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ヌメ革を日光浴させる方法【革職人流】|効果とデメリット

ヌメ革を日光浴させる方法【革職人流】と効果|必須ではありません 革製品のお手入れ方法

当記事はプロモーションをふくみます。

この記事のテーマ

ヌメ革製品の日光浴のやり方は?

日光浴の効果は?

日光浴ってする意味ある?

などについてデテログの考えをお話します。

まずヌメ革に日光浴が本当に必要かどうか?なのですが、

結論

ヌメ革に日光浴は必須ではありません。

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私だったら日光浴はさせないです。

でも日光浴に意味がないというわけではありません。

この記事を読んでやるやらないを判断して正しい方法で行って欲しいです。

そもそもヌメ革って何?という方は、
checkヌメ革とはどんな革?|お手入れ&扱い方|日本のヌメ革とイタリア版のヌメ革TOIANOをどうぞ。

ヌメ革の色変化について知りたい方は、
checkヌメ革の色変化|ベージュのヌメは何色に?緑は?グレーは?をご覧ください。

この記事を書いた人

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革職人の経験を活かし、趣味のレザークラフターや革製品のトラブルに悩む方に役立つ情報をわかりやすくお伝えします。

・レザーブランド"dete"の代表
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日光浴が必須ではない理由/日光浴の目的

日光浴は全ての方に必須ではないです。

その理由として、まず日光浴の目的(効果)は何なのか?を知る必要があります。

日光浴の目的と効果2つ

目的(効果)は二つです。

ヌメ革日光浴の目的(効果)
  • 汚れを目立たなくする
  • 使用時(保管時)の焼けムラを防ぐ

日光浴させると色が濃くなって汚れが目立たなくなる

突き詰めると、日光浴の目的はヌメ革の汚れを防ぎながらキレイにエイジングさせることにあります。

事実、ヌメ革を日光浴させれば色が濃くなり、汚れは目立ちにくくなります。

でも、汚れを防ぐなら他の効率的な方法があるし、直射日光に当てるのは革にとって確実にダメージです。

なので、後半で紹介する「汚れを防ぎつつキレイに長く使えるケア方法」がおすすめです。ただ、この方法にもデメリットがあって、エイジングが少々ゆっくりになります。

エイジングは早い方がいい!

エイジングを早めたいという方は、日光浴させた方がいいかもしれません。

使用時(保管時)の焼けムラを防ぐ

製品の使い方によっては、使用時や保管時に焼けムラができてしまうことがあります。

たとえばこれ。

スケッチブック用の大きなカバーなのですが、書棚で保管しているせいで背の部分(折り目)だけが極端に焼けてしまっています

こうならないために、使い初めにある程度焼いておくのは効果的です。

なぜなら、ヌメ革の色変化は、使い始めは急に変化しますが、ある程度焼けてからはゆるやかで、多くの場合茶色より濃くはならない(油分が多い場合、擦れが多い部分は例外)から。

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ときどきしか使わないようなアイテムは保管時の焼けムラのリスクがある。これを防ぐために日光浴させるのはアリ。

日光浴させると革の油分が出て汚れに強くなるって本当?

ネット上の記事などを見ると、日光浴させると革の油分が外に出てきて汚れに強くなると書かれているものが見つかります。

これって本当?

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先に結論をいうと、一時的には油分が出る可能性がありますがすぐ元に戻ります

革の脂は、長時間高温にされされると表面に出てきます。

これは、革をドライヤーで乾かしたらどうなるかを実験した結果の動画。実際にやってみるとわかるのですが、たしかに、高温の風をあて続けると革内部の脂が表面に浮いてきて、触って確認ができました。

ですが、これは一時的な現象です。温度が下がると脂は内部に戻ってしまいます

もし汚れ予防を目的とするなら、クリームやオイルを塗って油分を足すか、防水スプレーを使う方が効率的です。

なお、皮革ハンドブックによると、
”光の照射によって革中の脂肪分および水抽出物は減少した。これは脂肪分や水抽出物などは光照射によって参加が促進され、革繊維との結合が一層強固になり、抽出されにくくなるため”
とあります。

