デテログのミコガイです。
この記事は、刃物を砥ぐ時の指や爪の汚れに困っている方に向けて書いています。
先日のツイート。
刃物を砥ぐと、鉄の粉が皮膚と爪の間に入り込み、黒く残ってしまうのです。
皆さん同じように思っていたようで、思いのほか反響があり、いろいろなご意見をいただくことができました。
その他にも多くのツイートが集まりました。
まとめたのが以下のツイート。
試してみた結果や効果についてまとめます。
刃物を砥いだ時の爪の汚れ対策についてまとめてみた
効果がある方法はこれ。
- 手袋をして砥ぐ
- 良質な爪ブラシでしっかり水洗い
- ひっつき虫でぺたぺた
1⃣手袋をして砥ぐ
まず思いつくのは手を汚さないように覆うということでしょうか。
でも、一つ大きな心配事が。
ということでやってみました。
最初は角度の感覚がつかめず、動画の通りさぐりさぐり砥ぎ始めましたが、結果、普通に切れるくらいには砥げるようになりました。
手袋をして砥ぐデメリット
- 砥ぎの感覚は完全にはつかめない
- 爪で切れ味を確認することができない
- カエリの確認ができない
なので完璧を求めるなら手袋をして砥ぐのは難しいです。
とはいえ、私の場合は手袋をして砥いでも、パフォーマンスにさほど大きな違いは出ないと感じました。
使った手袋
使った手袋はこちら。
薄くて使いやすいです。
分厚い手袋だと感覚がつかみにくいので、これくらい薄い手袋が望ましいと思います。
使い捨て手袋のコストは?
こちらの手袋は100枚入り。値段の変動はありますが、大体一回あたりのコストは9円~11円くらいでしょうか?
趣味の方なら気にならないと思いますが、仕事で一日に何回も砥ぐ方ですと気になる人もいるかもしれません。
繰り返し使うことはできる?
使い捨てとありますが、包丁を何本か砥ぐくらいの使い方だったら、それだけで捨ててしまうのはもったいないかもしれません。
繰り返し使っても良いと思いますが、穴が開いていたら元も子もないので注意しましょう。
2⃣良質な爪ブラシでしっかり水洗いして汚れを落とす
手袋を付けるとうまく砥げないという場合、素手で砥いで手洗いを念入りにするしか対策はありません。
洗い方
せっけんを付け、爪ブラシを使って爪と皮膚の間まで丁寧に洗いましょう。
歯ブラシも、毛が細いので爪と皮膚の間まで洗いやすいと思います。
毛の太さや硬さで使い心地が変わってくると思うので、いろいろ試して自分に合った物を選ぶと良いです。
私は以前100均で買った爪ブラシを使っていたのですが、使いにくく、結局使わなくなってしまい、爪ブラシは使えない物と決めつけていました。
これを買った当初、母は「100均で買った奴があるのに」と言ってたんだけど、いつの間にかかなや刷子さんのを愛用するようになってた。
— MASATO (@masatoff) December 10, 2019
似たような形でも、やっぱり値段相応に良さの違いが出る。
安い物も良い物も知った上で判断すべきですね。
TRUSCOのネイルハンドブラシはなかなか良い
私が購入したのはこちら。
天然毛のブラシと最後まで迷いましたが、安定の工業メーカーTRUSCOの誘惑が勝りました。天然毛のブラシは、せっかくなので浅草に足を運んだ時にでも実物を見ながら選ぼうと思います。
こっち面は手全体を洗える。
こちら面は指先と爪の間用に。
砥いだばかりの指先です。サッと水洗いしました。
この後ネイルハンドブラシを使うと・・・
こうなります。
結果、砥ぐ前と同じとは言えませんが、かなり満足が行くレベルまで落とすことができました。
3⃣ひっつき虫を使う
ねりけしのような物体です。
爪と皮膚の間など、汚れているところにペタペタして使います。爪の中まできれいにすることはできませんが、皮膚や爪を傷めることがなく安心です。
私は元々これを持っていたのですが、では一体何に使っていたかというと、物撮り(ブツ撮り)です。
☟このように使う物です☟
振り子時計のネジです。
窓際で自然光で適当に撮っただけですが、立ち上がらせることで影が出来て立体的に撮れています。
後ろに回るとこうなっています。
革製品の撮影にもアイディア次第で使えます。
ひっつき虫で爪はきれいになるのか?
見苦しくて申し訳ございませんが、砥いだあとの鉄が爪の間に入り込むとこうなります。
砥いですぐではなく、翌日か翌々日くらいなのですが、黒く残ってしまっていますね。
これかなり萎えるんですよ。。。
ひっつき虫を使ってみます。
汚れたところにチョンチョンと押し付けていきます。
テープ跡を取る感じわかりますか?そういうイメージです。
きれいになります!
爪の間に入り込んだところは残念ながら取れませんが、いくらかマシになりましたね。
このあと爪ブラシをしてあげればかなりきれいになりそう。
まとめ
分厚い手袋だと感覚をつかみにくいので、今回紹介した TRUSCO使い捨て極薄手袋のような薄いタイプを使いましょう。
手袋をして砥ぐのは苦手という方や、手袋じゃ完璧に砥げないから嫌という方は、やはり素手で砥ぐ必要が有ると思います。
その場合は、丁寧にブラシで洗い、仕上げにひっつき虫を使いましょう。
刃物を砥ぐとかなり手荒れします。ワセリンを塗るだけでも保湿に効果がありますので、お手入れすることをおすすめします。
革も皮も保湿が大切ということですね。それではまた。
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