ジブン手帳miniカバー作りが刺激的だった話とお手本エイジング

オーダーメイド作例

deteは、新規のお客様よりも、常連さんをひいきするお店です(キッパリ)。

断言しておいていちいち説明するのも野暮かもしれませんが、新規のお客様や、これからお客様になってくれるかもしれない方をないがしろにするなんてことではありません。

何度も買って下さるお客様のおかけで運営ができて、今日も新しいお客様をお迎えできるわけですから、新規のお客様以上に感謝するのは当たり前のことです。

今回ご紹介する商品も、そんな大切なお客様の中のお一人からのご注文。

ジブン手帳mini用手帳カバー作りが刺激的だった

写真を交えて紹介していきます。

真鍮ボタンの独創性

今回製作させていただいたジブン手帳mini用カバーです。

一体何が刺激的だったかというと、この封筒を思わせるレトロなボタンの留め具の製作。この二つの金属ボタンは、真鍮の板を切って叩いて作ったオリジナルなのです。

どこかに売っているものではありません。

エルバマットのナチュラルが経年変化好きにたまらない件

今回使用したエルバマットという素材は、2015年くらいから日本で脚光を浴び始めたイタリアンレザーで、たっぷりと含んだオイルのマット感としっとり感が特徴の革。

この革が経年変化を楽しむのに最高な理由は以下の通り。

 

  • 色変化が早い
  • 変な色変化(黒ずみ)しにくい
  • 艶が増す

↑の変な色変化について解説します。

タンニンなめし革は飴色になっていくと言われますが、中には経年変化が良くないタンニンなめし革もあるのです。茶色くなるというよりもいきなり黒っぽくなっていくような革がそれ。

エルバマットは、色変化こそ早いものの、すぐに黒ずむようなことは少なく、段々と深い茶色に近づいていくイメージ。

エルバマット(同じなめしのE.geminiも)は経年変化好きには最高というお話でした。

真鍮のボタンって売ってないの?

職人さんやハンドメイド作家さんが個人的に売っているものをいくつか見かけました。

しかし、それらは革に合うデザインでなかったり、合うデザインではあっても、店頭での販売しかしていなかったりと、取り寄せられるもので満足のいくものを見つけることはできませんでした。

だったら作ってしまえ!と思い、試作してお客様に提案

OKいただき採用となりました。

真鍮ボタンの作り方をざっくりと

真鍮の板を丸く切り出します。あえて不ぞろいで手作り感を出しています。

ナチュラルなヌメカラーのオイルレザーがメインの材料なので、洗練され過ぎているよりもこちらの方が相性が良いです。

叩いて槌目を作り、糸を通す穴をあけ、紐を巻きやすくするために中央を低いすり鉢状にへこませました。

先の工程を繰り返し、やすりで整えて完成です。つぶつぶの粗い質感の作り方は、鉄(鋳物)の上でたたいて作りました。

手縫いの技法について

手縫いのカテゴリは、いわゆるヨーロッパスタイル。縫い目の糸が角度の付いた右上がりになります。

端正な雰囲気に仕上がって自分の仕事ながら素敵です。

使用した糸は、アメリカの若い革工具メーカーのプレミアムなリネン糸。

ヨーロッパスタイルの縫い目によく合います。3cmに12目という非常に細かい縫い目で手縫いしました。

ジブン手帳mini用手帳カバー使用イメージ

くるくると紐を巻いて閉じたり開いたり。手帳を使う時間を大切にできるひと手間だと思います。現代人が忘れがちな、書くという大切な時間です。

やっぱいいですね!

お客様にも喜んでいただけて最高な気分です。

ただ、慣れない金属加工の仕事で手間がかかり過ぎました。人件費考えたら赤字です笑

 

どうもありがとうございました。


2年使ったエルバマットの手帳カバーの経年変化

お客様から写真をお借りしました。

汚れ等なくまさに飴色。お手本のようなエイジングです。
素晴らしいです!本当にありがとうございます。

詳細はこちら

〔オーダーメイド〕手帳カバー ジブン手帳/ブラウニー手帳用ゴムバンド留め手縫い dete
総手縫いの手帳カバー。ジブン手帳mini用サイズです。この製品の為に制作した真鍮ボタンに紐を括り付けて留めます。

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