ぴったりサイズで作ったブックカバー

先日作ったブックカバーです。

使用する本の型も自作して、サイズに狂いが無いよう確認しながら作りました。

当店では通常、この手の製品は、様々なサイズの本に対応できるよう、予め真ん中くらいのサイズでご用意しております。その方が汎用性は高いです。

今回は、使いたい本が決まっているとのことで、少し追加料金がかかるとお伝えした上で、その本だけのカバーのご注文を受け付けました。

私の考えでは、手帳カバーは、多少サイズに遊びが欲しい。

人に使っている手帳を見せてもらうと、たいていの人は、メモや書類や名刺など、手帳やカバーにいろいろはさんでいる。その雑多なもので膨れる分の遊びを計算しないといけない。

しかし、ブックカバーにはほとんどそれがない。あったとしても、ちょっとしたチケットやパンフレット、メモが1、2枚程度。それくらいならカバーは膨れない。

使用した革は、イタリアはtempesti社のシボ革。

シボの入った味の出る革って、「イタリアンレザーって言ったらこれ!」っていうくらいによくあるやつで、百貨店でも有名セレクトショップでも、そういう革の財布がゴロゴロ見つかります。どれもいい革ですが、似たり寄ったり感は否めない。その中で、この革にはちょっと光るものを感じています。

tempesti社の定番レザー”ELBAMATT”にシボ加工をしてもらった革がこれなのですが、どんな方法で加工したシボなのかがわからない。よくあるタンニンなめしのシボ革は、例えが悪いですが、ミミズ腫れのように大きく連なったシボが不規則に入ります。しかし、うちのこの革は、細かく深いシボが、均等かつ密に入っています。均等とは言っても、一枚一枚表情は違いますし、部位ごとの繊維の密度によってシボの大きさは変わるので、型押しではありません。

どちらかというと、シュリンク(薬品で収斂させた)レザーに近いです。

ふーむ。

革質がしっかりしているところも、謎を深めています。

シボを入れるには、革を揉んだり曲げたりという作業必要なので、スムースな革にシボを入れれば、柔らかくなるのが普通です。ところが、この革にいたっては、時々、元のエルバマットよりしっかりしている時があるんですよね・・・。しなやかなのに強い感じ。私が一番好きなやつです。

そうなってくると、シュリンクという線も可能性を残します。

なめし自体が特許を取得した独自製法で行っているtempesti社ですので、2次加工でも独自の技術がふんだんに織り込まれていることでしょうね。

今度革屋さんに深めに突っ込んでみることにします。

ちなみに、これはtempestiの数あるカラバリといくつかのシボの種類から選んでイタリアに発注している特注レザーなので、同じ革の製品は他のメーカーさんからは買えないかも?しれません。

ソフトな風合いを生かした製品で、味の出る革をご所望なら、真っ先におすすめできる革です。

この日はブックカバー祭りでした。

ありがとうございました。

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