朗報 革職人のガチの作業工程を紹介 -手縫いクラッチブリーフケース編 5 ハンドル完成

連載五回目ともなるともうおなじみでしょうか?deteの代表ミコガイです。

この連載記事では、過去に実際にお客様からオーダーを受けて製作したクラッチブリーフケースの製作工程を、余すところなく公開しております。何かの参考になりましたら幸いです。

さて、今日も続きを書いていきましょう。

ハンドル作りも佳境に差し掛かります。岩田屋の11本目菱目打ちで手縫い

縫い穴を空けます。この”菱目打ち”という工具は、東京は入谷駅から歩いてすぐの岩田屋工具店の職人さんがカチカチトントンやって作るリアルメイドインジャパン製品。世界中から需要があって、現在は入手困難な工具の一つです。買ったままでは全然使えないという困ったちゃんでもあって、自分で砥石やダイヤモンドやすりなどを使って加工する必要が有ります。ハードル高いですよね。とりあえず使ってみたいというならクラフト社のものがいいと思います。

菱目打ち クラフト社 3mmピッチ

コスパは高いですよ。3mmピッチのものなら縫い目も細かくなるので、うまく作れればきれいな仕上がりになります。切れ味は最高とはいきません。もしできるなら、クラフト社の場合も先端を研いだり、やすりでなめらかにしてあげたりした方がベター。この作業はマストではないです。できる技術があるなら、やった方が使い心地がよくなってグッドです。

縫い穴を開けたら、菱キリを使って縫い穴を貫通させながら縫い進めていきます。

手縫いが終わり、鉋で面取りを済ませた状態が↓です。

手縫い後、包丁、鉋、かみやすりなどを使ってコバを整えます。

今回はコバの仕上げ方法は樹脂仕上げとします。衣服などへの移染のリスクがほぼゼロで、摩擦に強いところが樹脂仕上げのメリットです。

塗料を染み込ませつつ塗り、乾いたら削って整え、塗っては乾かし整え・・・

5、6回繰り返したでしょうか。納得のいくところまで仕上げます。

DSC_6856-1

滑らかに仕上がりました。

惚れ惚れするような仕上がりです。私の技術がすごいだろうと自慢しているわけではありません。良い素材を使い、適切なプロセスを経て形にすれば、誰でも美しい物を作ることが出来るというごく自然のことです。

この連載では、皆様の技術向上に役立ててもらい、そのフィードバックを貰って私自身がもっと高い技術を身に着けられたらと思って企画しました。

この記事を読んだ皆様のレザークラフトへの関心や、技術が高まり、業界全体を盛り上げていくきっかけになったらそれこそ最高だと思っています。

次回に続きます。

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