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ダイヤルシックネスゲージG型を革の厚み計測用にカスタムする方法

ダイヤルシックネスゲージG型を革の厚み計測用にカスタムする方法レザークラフト道具

ダイヤルシックネスゲージG型は革の厚みを測るのにぴったりなゲージです。

ですが、新品のままでは革用には使えません

この記事のテーマ
  • どうして革に使えない?
  • どうすれば革に使えるようになる?

この記事を書いた人
dete

・月6万人が読む革メディア『デテログ』の編集長
・レザーブランド"dete"の人
・職人歴10年/元・美容師

【デテログはこんな方向け】
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ダイヤルシックネスゲージが革の厚み計測用に使えない理由

理由は、はさむ力が弱すぎて正確に測ることができないから。

次の写真をご覧ください。

新品のダイヤルシクネスゲージで革の厚みを測った図

実際の厚みは2mm弱ですが、ゲージの値は4.6mmほど。全然ちがう値が出ていますね。

こうなる原因は、ダイヤルシックネスゲージG型のはさむ力が弱いから。

紙のように薄い素材や柔らかい素材なら問題ないのですが、ある程度硬い革や厚い革では、革の弾力や硬さに負けてしまい、実際の厚みよりも厚い数値が出てしまうというわけです。

革のクセに負けて正確に測れていない

このはさむ強さをカスタムして、革用として使えるように改造しましょう。

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ダイヤルシックネスゲージG型を革の厚み計測用にカスタムする方法

※使うバネによっては、適切な改造ができなかったり、ゲージに不具合をもたらすことがあります。異変を感じたら中止してください。また、改造は自己責任で行っていただくようお願いいたします。

やり方は簡単。安いボールペンを分解してバネを取り出し、ダイヤルシックネスゲージに組み込むだけ。

材料
  • ダイヤルシックネスゲージG型
  • 安いノック式ボールペン

ボールペンを分解してバネを取り出す

100円で買えるような安いノック式ボールペンを分解してバネを取り出します。

取り出したバネとダイヤルシックネスゲージ。

カスタムをはじめる前に構造を知る

今回の改造で触るのはココだけ。

この突起は回してゆるめるとはずれます。

空洞になっています。

今回の改造はここにバネを入れるだけの簡単な内容なのですが、構造を理解するために、一度レバーを下げてみてください。

レバーを下げると、連動して挟む部分が開き、先ほどの空洞から突起が出てきます。

この時、はさむ部分に革を入れてレバーから指をはなすと、レバーが自動的に戻り、革をプレスする力がかかって厚みが計測されるわけです。

見えないところにバネが内装されているのだと思いますが、新品のままでは革の弾力に負けてしまい、革の厚みを正確に測れるところまでレバーが戻ってくれません

そこで、くり返しになりますが、このはさむ力を強くして正確に厚みを測れるようにしようというわけです。
これが今回の改造の目的で、やり方はさきほどの空洞部分にバネを入れるだけ。

カスタムのやり方

先ほどの空洞にバネを仕込むだけです。

フタでバネを押し込んで締めるだけ。

バネの太さ、線の太さ、長さ、硬さなどによって向き不向きがあると思います。合っていない場合は、別のペンのバネを使ったり、ホームセンターで探すなどしてみてください。

完成

正しい厚みになりました。

※1.4mmくらいになっていますが、本当の厚みは2mm弱です。どうしてずれているかというと、目盛りの位置がずれているから。この目盛りは回して調整できるようになっていて、かんたんに直ります。

ダイヤルシックネスゲージG型を革用にカスタムのまとめ

ダイヤルシックネスゲージG型を革の厚み用にカスタムする方法を解説しました。

やり方はバネを入れるだけの簡単なものです。

手で押して計測するノギスとちがい、ダイヤルシックネスゲージG型は毎回同じ計測条件で厚みを測ることができるのがメリット

アナログなので厳密に正確な数値にはなりませんが、自分で使う分には、毎回同じ条件で使えるというだけで、十分に製品製作に耐える品質になります。

あくまでも自己流のやり方です。これを読んでやってみようという方は自己責任で行っていただけたら幸いです。

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