参考文献 皮革ハンドブック

後半でクリームや防水スプレーを使った方法を解説します。

その前に、エイジングを早めたい方向けに、「私がヌメ革製品を日光浴させるなら?」という立場に立って、日光浴の手順から解説していきます。

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【革職人流】ヌメ革を日光浴させる方法

【革職人流】ヌメ革を日光浴させる方法
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やり方自体は簡単です。目的に沿ったケアグッズの選び方も提案しているので是非最後まで読んでいただきたいです。

日光浴の準備

準備手順
  1. ブラッシング
  2. クリームを塗る
  3. 乾拭き

ブラッシング

クリームを塗る為の準備として、ブラッシングでほこりを落とします。

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革靴用に使っているブラシを併用するのはやめましょう。革が汚れてしまいます。

 使うブラシは馬毛か化繊がおすすめ。このどちらか☟ならまちがいないです。

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クリームを塗る

日光浴させる前にクリームを塗りましょう。

何のために?

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クリームを塗る目的は革の乾燥防止です。

副作用的に日焼けによる色変化が早まる効果もあります。

デリケートクリームやヌメ革用クリームなどならどれでも大丈夫ですが、その中で今回の用途におすすめなのはコロンブスの革小物モイスチャークリーム

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保湿ができて撥水効果もあり、エイジングが進むヌメ革向きのクリームです。

関連記事 コロンブス革小物モイスチャークリームの使い方|色が濃くなる?

乾拭き

やわらかい綿の布で乾拭きして余分なクリームをふき取りましょう。

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表面にクリームが多く残っていると汚れを集めてしまうので気をつけましょう。

専用の道具を使うなら、私が試した中ではコロニルのポリッシングクロスはおすすめできます。

靴磨きに使うネル生地を持っていたらそれでもOKです。

日光浴のさせ方

高温にならない風通しの良いところに置きましょう。

影ができないようにしてください。影が当たると焼けムラができてしまいます。

サイフなど薄い革製品の焼き方

開いて全面に日光があたるように置きます。できれば時間を決めて向きを変え、全体がまんべんなく焼けるようにしましょう。一日おきで表と裏を変えて焼いてあげます。

バッグなど立体的な革製品の焼き方

ムラにならないように注意が必要な製品です。

時間を決めて少しずつ当たる角度を変え、全体が均一に焼けるようにしてあげましょう。

留め具など光がまわりにくい部分の焼き方

時間を分けて留め具を付けた状態と外した状態の両方に光をあて、できるだけムラにならないようにしましょう。

ずっと同じ状態で置いておくと、くっきりと焼けムラができてしまいます。

画像提供:sasaさん

たった2日間のイベント出展(6月)でこれだけ焼けてしまったようです。
太陽の力はすごい…

焼けムラがない新品の作品はミンネで販売されているそうなのでよろしければご覧ください。

ささのギャラリーさんの作品一覧 | ハンドメイドマーケット minne

日かげでも焼ける

先ほど紹介させていただいた写真はこちらのツイートから。

日かげでも照り返した紫外線で革は焼けていきます。

特に、日差しが強い日は日かげでもガンガン焼ける。

ヌメ革日光浴のQ&A

Q.どのくらいの時間で焼ける?

紫外線が強い時期(5月~9月ごろ)は、日差しが強い日なら一日でも色が変わることが確認できると思います。

Q.日光浴させたけど色が変わらない。どうして?

日光浴させたけど色が全然変わらないです。どうしてですか?

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もともと日光浴させた革を使っている可能性があります。

その場合はすでに日光浴が済んだ状態になっているので、それ以上日差しにあててもあまり効果はありません。
汚れが気になるなと感じる方は、後半で紹介する防水加工を自分で施しましょう。

Q.日光浴させる場所が見つからない場合は?

良い感じの場所が見つからないです。どうすればいいですか?

