シザーケースやブックカバーに最高なハイコスパ素材
美しい光沢とコシの強さが特徴です。一枚革で十分な強度があり、薄く漉いてもコシの強さを保ちます。このあたりはさすがピット鞣し、さすが栃木レザーといったところでしょうか。
欧州産の革に比べてお求めやすくなっていますが、高級感はむしろこちらの方が上?と評判です。私自身も実はそう思っていたりして・・・
栃木レザー社の中でも本当に様々な革がありますが、この革の品質(耐久性、美しさ、安定性、防移染性)は群を抜いていて、日本最高峰のタンニンなめし革だと思います。
ベージュやブラウン(キャメルオレンジよりの明るいブラウン)は特に、色が濃くなっていきます。繊維がギュッと締まっていて、馴染みはゆっくりと進みます。ベーシックカラーのみのラインナップなところは少々残念ですが、それぞれの色のクオリティは素晴らしいです。
特に、ブラウンの透明感と、バーガンディを思わせる深い赤みのダークブラウンは、世界中探しても類を見ない絶妙な仕上がりです。
栃木レザースムースが向いている製品
裏地を付けないタイプの、シザーケース(S02)やブックカバー、サスペンダーなどで特におすすめで、人気もあります。ブラウンやブラックなどのベーシックカラーでお探しでしたら一押しの素材です。
栃木レザースムースが向いていない製品
- ブルー、グリーン、レッドなどの鮮やかな革をお探しの方
- ソフトな革や柔らかい雰囲気の製品をお求めの方
- 風合いが変わる革製品をお好きでない方
栃木レザーのお手入れ方法
表面のコーティングは最小限ですので、水分は吸い込みます。日ごろからブラッシングもしくは乾拭きをしてあげていれば、水に濡れても汚れがしみ込むリスクを避けることができます。
もちろん、多少の水濡れくらいなら革の味とみてもいい素材だと思います。無垢のヌメ革とは違い、薄いコーディングを施したオイルレザーですので、革製品初心者の方でもストレスを感じるようなことは無いはずです。
表面が乾いてきたと感じたら(使用状況により、半年~2年くらいから)ゲルもしくはクリームで保湿&コーティングしてあげてください。
詳しくはこちらをご覧ください。
関連記事


タグ一覧