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革職人のアトリエ紹介|理想を形にした注文住宅です

革職人のなり方

当記事はプロモーションをふくみます。

2019年11月下旬、浦和の築80余年の古民家アトリエを引き払い、活動の場所を東京都立川市に移しました。

2019年11月まで過ごしてたアトリエがこちら。

アトリエ

20219年までのアトリエ


縁側

立派な瓦屋根と手延べガラスが使われた純日本家屋でした。

引越し先がこちら☟

間取りから床材、壁紙の色まで、ショールームを回ってじっくりと煮詰めながら作りました。

この記事では、革職人が考える理想のアトリエは?をテーマに、作業場の紹介をしてみたいと思います。

『職人や酔狂な趣味人のお部屋作り』の参考にしていただけたら嬉しいです。

この記事を書いた人

プロフィール

革職人の経験を活かし、趣味のレザークラフターや革製品のトラブルに悩む方に役立つ情報をわかりやすくお伝えします。

・レザーブランド"dete"の代表
・出版書籍『革職人になる方法』Amazon手芸本1位獲得

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革職人のアトリエ紹介|革職人の理想を形にしました。

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革職人の仕事と革の保管と撮影のパフォーマンスを高める部屋作りを目指しました。

床材

ブラックチェリー 床材

明るさがあって雰囲気の良いブラックチェリーを選びました。

ヌメ革と同じように、経年により赤茶色に変化していくもよう。

壁紙

作業する部屋なので、キズに強いタフクリーンの壁紙を選びました。

壁全面をグレイッシュなベージュ、天井をダークグレーにしました。

暗い天井は低く見えるような気がしますが、その分落ち着けます。この色にして正解でした。

色選びのポイント

壁紙も床材も、仕上がりは見本で見た時よりも明るく見えます。

見本でちょうどいいかなと思う色よりも若干暗めを選ぶといいかもしれません。

造り付け棚

二つの造り付け棚を注文しました。

一つは革用、もう一つは商品在庫用です。

革棚

奥行き1.2mの大きな棚。

1.2mあれば大抵の革はおさまります。

たくさんの革を載せる前提なので、ロフトのように頑丈な仕上がりにしてもらいました。

在庫用棚

アスクル ダンボール収納ボックス(組立式) S 無地

アスクル ダンボール収納ボックス(組立式) SとMを活用

奥行きは45cm。商品在庫や梱包用の箱などを収納しています。

在庫保管に使っている箱はアスクルオリジナルの段ボール。

S、M、L、LLと4サイズあって、揃えて使うと意外と映えるので重宝します。

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おすすめはSサイズ。書類や道具の保管にも👍です。

Sサイズの価格は247円~と、かなり安い。段ボールといってもすぐに傷むこともなく丈夫でコスパは高いです。

なお、別の部屋でブラックも使っています。

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有孔ボード

有孔ボードの活用法

パナソニック 有孔化粧ボード qps043601

設計時に普通の有孔ボードを注文したところ、工務店のご厚意で、有孔の化粧ボード(パナソニック 有孔化粧ボード qps043601)に替えてくれました。

有孔ボードには2種類の規格があるので注意。
一つは穴と穴の間隔が30mmのタイプ、もう一つは間隔が25mmのタイプです。

パナソニックの有孔ボードは後者です。

市販のフック等は規格にあったものでないと使えないので注意しましょう。

Amazonで有孔ボード用フックを探す

 

洗い場近くのタオルハンガーはこれ。

洗い場

包丁を砥いだり手を洗ったり、コーヒーを淹れたり。

訳あって大型のシンクになっています。
ここまで大きなものは普通は必要ありません。

包丁を砥げるスペースが同じ室内に確保できると非常に快適です。

砥ぎ時は、このシンクの右端にまな板状の石を渡してその上で砥いでいます。

道具をまとめて収納する多段チェスト

2021年から無印のスタッキングシェルフとスタッキングチェスト4段を追加しました。

道具と材料の収納がまとめられ、部屋にもマッチしてて大変気に入っています。くわしくは、薬箪笥より良い?ハンドメイド道具・材料収納の最適解は無印スタッキングチェストでお話ししています。

間取りと家具の配置シミュレーション

家具の配置シミュレーションをしながら、間取りの設計と、買う家具/捨てる家具の計画を立てました。

シミュレーションは、カリモクとカリモク60の公式サイトが便利。

部屋の間取りは15.2畳です。

シミュレーションを使って考えた家具の配置がこちら。

実際の配置は変わりましたが、家具が占める面積と動線のイメージに大いに役立ちました。

マンションで革のアトリエはできない?