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部屋に置いておくだけでも少しずつ日焼けは進みます。

早めたいなら蛍光灯を使うのも手。むずかしい場合は日光浴をせずに防水処理をして使いましょう。

蛍光灯があるなら利用する

蛍光灯は紫外線を出し、この紫外線で革は焼けます。

蛍光灯はすごく低圧の中に水銀ガスを封入します。エミッターから大量の電子を放出し、水銀ガスにぶつけて紫外線を発生させます。つまり蛍光灯の中ではまず紫外線が出来るわけです。

量は少ないですが確実に照射されていますので、それが商品などの変退色の原因になるわけです。

引用元 有害な蛍光灯の紫外線について | LED照明と節電の あかりや.com
デテログ
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日光より焼け方は緩やかですがまんべんなく焼けます。

Q.LEDで革は焼ける?

残念ながらLEDは使えません。

LED照明には紫外線をほぼ照射しないタイプと紫外線を含むタイプがあります。
市販されているLED照明の多くは、紫外線を含みません。

引用元 回答:LED照明には紫外線をほぼ照射しないタイプと紫外線を含むタイプがあります。

市販されているLED照明の多くは紫外線を含んでいないため、革の日光浴に効果はありません。

Q.レザークラフトで組み立てる前に日光浴させるのはアリ?

財布作る前に焼いておくのどう思う?

デテログ
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製作中に焼けムラができるのを防ぐ意味では効果的です。

なお、次で紹介する防水処理をする場合は注意が必要。

防水スプレーやクリームを使うと、染料や接着剤やコバ処理剤が浸透しにくくなる可能性があります

日光浴が不要な手入れ方法|ヌメ革の汚れを防げる

日光浴させず、ヌメ革の汚れを防いで長く使うケア方法

デテログおすすめのケア方法を紹介します。

結論をいうと、適切な防水加工をしてから使う方法

日光浴は汚れを目立たなくする方法ですが、ここで紹介するやり方は汚れそのものがつきにくいようにする方法です。

防水加工には二種類あって、防水スプレーを使うか、ロウや油分が多いクリームを使うかです。

それぞれデメリットがあります。

防水スプレーを使うメリットデメリット

防水スプレーのメリット
  • 高い防水防汚性
  • 革の透湿性が保たれる(ムレない→カビにくい)
デメリット
  • スプレー跡が残る
  • エイジングがゆっくりになる
デテログ
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デテログは、長い目で見ればヌメ革に防水スプレーを使うのはアリだと考えています。もちろんリスクを承知の上でです。

くわしくは、防水スプレーはヌメ革に悪影響?使った方がいい理由をご覧ください。

防水スプレーはヌメ革に悪影響?使った方がいい理由
ヌメ革に防水スプレーを使うと起こることを解説します。結論を言ってしまうと、ヌメ革にも防水スプレーを使った方がいいです。その理由とリスク、おすすめの防水スプレーについても。

ロウや油分が多いクリームを使うメリットデメリット

クリームを使うメリット
  • 保湿を兼ねるから手間が減らせる
  • スプレー跡のリスクが無い
デメリット
  • 効果が小さく持続しない
  • 革の透湿性も下げてしまう

どちらがいいかは、ヌメ革製品の汚れを防ぐ方法2選|(黒ずみ&指紋)を読んで判断してお試しいただけたら幸いです。

ヌメ革製品の汚れを防ぐ方法2選|(黒ずみ&指紋)
ヌメ革を汚れがつきにくい革にする方法を2つ解説しています。一つは防水スプレーかジェルを使う方法。もう一つは、ロウが入ったクリームを使った方法。どちらも共通するのは、水を吸いにくい性質に変えてくれるところ。

ヌメ革を日光浴させるデメリット(リスク)

ヌメ革を日光浴させるデメリット(リスク)

日光浴のデメリットと注意点について解説します。

デメリット(リスク)
  • 革にダメージを与えるリスク
  • 焼けムラのリスク

紫外線は革にダメージを与える

これから紹介するダメージについては、2,3日窓越しの光をあてるくらいなら全く問題はないことです。

大切な革製品を、真夏の直射日光に長時間あてたり車のダッシュボードに置きっぱなしにしてダメにしたりしないよう、少しきつめにデメリットを紹介します。

革は日光を浴びることで劣化します。

紫外線で具体的にどう変わる?
  • 引っ張り強度の低下
  • 引き裂き強度の低下
  • 革表面の孔が大きくなり硬くなる
  • 色変化
  • 伸びなど機械特性の変化
  • 表面塗装の変化

参考文献 皮革ハンドブック

デテログ
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日光浴はほどほどに!

