deteではいくつかのイタリア革を取り扱っています。
しっとりとしていながらもコシの強いTOIANO、深いシボと深みのある発色が魅力のE.gemini、たっぷり入ったオイルによるなめらかな質感が特徴のELBAMATTなどなど。
Tempesti社が鞣すELBAMATTとE.geminiには共通の色名がついていて、この名付けのセンスが素敵なのです。
日本のタンナーの場合、絵の具の色そのままといった名前を付けることが多いです。ブラック、レッド、グリーン、ブルー、凝ったところでせいぜいワインとチョコ。冒険はしません。
さて、イタリアは?
当店の製品と、その革をイメージする写真を交互に紹介していきます。
prugna(プルーニャ)
伊 prugna
英 plum
日 プラム、すもも
piombo(ピオンボ)
伊 piombo
英 lead
日 鉛
fieno(フィエノ)
伊 fieno
英 hay
日 干し草
mogano
伊 mogano
英 mahogany
日 マホガニー、桃花心木
ambra(アンブラ)
伊 ambra
英 amber
日 琥珀
lattuga
伊 lattuga
英 lettuce
日 レタス
いかがでしょうか?
最後の黄緑なんかも、ライトグリーンとかではなく、レタスっていう、色名ではなくてあくまでも色をイメージする単語をあてたところがうまい。
単にオシャレっていうのではなくて、革という色ブレが大きい製品を売る上での、メーカー側の逃げ道としても役立っていると思います。
ちなみに、今回使用したイメージ写真は、pixabayという無料のストックフォトサイトから持ってきました。
商用利用可、加工可、クレジット記載不要のオールフリーなストックフォトサイトです。無料とは思えないクォリティとボリュームがあるので、ブログ書く人間にはありがたい。ちなみに、検索して一番上に表示されるのはもっと高品質な有料画像への誘導。
誘導しているのは、Shutterstockという大手のストックフォト会社。
ストックフォトっていうのは、素材を欲しがるデザイナーと、写真や動画を売りたいカメラマンの仲介をするシステム。素材には関連するタグが付けられていて、買い手が検索をかけると関連する素材がヒットします。
例えば今回だと、”レタス”で検索すると、こんな感じ。
一番上の一列が有料サイトへの誘導。明らかに品質も関連性も高い。
無料の写真は恐らく、お金取って売るのは難しいけど、無料で提供してもらえるなら扱いますよっていう写真なのでしょうね。それでも、ほとんどの写真は十分に高品質です。
私は指しゃぶりながらおとなしく無料の方をゲット。
セレブな方は黙って有料を選びましょう。質も量も段違いです。
こんな写真撮れるようになりたいですねー。
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