deteのアトリエは戸建てです。

では、マンションの部屋では革製品作りはできないかというと、そんなことはありません。

実際に、マンションの一室をアトリエにしている方もいらっしゃいます。

ただ、近隣の方には音や振動で気を遣うでしょうね。

もし可能なら戸建ての方が気兼ねなく作業できます。

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革職人のアトリエ紹介|家具

愛用の家具や設備類を紹介します。

作業机(立ち作業台)

立って作業できて、疲れたらハイスツールに座ることもできる立ち作業台を愛用しています。

1800mm×900mmは、一般的に流通している作業台の中では恐らく最大の机。

半裁(牛半頭分の左右どちらか)は少しはみ出しますが、革を広げて切るのに支障は無い大きさです。

ハイスツール

オマージュハイスツール

立ち作業台と相性のいいスツールです。

ラバーウッド材が使われていて経年変化が楽しめます。安いですが長く愛せる椅子。

こちらも先ほど紹介したスタンディングワーク歴8年のレザークラフト職人が立って働くメリットとデメリットを語るで紹介しています。

それともう一台、アンティークのハイスツールも使っています。

アンティークの鉄と木のハイチェア

古い木と鉄の雰囲気が好み。

本棚

アンティークショップで購入。

革張り椅子

引越し前のアトリエの写真ですが

いただきもののアンティークの革張り椅子。

商品写真でもたびたび登場しています。

とても雰囲気が良くてお気に入りです。

シーリングライト

ロウヤのシーリングライト

ロウヤのシーリングライトを使っています。

作業精度に関わるので明るさには妥協できない。それでいて、見た目も大事。

部屋全体に柔らかく光が回って、しっかり明るいライト。

ワークライト

Zライト

IKEA

ZライトとIKEAのワークライトを併用。どちらもおすすめです。

TERTIAL テルティアル ワークランプ, ライトグリーン - IKEA
TERTIAL テルティアル ワークランプ, ライトグリーン. TERTIAL/テルティアル ワークランプは1998年に発売されました。クラ...

2tプレス機

抜型を使って革のパーツを切り出す(くり抜く)のに使う道具。

革職人が使うプレス機はいくつかありますが、このタイプが最も手に入りやすいものだと思います。

抜型

革用抜型

この抜型を革の上に置き、先ほどのプレス機で上からプレスすることで、型通りに切り出すことができます。

抜型の製作は高津製作所さんにお願いしています。

ミシン

ミシン

引越し前の写真

JUKIの工業用ミシン。これがないと仕事になりません。

工業用ミシンで多く使われるものに平ミシンと腕ミシンがあり、こちらは腕ミシンというタイプ。
針がついているところが写真奥から手前に向けて腕のように伸びているからこのように呼ばれています。

それに対して平ミシンは、平らな机の上に置かれたような造りのミシン。一般的には平ミシンの方が見慣れた形なのかなと思います。

平ミシン(工業用ミシン)

平ミシン(工業用ミシン)

腕ミシンを使うメリットは、筒状のもの、袋状のもの、曲げ貼りしたものなどを縫えること。

1台ミシンを買うならほとんどの職人はこちらを選ぶでしょう。

平らなものだけを効率よく縫うなら平ミシンの方がベターです。

革漉き機

革漉き機

革の厚みをうすく加工する機械。こちらも革職人なら必須です。

うまく使いこなすと、革で折り紙が折れるくらいに薄く加工することができます。

漉き機の構造
  • 写真手前の銀色の曲がった金属が刃で、この刃の左側が砥いであって切れる部分。
  • 刃はシャーレを深くしたような形をしており、これが前転の向きに回転します。
  • 刃の左隣には、ベルトコンベアのように革を刃に向かって送り出す装置がついており、これが革の断面を高速で回転する刃に押し付けて、革の裏面を削いでいきます。
  • 削がれた不要な裏面はテーブルに空けた穴から落ち、上(表)の使う部分は刃の上に送り出されて残る構造です。
  • 職人は自分の加工したい厚みにする為、機械を調節し、削ぐ厚みを変えて使います。

撮影スペース

普段の撮影は外付けのフラッシュを使って撮っています。

時には外のコンクリートの上で撮ったり・・・

 
 
 
 
 
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自然光を活かして部屋で撮ったりも。

撮影方法についてはこちら☟の記事で紹介しています。

まとめ

革職人のアトリエについて写真付きで紹介しました。

個人的に、作業環境はとても大切にしています。

散らかっていると、商品を不意に傷つけてしまう可能性も高まりますし、物を無くすことも多くなる。

せまい環境でも、工夫次第で改善は可能です。

自分にとって最高な趣味部屋(仕事部屋)づくりを楽しみましょう。

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