紫外線による強度劣化

具体的にどう劣化するかというと、たとえば、引っ張り強度、引き裂き強度の低下、つまり革が弱くなります。

脆くなるの!?

デテログ
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厳密に言えばですが・・・はい。

これは皮革ハンドブックの発行元が試験してわかったデータです。もちろん少し日に当てたからといって触ってわかるような変化が起こることはありません。

とはいえ、あまりにも長期間にわたって真夏の日光にさらされるようなことがあったら話は別です。

関連記事 経年劣化|某ブランドバッグのレザーハンドルがひび割れ|原因と予防策

また、新品の革では顕微鏡で見えるくらいの孔だったものが、紫外線によって目視できる孔に広がって硬化するということも皮革ハンドブックに書かれていました。

タンニン由来の色変化と染料の退色

タンニンなめし革は日光に当たることにより茶色っぽく変化していきます。これは劣化というよりも革の味として広く楽しまれているものです。

染められた革は、日焼けにより鮮やかさが失われます。
これは好みなので良い悪いの問題ではないですが、元々の色は維持されないということは理解しておく必要があります。

関連記事 ヌメ革の色変化|ベージュのヌメは何色に?緑は?グレーは?

太陽の傾きででる焼けムラに注意

陰になっているところはあまり焼けず、このままだと焼けムラが残ります。

時間帯によって意外な影が出来てしまうことがあります。

毎日同じところに影ができ続けたら、そこだけ焼けないままという悲惨な結果にも!?

できるだけ均一に日が当たるところに置きましょう。

高温に注意

車の中に置いたり、真夏の直射日光に当てたり、金属の上に置いたりするのは避けましょう。

皮革ハンドブックによると成牛革の耐熱温度(熱収縮温度)は65~67℃とありますが、なめしの種類によって変わります。

日本皮革技術協会HPによる以下の通り。

植物タンニン革は70~89℃、ホルムアルデヒド鞣し革は63~73℃、油鞣し革は50~65℃、これらの耐熱温度は湿潤状態で測定されたものであり、乾熱状態では耐熱度は高くなる。

引用元 革の一般的な性質 | 皮革の知識 | 日本皮革技術協会

意外と高温もイケる??

デテログ
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と思うかもしれませんが、これはあくまでも熱収縮の耐熱温度。

ここまで高温でなくても、革にクセが付いてしまったり、油分が抜けやすくなったり影響が出るので気をつけましょう。

なお、真夏の車のダッシュボード付近は最高で70℃に達するという説も。

車内で最も直射日光にさらされるダッシュボードは、その温度が最高で70℃以上にもなるといいます。
ですので、直射日光のあたるダッシュボードの上に物を置いておくことは非常に危険です。

引用元 いよいよ夏本番!炎天下での車内温度の変化、車内を涼しくするための対策とは?|教えて!おとなの自動車保険

ずっと干し続けていいのか?

長い期間放置するのはよくないです。理由はここまであげたデメリットの通りです。

日光浴同様に、ふだんの保管でも直射日光が当たりすぎないように気をつけてください。

クロムなめし革にも日光浴の効果はある?

日光浴の効果は汚れやすいヌメ革を日焼けさせて汚れが目立たないようにすることなので、クロムなめし革には効果はありません。

防水スプレーをかけると日焼けしなくなるって本当?

商品によりますが、基本的に防水スプレーをかけるとエイジングがゆっくりになるのは間違いないです。

別のテーマで実際に2度検証し、どちらでも確認できました。

関連記事 ヌメ革日焼け実験|オイルやクリームで日焼けは早まる?

