だったり、昔はやってたんだけど…という現状

合う職人を見つけるのは簡単ではないかもしれませんが、作風や予算、SNSなどで見える人柄から選ぶと良いのではないかと思います。

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オーダーメイド注文する時の流れ・注意点のまとめ

オーダーメイド注文する時の流れと注意点について書きました。

流れは大体以下の通りです。

  1. カウンセリング
  2. 確認
  3. お支払い
  4. (試作・確認)
  5. 本製作

オーダーメイドは、自分だけの作品をつくってもらえるとても素晴らしい文化です。

自由度が高いからこそ、しっかり確認しないとトラブルにもなりがち。

密にコミュニケーションを取って気持ちのいい取引を目指しましょう。

長文お読みいただきありがとうございました。

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