1冊の本の為のブックカバーを作る の巻

お客様がお持ちの本に合わせて、ぴったりサイズのブックカバーを作ります。

その為に、まずは本の型を作るところからスタート。

型ができたら、それに合った型紙をつります。

普段は、ここまで手間をかけることは多くはありません。なぜなら、当店のブックカバーはサイズ調整ができるので、厳密な本の厚みに合わせる必要がないからです。縦横のサイズと、大体何センチから何センチまでの厚みに対応すれば良いかをうかがうことで製作可能になります。

今回は、大切な本の為のブックカバーということで、少々金額も割高になりましたが、手塩にかけて特別な一品を製作いたしました。

ちなみに、今回のブログで使用したレンズは、以下のもの。

SP AF 28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A09)

フルサイズ機でも一本はズーム持ってた方がいいかなと思って、コスパの良さそうなこれを手に入れました。中古で2万を割るという破格の2.8通しズームですが、その値段とは思えない価値を感じます。解像感は必要十分、何よりも柔らかいボケが良いです。単焦点ではなく、あえてこのズームを使いたい場面がありそうな予感です。

手ぶれ補正なんてないし、AFがジーコジーコ言うあたりはさすがに10年以上前のクオリティ。私にとって、カメラは道具なので、不便を楽しむ感覚は持ち合わせていませんが、それでも満足できる写り。いい買い物をしました。

本の型作り

本の型は、型紙に使う画用紙を貼り合わせて作りました。

  

本の表紙の厚みは3.3mmとのこと。

いわゆるハードカバーの中でも、厚めの部類に入る本だと思います。

 

これで型は完成です。

型紙作り

背表紙のカーブを作ります。

時々、本の表紙や表表紙、背表紙などがごっちゃになっている方がいます。

表紙というのは、本の外側を覆う部分全部。巻頭側だけでなく、巻末側までを指します。

表表紙は、表紙の、タイトルが書かれている巻頭側の面。本屋で平場に並ぶときに目にする面です。

背表紙は、表紙の、本を綴じてある面。本屋で棚に並んでいる本で見える面です。

背表紙は、表紙の、巻末側の面。

話を元に戻します。

厚い紙は、そのままでは、思い通りに曲がってくれず、革のしなやかさを再現することができません。そこで、無数に切り込みを入れて、自然に曲がるように加工します。

このように。

紙を揉んだり、切り込みを入れたりすることで、革製品の型紙作りをする際の精度を高めることができます。

表紙を差し込む袋部分や、サイズ調節用の機構を作って完成。

留め具付きです。

革で試す

実際に、革で試してみます。

かなり大きなパーツが必要になります。今回は、製品には使えない端の部分を使って試作をしました。

 

このようなざっくりとしたブックカバーなら、10分もあれば作れてしまいます。

それが製品になると、何十倍もの時間がかかるから不思議です。

鞄でも財布でもシザーケースでもそうですが、ざっくり作るだけならそんな簡単なことは無いのですがね。手間をかけるかかけないかで仕上がりの質が変わってきます。

今回は手縫いでの製作になります。

次回のブログで仕上がった製品をご紹介します。

  

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