関連記事 amazon激安防水スプレー(LOCTITE 超強力防水スプレー)とCollonilの日焼け比較

デテログ
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私は長くキレイに使って欲しいので防水スプレーを推奨していますが、エイジングを早めたいなら防水スプレーは使わない方がいいです。

エイジングを考えたお手入れの方法については☟こちらの記事をぜひご覧ください。

あめ色の美しいヌメ革エイジングを目指すお手入れ方法~
この記事では、味が出る素材として知られているタンニンなめし革(ヌメ革)のキレイなエイジングを目指すお手入れの方法をご紹介します。まず、きれい...

日焼けしやすい革としにくい革

日焼けしやすい革としにくい革

焼けやすい革とそうでない革はありますか?

デテログ
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がっつりあります!

焼けやすい革

クロムなめし革とは?タンニンなめし革&ヌメ革との違い

オイルレザーってどんな革?手入れと扱い方の注意点

焼けにくい革
  • 色止め加工された革
  • クロムが含まれたコンビなめし革
  • 顔料塗装された革

デテログ
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焼けにくいタイプの革はそもそもヌメ革ほど汚れやすくないので日光浴不要です。

革の日焼けを防ぐ方法

まず最初に、完全に防ぐのは不可能と考えた方がいいです。ヌメ革は、日光はもちろん、蛍光灯でも少しずつ焼けていきます。

その前提で、できる限り日焼けを防ぐなら次の方法をご検討ください。

ヌメ革の日焼けを防ぐ方法
  • 防水スプレーをかける
  • 防水効果のあるクリームを塗る
  • できるだけ日の当たらないところに保管する

防水スプレーを使うなら、フッ素系の防水スプレーを使いましょう。

ヌメ革に防水スプレーを使った方がいいかどうかについて、私の考えを防水スプレーはヌメ革に悪影響?使った方がいい理由に掲載しています。

フッ素系の防水効果を持つクリームも日焼け防止に効果があります(参考 ヌメ革日焼け実験|オイルやクリームで日焼けは早まる?)。
商品名でいうと、コロニルのシュプリームクリームデラックスは日焼けを穏やかにしつつ乾燥を防ぐ効果があります。

この商品の詳細や使い方については、1909シュプリームクリームデラックスの万能感をレビュー&使い方をご覧ください。

これらの方法で日焼けを完全に防ぐことはできません。直射日光は避けて保管するとか、通気性を保ちつつ布で覆って保管するなど、日ごろから気をつけてお使いになるといいでしょう。

革の日焼けはヌメ革の楽しみの一つとしてとらえることもできます。革の成長を楽しみながらお使いになるのも一つの解決策になるかもしれません。

革の日光浴についてのまとめ

ヌメ革の日光浴の目的と手順とデメリット、そしてデテログがおすすめする汚れ防止の手入れ方法について解説しました。

もう一度結論のおさらいです。

革を日光浴すると得られる効果は色が濃くなって汚れが目立たなくなることです。
行わなくても問題はないですし、エイジングを早める目的で行ってもいいですし、好みで選んでいただければと。

それよりも、長くキレイに使えるお手入れを心がけると、汚れに気持ちが萎えることなくいつまでも愛用していただけるんじゃないかなと考えています。

まとめます。

日光浴の目的

日焼けさせて汚れが目立たなくすること

日光浴の手順
  1. ブラッシング
  2. クリームを塗る
  3. 乾拭き
  4. 風通しがよくて高温にならないところに置く
日光浴のデメリット

紫外線による革の劣化リスク

デテログおすすめの汚れ防止ケア

防水加工をして汚れがしみ込まないようにする

ヌメ革をかっこ良くエイジングさせるためには、きちんとしたお手入をすることが近道です。

デテログ
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日光浴にはどんな意味があるのか?リスクは?など、この記事で書いたことを参考にしながら実行していただけたらうれしいです。

それと最後に、

デテログ
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革製品の作り手は、手入れ方法や使い方まで含めてデザインしている場合があります。

なので、デザイナーが日光浴させましょうというのなら、その製品については日光浴させるのが正解です。

この記事は以上です。長文お付き合いいただきありがとうございました。

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